2010年09月21日
画像は無いのですが、今日の現場(小千谷)からの帰り道、長岡市某所の道端に「この先にセブンイレブンがありますよ」と言った意味合いの看板が設置されてました。こういった看板は他でもチラホラ見掛けるので、本来なら珍しくもないのですが、なんとその看板には『711m先』と書いてあるじゃないですか(笑)。
…どうやら、セブンイレブンと言うだけで、わざわざ店の711m手前に看板を設置しちゃったんですねぇ…。どうせ設置するなら、少しくらい洒落が効いてる方が良いって事ですかね(笑)!?

Posted at 2010/09/21 20:58:08 | |
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2010年04月12日
たまには真面目にモノを考えてみようかと(笑)。
昨日付けの新潟日報、一面のトップに「新交通導入 高まる機運」という見出しが出ていました。2007年4月に本州日本海側初となる政令指定都市に移行した新潟市ですが、近年は市街中心部(主に新潟島と呼ばれる地域)のドーナツ化現象に伴い、かつての賑わい喪失を招いているというのが現状です。特に商店街等商業施設を中心とする古町の衰退は近年著しいものがあります。今年に入ってからも老舗書店の閉店、6月には地方デパートの撤退など、もはや街の衰退に歯止めが掛からない状態になっています。
この新潟島を中心とする市街中心部の衰退を招いた一因として、新潟市の公共交通機関の乏しさとその利用率の低さ、自家用車への過度な依存などが挙げられます。JR新潟駅周辺及び万代地区には、新潟市郊外や首都圏、地方都市へ向けて鉄道やバスなどの交通機関が存在しますが、新潟駅及び万代地区から古町などがある新潟島へ向かう公共交通機関は、もっぱら新潟交通の路線バスのみです。外へ向かう交通網は整備されているが、市内中心部を結ぶ、または循環する交通システムの整備、検討が今日までまったくと言っていい程されてこなかった事が、現在の新潟市に「大きなツケ」として圧し掛かっています。
新潟駅及び万代地区と古町をはじめとする新潟島地域を直接的に結ぶのが、万代橋をはじめとする信濃川下流に掛かる数本の橋です。両地区を行き来するには、基本的にこれらの橋を利用するしかないのですが、今回の新潟日報の記事ではこれらの橋にLRT(次世代型路面電車)やBRT(専用レーン走行バス)、小型モノレール等の導入を検討している動きがあると書かれています。特に万代橋は新潟駅と古町をほぼ直線で結ぶ橋ですから、その存在は重要視さてれます。
2004年7月に国の重要文化財に指定された万代橋の現橋梁は3代目にあたり、1929年に竣工しました。鉄筋コンクリート製の美しい6連アーチ橋は、まさに「新潟市のシンボル」と言えます。そしてこの万代橋は建設当初からかつての私鉄、新潟交通電車線を県庁前(現在の市役所前)から新潟駅前まで延伸する為に、路面電車用軌道を通す併用橋として作られました。その後、費用の面から実現が難しくなった新潟交通は、1958年10月に県庁前-新潟駅前間の特許を失効し、結局今日に至るまで万代橋に軌道敷が敷かれる事はありませんでした。そして新潟交通電車線も1999年4月に全線廃止され、現在は新潟島を走る軌道線は存在しません。この電車線廃止に関しては、約55億円という累積赤字を抱える新潟交通自体が、存続の意思を持っていなかった事を当時の新潟県に指摘され、沿線自治体が組織した「新潟交通電車線存続対策協議会」の支援申入れを却下された事などが大きな決め手となっていますね。
全く個人的な意見ですが、今になって思えば県庁前-新潟駅前間の延伸計画なども新潟交通のみならず、新潟市、あるいは新潟県で「都市計画」としてもっと真剣に実現に向けて考える問題だったのではないかと思います。新潟には既存の軌道敷を利用して、街を発展させられるチャンスがあったハズです。軌道敷を敷いたからと言って必ずしも街が発展、または再興するとは言えませんが、路面電車が走っている新潟市以外の地方都市を見ていると、少なからずそのチャンスというか可能性がある様に思えます。いずれにせよ新潟市はこの先、既存のJRの鉄道線と新潟交通の路線バスだけでは立ち行かなくなるでしょうね…。既存のそれらと街とを結ぶ新交通システムの導入は、これからの必須課題と言えます。そう思うのと同時に、僕としては新潟交通電車線存続という形で新潟市の街づくりは出来なかったものか?と残念な気持ちにもなるのです。
Posted at 2010/04/12 18:00:11 | |
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