
今日は久々に「ウルトラセブン」のDVDを観ました!今日観たのは「ウルトラセブン」第26話「超兵器R1号」です。この「超兵器R1号」は、シリーズ中でも傑作と名高い作品の一つです。
物語の内容としては、地球防衛軍が開発した地球防衛の為の兵器、R1号が実験の為ギエロン星に向けて発射された。これで地球の平和は守られる。地球を侵略しようとする者たちに超兵器の存在を知らしめ、ボタンに手を掛けて待っていれはいいと語るウルトラ警備隊の隊員たち。しかしモロボシ・ダン(=ウルトラセブン)だけは悲しげな表情。「強力な破壊兵器は更なる破壊兵器を産む。」とフルハシに食って掛かるダン。「そしたらそれよりもっと強力な破壊兵器を作ればいいじゃないか!」とフルハシも言う。そして、ギエロン星はR1号によって破壊され、実験は成功かに見えたが、ギエロン星から巨大生物が現れ地球目掛けて飛んで行くのであった。事前調査では生物のいない星とされていたギエロン星に、生物がいたのだ。その生物はR1号の放射能の影響により、巨大なギエロン星獣へと変化し地球を目指すのであった‥。
まぁこんなお話なんですが、この「ウルトラセブン」が本放送されていた当時は、ちょうど東西冷戦が激しさを増していた時代であり、米ソの核兵器保有による抑止力で保たれた「見せかけの平和」が成り立っていました。劇中にダンが俯きながらフルハシに言う「それは、血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ。」と言うセリフがこの作品に込められてるメッセージの全てをものがたります。あぁ、なんて濃い作品なんだ!これが30分のドラマで纏まっているのがスゴイ!製作者たちの魂を感じますね。皆さん、もし機会があったら是非ご覧になってみて下さい!
Posted at 2009/01/02 23:23:00 | |
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