2012年09月12日
先日、偶然観たTVの報道番組。名前はど忘れしましたが、よくTVで見掛けるコメンテーターの方がこんな様な事を言っていました。
「今までの歴史を見ても、宗教が原因で争いが起きた事は沢山あるが、宗教が争いをなくした事は一度もない。」
宗教というのは、人類が生きていく為の一種の知恵であり、文化だと思うのですが、それ故に争いはなくなりませんよね。ある種、他を認めない『排他的』な考え方がどの宗教に於いても『正義』として捉えられている以上、この宗教という知恵は人類を救えないと思います。
人間が人間である以上、『争いのない世界』というのはむしろ、現実的でないと思いますが、やはり理想のひとつでもあると思います。単に自分たちの信仰するもの(正義)を貫くという理由で人を殺すというならば、そこには既に神の存在も神の教えもなく、ただそこに復讐を生み出し、復讐は復讐の為の復讐を生み出すに過ぎないですよね。
21世紀。果たして我々人類は自らの歴史をどこに導いていくのでしょうか。

Posted at 2012/09/12 21:53:29 | |
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