
加茂市の冬鳥越スキーガーデン(旧冬鳥越スキー場)に静態保存されている、新潟県内最古の木造電車、蒲原鉄道モハ1です。自宅で数年前に撮影したモハ1の画像を見ていたら、出来映えにイマイチ納得がいかず、昨日の夕方に急遽撮り直した次第です(笑)。
このモハ1は、蒲原鉄道が開業した大正12年に蒲田車輌でデ2として新造されたもので、昭和27年に現在のモハ1に改番されました。昭和29年に車籍をモハ51に譲って廃車になりましたが、車体は平成11年の全廃時まで村松駅構内に置かれ、長年職員の詰所として使われました。(下写真参照)
その後、平成14年に加茂市がモハ1を引取り復元した後、現在静態保存されている冬鳥越スキーガーデンに運ばれました。この冬鳥越スキーガーデンの前にはかつてスキー客の便宜の為に開業された冬鳥越駅も存在しました。現在、冬鳥越にはモハ1の他にモハ61、ED1が一緒に静態保存されており、いずれも加茂市の指定文化財となっています。いやはや…大正期の木造電車が現存する事自体貴重ですが、詰所になっていたものをここまで復元してしまうとは…。素晴らしいの一言に尽きますね!

Posted at 2013/07/15 15:33:52 | |
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