
アシェットの隔週刊「国産名車コレクション」、ホンダ S800です。このS800は何故か色違いで2度リリースされています。
ホンダのSシリーズ第3弾、エスハチことS800は、昭和41年(1966年)1月〜昭和45年(1970年)5月まで生産、販売されました。S500やS600はそれぞれ1年程度の生産、販売期間だったのに対し、S800は4年間も販売されたんですね〜。
エンジンはAS800E型、水冷直列4気筒DOHC 791ccが搭載され、駆動方式はチェーン駆動によるFR方式が踏襲されています。ボディタイプもS600同様にオープンモデルとクーペモデルが設定されました。今回のミニカーはどちらもオープンモデルとなります。S500とS600は基本的に同じデザインでしたが、S800になるとだいぶ外観上の特徴に違いがありますよね。特にフロントグリルの形状やボンネット右側のパワーバルジ(ダミーですが)などはS800の大きな特徴といえます。
昭和43年(1968年)5月にはマイナーチェンジが施されたS800Mが登場し、この時クーペモデルが廃止されました。
F1に参戦しながら、国内ではF1マシン譲りの高回転エンジンのオープンカーで四輪市場に殴り込み。ホンダの創業者が本田宗一郎氏でなければ全く違う歴史を歩んだのでしょうね〜。オープンカーで四輪市場参戦って思想そのものが日本的じゃないというか、どちらかと言えば欧州のメーカーの感覚に近いのかもしれませんね。
Posted at 2016/09/16 13:15:02 | |
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