
スバルR1のカタログです。R2もそうですが、トールワゴンやハイトールワゴンが完全に主流となってしまった現在の軽自動車市場によくぞこういったクルマを出してくれた!と、発売当初から思っていたクルマです。
R1は平成16年(2004年)に発表され、翌年の平成17年に販売が開始されました。このカタログは発売してすぐに新潟スバル本社へ展示してある実車を冷やかしで見物しにいった時に入手したものです。前年の平成15年にはR2が発売開始されていますが、5ドアハッチバック(セダン)のR2に対して、このR1は3ドアハッチバック(クーペ)というスタイルで登場しました。デザインコンセプトの基本はR2と同じですが、内外装共にR2よりも上質なものとなっていまして、下のカタログ写真にもあるように内装色は赤と黒のツートンで格好良いですよね~。また、1名乗車の頻度が高い事を想定してか運転席でのレバー操作でリアシートや助手席を倒す事が可能らしく、シートアレンジが容易に行える様に工夫されているようです。
このカタログは前述のとおりR1が発売されてすぐに貰ったものです。R1は発売当初、「R」という単一グレードのみで販売されていました。「R」グレードはR2の中間グレード「R」と同様に、エンジンはEN07型自然吸気水冷直列4気筒DOHC(横置き)にAVCSと呼ばれる連続可変バルブ機構を組合わせたものとなっています。変速機はi-CVTのみの設定となっており、MTは平成22年(2010年)の受注終了までとうとう設定されませんでした。その後、平成17年7月には廉価グレードの「i」が追加されます。「i」グレードのエンジンは、これまたR2の廉価グレード「i」と同じく自然吸気の直4SOHCエンジンが搭載されていました。この「i」グレードの内装色は「R」グレードの赤/黒のツートンとは異なるシルバー/黒のツートンとなっています。更に同年11月には既存のラインナップのマイナーチェンジが施され、直4DOHCエンジンにインタークーラー付きスーパーチャージャーを組合わせた上級グレード「S」が追加され、グレードのラインナップがR2と同じ様になりました。
さて…今一度カタログを見てみますと、発売当初は単一グレードの設定であった事もあり、カタログ全体がスペシャリティな感じでデザインされていますね。写真の占める割合が非常に多く、R2のカタログと比較しても文字が少ない事がよく分かります。また、ページを開いた時に更に外側へページが開ける様に作りこんであるなど、スバルの武骨(笑)なイメージとは違ったお洒落なカタログですね。
このクルマ、MTの設定があったらなぁ…と思った(または未だに思っている)人がそれなりにいそうですよね~。
Posted at 2017/01/07 13:03:26 | |
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