
バンダイのガシャポン『アルティメットルミナス ウルトラマン14』、ウルトラマン(Aタイプ)スペシウム光線Ver.です。
今回のアルティメットルミナス第14弾では、ウルトラマンのAタイプが初めてラインナップされた訳ですが、先に当ブログで取り上げた【ファイティングポーズVer.】と共に、この【スペシウム光線Ver.】も同時にラインナップされています。
ウルトラマンと言えばこのスペシウム光線のポーズであり、ウルトラマンのこのポーズを見たことがない日本人は少ないかと思うほど『お馴染みのポーズ』ですよね。
怪獣や宇宙人との戦いの終盤、スペシウム光線を発射する際には殆どの場合胸のカラータイマーが赤く点滅している事から、今回のフィギュアもカラータイマーは赤色に点灯する仕様になっているところなんか、【ファイティングポーズVer.】との差別化が図られていて面白いですね。
【ファイティングポーズVer.】同様、この【スペシウム光線Ver.】も会心の出来栄えといいますか、眺めているだけでニマニマしてしまう仕上がりです。スーツアクター、古谷敏氏独特の指や手の甲の反り方までよく再現されていますね。
ウルトラマン自身のデザインの素晴らしさと同じくらい、この【両手を十字にクロスして光線を発射させる】ポーズの発想って凄いなぁ…と思いますね。
かつてデジタルウルトラプロジェクトから発売された『ウルトラの揺り籠~実録 ウルトラQ、ウルトラマン誕生秘話』というDVDの特典映像で、円谷プロの怪獣倉庫内で収録された座談会(参加者 : 桜井浩子氏、庵野秀明氏、樋口真嗣氏、原口智生氏、小中和哉氏)でも、「両手をクロスして光線が出るという発想が凄い」、「エポックだ」という内容の会話が参加者の面々から出てくるのですが、日本を代表する映像クリエイターたちも、この両手をクロスして発射される光線の影響を受けているのだな、と思うとあらためて【ウルトラマン】という存在は偉大なんだなぁと感じましたね。
ポーズとしては一見誰もが考えられる様な単純なものなんですが、この単純というのが重要なんだと思うんですよね。複雑でなく単純なものほど美しく、機能性に優れるというのは、自動車などの工業製品の歴史を見ても分かりますが、『往年の名車』と謳われるクルマのデザインって、実にシンプルでスマートなものが多いですし、ヒーローが繰り出す【必殺技】や【変身ポーズ】なんかも単純かつスマートな方が美しいだけでなく、誰でも簡単に真似ができるというところも素晴らしいのだと思います。
玩具会社(まぁ…これもバンダイなんですが)の意向が強すぎる昨今ではウルトラマンそのものの姿が大きく変わってきており、この初代ウルトラマンの様なシンプルで美しいデザインとは大きくかけ離れてしまっている事は否めないというのが、長年作品を観ている者としては非常に残念ですね。
【ウルトラマン】というキャラクターが50年以上、しかも日本国内に限らず世界規模で愛されている大きな要因は、初代ウルトラマンのこの美しく普遍的な姿にあるのではないのかなと思いますね。

ルミナスユニット OFF【照明ON】

ルミナスユニット ON【照明OFF】

ルミナスユニット OFF【照明ON】

ルミナスユニット ON【照明OFF】

ルミナスユニット OFF【照明ON】

ルミナスユニット ON【照明OFF】

ルミナスユニット OFF【照明ON】

ルミナスユニット ON【照明OFF】

スマホアプリ【ヒーロータイム ウルトラマン】使用
Posted at 2020/08/09 12:35:53 | |
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