
2代目スズキセルボ(E-SS40C型)のカタログです。僕の中では歴代セルボの中で一番実車を見る機会が少ないモデルですね。
2代目セルボは昭和57年(1982年)6月に登場し、昭和63年(1988年)1月まで販売されたモデルで、初代セルボ同様に2ドアにグラスハッチを備えたファストバッククーペとして登場しました。一方で、初代アルト後期型(H-SS40V型)がベースとなっている事から、駆動方式はRRからFFに変更となり、エンジンも2ストロークの【T5A型】から4ストロークの【F5A型】に変更されるなど、各所が一新されました。
発売の翌年(昭和58年)10月にはターボモデルの「CT-G」が追加され、さらに軽自動車としては初となるドアミラーも採用されました。また、同年3月にはこの2代目セルボをベースとした派生車種、マイティボーイ(M-SS40T型)がピックアップトラックというスタイルで発売されます。
カタログ写真をあらためて見ますと、初代モデルと比べて直線的なデザインの2代目モデル。確かにこのデザインならばドアミラーの方がしっくりくる気がしますねェ。おそらくはそれほど車体の寸法なんて変わらないのだろうと思いますが、初代モデルより大きく見えてしまうのは気のせいでしょうかね。
今の時代、純粋にクルマのスタイルやコンセプトに惹かれて、「このクルマ運転してみたい!」と思える様な趣味性の高いクルマって、なかなか手の届きにくい値段のものばかりだったりで、若い世代の人たちがそうしたクルマに出会える機会が極めて少ない…というの現実が寂しい限りですな。

Posted at 2022/08/28 12:08:38 | |
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