
以前買い漁ったクルマのカタログを引っ張り出したら、やはり昔のクルマの方が魅力的だという事があらためて分かってしまいます。スズキのCB,CD72S型フロンテのカタログです。これをいくらで購入したかは忘れましたが、カタログの状態はかなり綺麗です。
このCB,CD72S型のフロンテは、6代目にあたり角目の前期型CB,CD71S型のマイナーチェンジ版となる6代目フロンテ後期型となります。また、このCB,CD72S型フロンテの兄弟車となるのが、CA72V型の2代目アルト(後期型)と、CG,CH72V型の3代目セルボにあたります。
初代アルト(SS40型)から始まる軽自動車のボンネットバンブームの真っ只中、フロンテが乗用5ナンバー車、アルトが商用4ナンバー車といった住み分けが明確な時代でした。商用のアルトが3ドアハッチバックであるのに対し、フロンテは5ドアハッチバックである点も両車の大きな違いのひとつですね。エンジンはフロンテ、アルト共に水冷3気筒12バルブのF5A型。(内径62.0mm×行程60.0mm)上級グレードはツインカムの設定となっていました。内装もアルトと共通となっており、L字型のハンドルスポークが80年代を物語っていますね。(ちなみにセルボは3本スポークのハンドルです)
燃料供給装置は、ツインカムを搭載するFRグレードのみEPI(インジェクション)仕様となり、それ以外のグレードはキャブレター仕様となります。FEグレードのみ電子制御式シングルバレルキャブレターが採用されており、それ以外のグレードには2バレルキャブレターが採用され、低速域と高速域をそれぞれカバーしています。(セルボにも2バレルキャブが採用されています。)
面白いのが、フロンテの派生車種フロンテクーペのカタログの表紙に「ふたりだけのクーペ」ってキャッチコピーがあるハズなんですけど、このC#72S型フロンテのカタログ表紙には「ふたりのミニセダン」って書かれています。セダンなのに「ふたり」なんスね(笑)。
Posted at 2014/12/28 16:58:54 | |
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