
いやぁ…残暑厳しい日がまだまだ続きますねぇ。新潟ではあちこちで稲刈りが始まっておりますが、涼しく過ごし易い日を迎えるにはもう少し掛かりそうです。
こう見えて(どう見えて?)、歴史が好きなスズキセル坊なんですが(笑)、特に幕末から近現代にかけての歴史に大変興味があります。さらには自分の地元である新潟の歴史にも興味があったりします。学校の勉強はすこぶる苦手でしたが、何故か歴史だけは何と言うか…昔話を聞いている感じがしていつも授業が楽しみだったのを憶えています。まぁ…何と言いましょうか歴史好きな体質だったのか、趣味の分野においても、それぞれのルーツを掘り下げて辿っていってしまうクセがありますねぇ。自動車の歴史、鉄道の歴史、飛行機の歴史などなど、何でも気になって調べてしまうんですね。まぁ…今はWikipediaみたいな便利なものもありますので、気になった事を割とすぐに調べる事ができて便利ですよねー。しかしながら、自分の地元地域の細かい歴史となると、これはやはりネットで調べきれない部分が多くなってきます。
先々月、市報に新潟市歴史文化課主催の歴史講座開催、受講者募集の記事をたまたま見つけ、今回初めて受講してみる事にしました。講座のテーマは「古資料が語る新潟の歴史」というもので、9月と10月にそれぞれ2回ずつ全4回が開かれます。今日はその初回でした。受講の定員は250名との事ですが、会場のホールは満席状態でしたので、今回の講座の人気具合が伺えます。ざっと見た感じでも、受講者の8割強ほどが60代以上の年配の方々が占めている感じでした。
講座は2部構成になっていまして、前半は新潟市の小学校の歴史について学びました。江戸時代の寺子屋から明治以降に新潟市に小学校が創立され、現在の形になっていくまでの様々な過程を時間軸に沿って、時折クイズを交えながら分かり易く教えて頂きました。
休憩を挟んだ後は、当時の資料をもとに新潟市内での戊辰戦争の記録を見ていくという内容のものでした。当時の資料として、庄屋の日記に記されている戊辰戦争当時の新潟町(現在の新潟市中央区中心部)の街の様子などが紹介され、地元地域の戊辰戦争時の実際の様子を知ることができました。戦争の歴史というのは、勝者は勝者、敗者は敗者それぞれが都合よく、もしくは恨みつらみのままに語り継がれていってしまう傾向が強いですが、この様な町人の日記からはそういった偏りなく当時の様子をうかがい知る事ができるのは大変良いですよね。今日の講義を聞いていると、会津藩士の新潟町民に対する略奪や暴行、官軍による村の焼き討ちや様々な横暴などがちゃんと記録されており、当時の新潟町の治安がだいぶ乱れていた事が容易に理解できました。
いやぁ…それにしても隣に座ったババァが途中で居眠りしやがって、そのイビキがうるさいのには参りましたよねー。
Posted at 2016/09/03 22:16:27 | |
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お勉強