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スズキセル坊のブログ一覧

2016年12月14日 イイね!

第二次世界大戦 傑作機コレクションvol.23 九州 震電

第二次世界大戦 傑作機コレクションvol.23 九州 震電 12月13日発売のデアゴスティーニの隔週刊「第二次世界大戦 傑作機コレクション」vol.23、日本海軍局地戦闘機 九州 震電です。前回のvol.22の九七艦攻に引き続き、今回も日本海軍の航空機の登場ですね!今回は終戦間際に完成した試作機、九州飛行機の局地戦闘機 震電です。
 この震電を語るうえで外すことのできないのが、なんと言ってもこのジェット機の様な前翼型(エンテ型、先尾翼型とも言います)と呼ばれる機体形状ですね。
 この世界的にも例の少ない前翼型の航空機の開発は日本海軍の海軍航空技術廠(以下、空技廠)の鶴野正敬技術大尉の発案によって始まります。海軍の技術将校でありながら、自らも数々の航空機のテストパイロットを務め、航空機の操縦経験も豊富な鶴野大尉は、空技廠に着任後の昭和17年(1942年)の初め頃よりこれまでに例のない着想によって前翼型機の基礎設計案をまとめ、模型による風洞実験などで空力特性の優秀性を訴えた結果、同年12月には検証実験の為の試作機体の設計製作が決まります。翌年の昭和18年(1943年)3月、風洞実験などの実験データを元に実験試作機の設計が始まり、MXY6と呼ばれる木製モノコックのモーターグライダーが完成します。同年11月に初号機が完成し、さらに翌年の昭和19年1月から試験飛行が行われました。試験飛行により空中での一定高度の維持が確認され、操縦性にもこれといった問題が認められなかった事で、実用化に向けて十八試局地戦闘機(J7W1)として開発が進んでいくこととなりました。
 しかしながら、空技廠やその他の航空機メーカー(三菱、中島、愛知、川西など)が他の航空機(試作機を含む)の生産や開発に手一杯の状況であった為,、十八試戦の開発と製造は小規模メーカーの九州飛行機が手掛ける事となりました。この時、鶴野大尉も空技廠から九州飛行機に出向する形で試作機の設計、開発に関わっていきます。海軍より十八試戦の発注が正式に出されたのは昭和19年5月となります。同年11月には設計が完了し、試作1号機の実機製作に移っていきますが、搭載されるエンジンである三菱製「ハ43-42型」空冷星型複列18気筒(2130hp)と住友金属製のVDM油圧式恒速6ブレードプロペラが工場に届くのが昭和20年4月頃となり、結局試作1号機の完成は同年6月となりました。そして、同年8月3日に試製震電とも言える試作1号機のJ7W1はようやく初飛行を行いました。初飛行に引き続き8月6日、9日にも試験飛行が実施され、次回の試験飛行の日程を8月17日に控えていたところで8月15日の終戦を迎える事になり、結果として8月3日~9日までの計3回の試験飛行のみで震電はその役目を終える事となりました。
 結局、実機として完成していたのは1機のみであり、3回の試験飛行ではエンジン出力も押さえられた状態での低空飛行のみだった事もあり、前翼型戦闘機としての上昇性能、高高度飛行性能、空戦性能、航続性能など、その実力は全く証明される事はありませんでした。終戦後、試作機は何者かによって破壊されてしまいますが(一説では敗戦に憤慨した工員が破壊したと言われています)、同年9月に進駐してきた米軍の指示によって破壊された機体は外観のみ復元されました。現存する震電の写真はこの復元時に撮影されたものとなります。その後、10月には分解、梱包された状態でアメリカ本国に運ばれていきました。アメリカに輸送後、震電はテストされる事はなかったようで、その機体は現在も分解された状態でスミソニアン博物館で保管されています。
 震電は試作されたプロペラ機ですら3回の試験飛行のみで終戦を迎えていますが、量産図面の製図なども試作機の開発と併行して進められており、機体後方に搭載されるエンジンをレシプロエンジンから「ネ-130型」と呼ばれるジェットエンジンに換装した震電改(J7W2)といった構想も存在していたようです。また、震電に搭載される武装は30mm機関砲×4門といった強力なものであったり、防弾対策などがこれまでの日本の戦闘機などと比較するとかなり考慮されている様で、この辺りが自重3525kgといった重量的な欠点を生む要因となっているのかもしれません。
 ただ、試作機の発注、エンジンやプロペラなどの完成時期の問題こそあったものの、震電の前年より三菱が開発を行っていた十七試艦戦こと「烈風」は搭載するエンジンの安定性に悩まされて試作機の完成が遅々として進まなかった事を考えると、震電の開発は比較的順調に進んでいた事が分かりますよね。開発が開始された時期が時期なら雷電などに代わる海軍の主力局地戦闘機として戦果を挙げていたのかもしれませんねぇ。










Posted at 2016/12/14 23:54:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他乗り物 | 趣味
2016年12月09日 イイね!

第二次世界大戦傑作機コレクションvol.22 中島 九七式艦上攻撃機(B5N)

第二次世界大戦傑作機コレクションvol.22 中島 九七式艦上攻撃機(B5N) 11月29日発売のデアゴスティーニの隔週刊「第二次世界大戦傑作機コレクション」vol.22、中島 九七式艦上攻撃機(B5N)です。今回は大東亜戦争の初期から中期に掛けて日本海軍航空隊の主力攻撃機として活躍した中島飛行機製、九七式艦上攻撃機(B5N)(以下、九七艦攻)です。これで、同シリーズでは零戦二一型、九九艦爆、九七艦攻の3機が全てリリースされた事になり、まさにガンダム、ガンキャノン、ガンタンクが揃った感じですね(笑)。
 さて、急降下爆撃で敵艦船や陸上基地などに爆弾を投下する爆撃機に対して、攻撃機は主に魚雷を水平投下して艦船等に損害を与える事が役割となる航空機ですが、雷撃機とも呼ばれる事もあり、雷撃の「雷」とはまさに魚雷の事を言うわけです。こうした爆撃機や攻撃機ですが、陸上基地での運用とは異なり、空母上での運用…すなわち艦爆や艦攻として運用するとなった場合、様々な制約が出てくる為にその開発はなかなか大変なものであったようです。爆弾や魚雷を搭載する事で機体が大型化してしまう訳ですが、空母上で運用できる機体のサイズでなければならない事や、爆弾や魚雷等を搭載した状態で発着艦が可能でなければならない事など、戦闘機や偵察機にはない課題が多く存在するようです。
 今回の中島製九七艦攻の始まりは、昭和10年に中島飛行機と三菱重工業に対して海軍より全金属製単葉の新型艦攻、十試艦上攻撃機の開発が命じられた事によります。実は九七式艦上攻撃機という飛行機は、今回の中島製のものだけではなく、三菱製のものも存在し2社共に制式採用された珍しい飛行機です。海軍から十試艦攻の開発を指示された2社はそれぞれ、中島が引込脚を採用したもの、三菱は固定脚を採用したものを開発し、試験では両機の性能に大差が見られず、中島製を九七式艦上攻撃機一一型(九七式一号艦攻(B5N1)、三菱製を九七式二号艦上攻撃機(B5M)として昭和12年(皇紀2597年)に制式採用しました。現在では九七式艦上攻撃機というと、この中島製を示す事が一般的となっていますが、実は全く違う設計の2つの機種が同じ形式の航空機として同時に運用されていたというのは、実に面白いですよね。さらに、昭和14年には中島製の一号艦攻に搭載されていた中島製「光」三型、空冷星型9気筒エンジン(710hp)から中島製「栄」一一型、空冷星型複列14気筒エンジン(970hp)に換装された事で、九七式艦上攻撃機一二型(九七式三号艦攻(B5N2)が登場することとなります。今回モデル化されたものも、この最多量産型の九七式三号艦攻(B5N2)となります。九七艦攻は真珠湾攻撃に始まる日本海軍機動部隊のまさに「攻撃の要」であり、緒戦の大戦果の大半がこの九七艦攻によるものと言っても過言ではなく、零戦の存在の影に隠れてしまっている傑作機なんだと言えるのでしょうね。九九艦爆同様、今回こうして模型ながら間近で九七艦攻の機体を見てみると、零戦や九九艦爆にはない直線的な機体デザインが非常に美しいなといった印象を受けました。デザインに無駄が見られず機体の優美さが高性能である事を証明してくれている感じがしますね。
 このシリーズ、もしかするとそのうち三菱製の二号艦攻(B5M)も製品化するかもしれませんね(笑)。…と言うか、製品化してくれる事を大いに期待しちゃいます(笑)。











Posted at 2016/12/09 22:47:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他乗り物 | 趣味
2016年12月08日 イイね!

トヨタ2000GT イギリス国旗タイプⅡ

トヨタ2000GT イギリス国旗タイプⅡ 11月26日発売のアピタピアゴオリジナルトミカ〈世界の国旗トミカ〉第22弾、トヨタ2000GT イギリス国旗タイプⅡです。
 この世界の国旗トミカシリーズも第22弾を迎え、「次はどこの国の国旗かな?」と思うようになっていましたが、ここにきてなんとイギリス国旗の第2弾が登場とは…って感じですねぇ。僕としては世界全ての国旗を製品化してほしいくらいで、ガンガン攻めていってほしいシリーズなんですが、何故だか既にリリースされている国旗の再登場というお茶の濁し方は正直「うーん…。」となってしまいます。このイギリス国旗タイプⅡの発売をキッカケに、新たな国の国旗トミカが出てこなくなってしまうようならとても残念です。
 この世界の国旗トミカって、なんか今となってはトヨタ2000GTのトミカを集めてるって感覚じゃなくて、トミカを集めて世界地図をコツコツ作るみたいな感じで集めてるんですよね~。単純にコレクションとして見れば、イオンのAEONチューニングカーシリーズよりも集める楽しさがあって僕は好きなんですけどねぇ~。







Posted at 2016/12/08 21:48:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカー | 趣味
2016年12月06日 イイね!

SLクリスマストレイン(平成28年)

SLクリスマストレイン(平成28年) 12月3日,4日に運行された「SLクリスマストレイン」で今シーズンの磐越西線のSL運行が終了となるため、昨日と一昨日はいつもより頑張って撮影に励んできました。
 初日の12月3日は小雨がパラつく生憎の天気でした。新津~東新津間で撮影しましたが、見事にブレちゃいましたね…。(写真①)
 2日目の昨日(12/4)は、まず自宅前で機関車のみを撮影し(写真②)、その後前日同様に新津~東新津間で1枚撮影しました。(写真③)この日は天気も良かったのですが、集中力を欠きご覧の有様でございます。何とかフレームに収まっていますが、カツカツですね(苦笑)。
 結局、写真②や③に納得がいかなかった事もあり、福島県との県境となる豊実~徳沢間で最後の1枚を撮影しました。(上のタイトル画像の写真です。)
 なんか専用ヘッドマークが昨年のものよりも安っぽくなってる様に見えるのは僕だけでしょうかねぇ?(昨年の写真は一番下の写真④)
 これで来春までしばらくSLの走る姿を見ることができませんが、来年も変わることなく力強い走りを見せてもらいたいものです!


写真① 新津~東新津間(12/3撮影)


写真② 新津運輸区構内(12/4撮影)


写真③ 新津~東新津間(12/4撮影)


写真④ 新津~東新津間(平成27年12月撮影)



Posted at 2016/12/06 00:07:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道 | 趣味
2016年12月03日 イイね!

ダイハツ コペンXPLAY(D-SPORT仕様)

ダイハツ コペンXPLAY(D-SPORT仕様) 11/20発売のイオンオリジナルトミカ、AEONチューニングカーシリーズ第29弾、ダイハツ コペンXPLAY(D-SPORT仕様)です。
 このAEONチューニングカーシリーズもとうとう第30弾目前ですか!今回はダイハツ車のカスタマイズブランド「D-SPORT」仕様の現行型コペンですね~。第29弾にしてやっとラインナップされたって感じですねぇ。先代コペンにもD-SPORT仕様が存在しますから、もっと早くリリースされていても良かったんじゃないのか?などと思ってしまいます。少なくとも、前回の第28弾のFJクルーザーのポリス仕様みたいなお茶を濁した感じのリリースでシリーズの数を増やしていくのではなく、毎回コツコツと格好良いチューニングカーをチョイスしてシリーズ展開してほしいですね。
 僕も先代コペンに乗っていた当時は一生懸命コペンのトミカを収集していましたが、現行型に乗っているオーナーさん方も現行型のミニカーを一生懸命収集しておられるんでしょうねぇ~。こうなってくるとミニカー収集も収拾がつかなくなってきますね(笑)まさにクルマ貧乏、泥沼です。
 先代型に乗っていた僕としては、是非とも先代コペンのD-SPORT仕様もラインナップして頂きたいところです。







Posted at 2016/12/03 13:23:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 趣味

プロフィール

「ブルービート【バンダイ SMP Kit makes pose(キメポーズ) 重甲ビーファイター】 http://cvw.jp/b/424833/47495376/
何シテル?   01/27 11:11
 スズキセル坊です。普段は低所得サラリーマン、自宅に戻れば世を忍ぶ仮の町内会長として「趣味が第一、その他は二の次」、「できるだけ広く、できるだけ深く」を人生の目...
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