
実家から貰ってきた母親が作ったウイスキーベースの梅酒が見事に効いて、二日酔い状態で38回目の誕生日を迎えたスズキセル坊です…。昨日は我が家の8回目の結婚記念日、今日の僕の誕生日を経て、明日は壇蜜さんの38回目の誕生日と、怒涛の3日間で12月が始まります。
このライダーマンは、昨日の午後から結婚記念日に毎度買っている「お花」を買ったついで立寄った某中古店で見つけてしまった食玩「仮面ライダーメモリアル」のものです。324円(税込)で購入しましたが、箱すら未開封の「新品」の状態で売られていてとてもラッキーでした♪箱が未開封ですから、中身も組立てされていない状態ですし、食玩なので『一応』ラムネが付いてくるのですが、一体何年前のラムネなのか分かったもんじゃないので、とりあえず食べないでおきます(汗)。ラムネ喰った後に見た目が似ている「正露丸糖衣A」を飲むハメになりそうですからね。
さて、根強いファンが多いであろう、ライダーマンですよ。ライダーマンは「仮面ライダーV3」の後半で登場するサブキャラクターですが、今日においては歴代仮面ライダーの1人として他の主役級ライダーたちと同列に扱われています。ライダーマンに変身する結城丈二は秘密結社デストロンのエリート青年科学者で、デストロンという組織が「科学の力によるユートピア創造」を目的とした平和集団と認識していました。優秀で人望も厚い結城は将来の大幹部候補とされていた事により、デストロンの幹部であるヨロイ元帥の嫉妬、憎悪の対象となってしまいます。ヨロイ元帥は最高幹部会議で結城に無実の罪を着せ「デストロンの裏切り者」にでっち上げます。その後、結城を処刑するべくヨロイ元帥に逆さ吊りの状態で硫酸プールに入れられそうになりますが、間際で結城を慕っていた科学陣の部下に助けられます。しかし、右腕だけは硫酸プールで溶かされてしまった為、逃亡先で以前から結城自ら開発していたカセットアームを実験を行っていないにも関わらず、部下に右腕に移植するように指示するのです。その後、結城たちの居場所をつきとめたデストロン怪人カマクビガメによって、部下達は殺害されてしまいます。結城はライダーマンに変身し、自らを「復讐の鬼」と称して、以後仮面ライダーV3と共にデストロンと闘います。設定では、結城は孤児でありデストロン首領に引き取られた経緯があり、その為かデストロンと闘うことを決意した後も首領に対しては恩義を感じており、首領を必死に逃がそうとしたりしてしまいます。
そんな結城(ライダーマン)は第51話でデストロンのプルトンロケット計画を知り、計画を阻止しようとロケット発射基地に潜入した際に、自分が捨て駒として考えられていた事を首領とヨロイ元帥の会話から知ってしまいます。しかし、それでも結城は首領にロケット計画の中止を懇願しますが、当然聞き入れられる訳もなく自らロケットに乗り込んで上空で軌道を変更させたうえで、予め持ち込んでいた爆弾を使用してロケットごと自爆させて生死不明となります。この時V3から「ライダー4号」の称号が与えられました。
…といった具合に、ライダーマンの登場は仮面ライダーという作品が持つ「改造人間であることの哀しみ」という大切なテーマを再認識させてくれました。他のライダーとは異なり、右腕のみの改造であるが故、能力的なハンデもまた「悲壮感」を感じますし、自分が所属していた組織が平和集団であると信じてきたからこそ、悪の組織「デストロン」の一員であった事に対する気持ち、自らも傷付き、慕ってくれた仲間は殺された…という、これ程の悲壮感を背負っているヒーローもそうそういないですよねぇ。このブログを書いていて思いましたが、これはまさに「オウム真理教」と同じではないかという事ですよね。多くの未来ある優秀な若者が自らの信じるものを信じてしまった結果、自分にも社会にも大変不幸な結末を招いたというもの。この作品の持つ社会的なテーマに今更ながら凄いなぁ…と感じてしまいます。

ノーマルアーム

ロープアーム(カギ爪アーム)

ロープアーム(鎌アーム)

ロープアーム(スウィングアーム)

パワーアーム

ドリルアーム
Posted at 2018/12/02 13:29:11 | |
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