
僕は先天性の心臓疾患があるので年に1度、新潟大学病院に診察に行くのですが、今日がその日だったので本業のお仕事はお休みをもらいました。
まぁ…実際のところ午前中には検査も診察も終わってしまいますので、午後からは天気も良い事ですので久々に新潟交通電車線の車両が静態保存されている旧月潟駅へ行ってきました。平日の昼間とあって、他の人もおらずちょうど良かったですね。
考えてみれば昨年の12月に「SLばんえつ物語」を撮影してからこの半年の間、鉄道車両を1回も撮影してなかったんですよね(笑)。
つい先日、Twitterで保存会の方々がモハ11の前面と中之口川側の側面の塗装作業の様子を上げていたので今回久々に来てみたのですが、塗装された面はとても静態保存から20年経過したとは思えないほど綺麗になっていました。未施工の部分も順次作業が行われていく事でしょうが、保存会の方々には本当に頭が下がります。
ついでなんで、以前ステラで撮った時と同じ構図でアルトと一緒にモハ11を撮ってみました。自分が大人になってからも乗る事ができなくなってしまった電車ではありますが、こうして自分の愛車と並べて1枚の写真に収める事ができるというのも、夢にも思っていなかったですよね。
それこそ、僕の中でこの電車の思い出と言えば、心臓の診察や検査で新潟大学病院へ行った帰りに、バスで帰る方がバス停から自宅までの距離も近いのに、電車が好きだった(今でも好きですけど)僕の為に、母親がわざわざ電車に乗せてくれた…なんていうのが良い思い出として残っています。運転台のすぐ後ろに被り付いて、運転手さんの所作を飽きずに降りるまで見ていました。
県庁前駅(後に白山前駅(新潟市役所前)と改名)から次の駅、東関屋駅までは併用軌道区間でしたので、あまり速度が出せずこの一駅間で約8分程掛かっていたのですが、僕は少しでも長く電車に乗っていたかったので、この併用軌道区間が大好きでしたね(笑)。
また、小学校5年の時に描いた電車の絵が県の児童絵画コンクールで銀賞を貰いまして、その時東関屋駅に併設されている電車基地の様子を近くの信濃川の堤防で描いたのですが、この時に描いた電車がこのモハ11でした。
駅舎と一緒に綺麗に保存されている車両を見ると、今にも動き出しそうな雰囲気すら感じるのですが、やはりもう二度と動く事はないという事を知っているだけに、ここに来ると懐かしい気持ちと共にいつも寂しい気持ちにもなるんですよね。
でも、今でもこうして間近で実物を見ることができるという現実は、とても幸福な事なんですよね。本当にありがたい事です。

モハ11とアルト

モハ11

モハ11

モハ11

モハ11

モハ11

モワ51

モワ51

モワ51

キ116

キ116

キ116
Posted at 2020/06/24 22:44:41 | |
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