
バンダイの500円ガシャポン『究極円谷怪獣博覧会 弐」のレッドマンです。まさか、レッドマンがガシャポンでラインナップされる日がくるとは…。まぁ…子供たちより大人たちばかりが特撮作品やアニメ作品を楽しんでいる今の時代ならではという感じもしますけどね。
今回の『究極円谷怪獣博覧会 弐』のラインアップで一番話題となったキャラクターがこのレッドマンでしょうな。
「レッドマン」は昭和47年(1972年)4月から10月まで『おはよう!こどもショー』番組内で1話5分の特撮コーナードラマとして全138話が放送されました。主人公のレッドマンが怪獣と荒野で殴り合う『ウルトラファイト』の様な番組構成ですが、『~ファイト』とは異なりナレーションはありません。
レッドマンはレッド星雲のレッド星から地球にやって来た戦士で、身長42m、体重3万t、身体はその名のとおり赤色を基調としています。低予算で制作された作品故に、基本的に草が茂る野山や海岸の砂浜、造成地などをロケ地として撮影しており、前述のとおり巨大ヒーローという設定ですが作品を観ると等身大のレッドマンと怪獣がど突き合ってる様にしか見えないのです。
レッドマンは近年、円谷プロの公式YouTubeチャンネルで配信され、残虐なその戦いぶりが話題となりインターネット上では【赤いアイツ】や【赤い通り魔】などど呼ばれる様になっています(笑)。ちなみに【赤いアイツ】という言葉は子門真人氏が歌う主題歌の歌詞で使われているものです。
なんせ5分番組ですからドラマもへったくれも無い訳で、あくまでも【出現した怪獣たちをレッドマンが倒す】という構成で作られているのですが、映像を観る限り【何も悪さをしていない怪獣たち】にレッドマンが「レッドファイト!」と叫んで無理やり一方的に戦いを挑んで(と言うより襲い掛かって)、【オーバーキル】と言ってもいいほど残虐に怪獣をなぶり殺す…という描写になっているんですよね(汗)。パンチやキックの格闘戦で怪獣を弱らせ、【レッドナイフ】や【レッドアロー】と呼ばれる武器で首をはねたり、または馬乗りになってメッタ刺しにしてとどめを刺す…という戦闘パターンや、既に虫の息の怪獣を崖まで引きずって【レッドフォール】と呼ばれる投げ技で谷底に放り込むという戦闘パターンが一般的になっています。設定では空を飛べるようですが、怪獣を倒した後は徒歩でその場を立ち去ります(笑)。普通に観てると、本当にレッドマンが通り魔にしか見えないという…何とも大変な作品なのです。
そんな【赤い通り魔】と恐れられている彼がこの度ガシャポンで商品化という事で話題になった訳なんですが、映像作品本編でもレッドマンの目は電飾がなく発光していませんので、今回のフィギュアもLED発光電飾ユニット【ルミナスユニット】は非対象となっていますが、その代わりに今回一緒にラインナップされたペギラとバードンにそれぞれレッドナイフとレッドアローと腕パーツが付属して、レッドマンの右腕を差替える事で武器を持った状態も楽しむ事ができるのです。
今回の『究極円谷怪獣博覧会 弐』ではアンドロメロスやレッドマンといったウルトラシリーズ以外のヒーロー(通り魔)がラインナップされた事で、今後もミラーマンやジャンボーグAなどの円谷プロ作品のキャラクターたちが次々に商品化される様になると楽しいですけどね~。

「レッドファイト!」

【レッドナイフ】

【レッドアロー】
作品中でもアローが折れたりしているので、このパーツの曲がり具合が妙にリアルに見えてしまいます(笑)

Posted at 2022/04/02 22:36:09 | |
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