仕事したくない仕事したくない仕事したくない仕事したくない死後吐ぉう
連休明けて一週間乗り切りました。
肩パンパン腰キンキン。
仕事ってこんなに辛いもんだったんか。
あ、もう月曜日来るんか。
旅に出たくなってきた。
5月1日(月)
最上川にほど近い、ふるさと総合公園駐車場でグッスリと寝ているとワイワイ声が聞こえてきて目が覚めました。
スマホを確認すると朝の5時過ぎです。
寝床(クルマ)から出るとキャリーだかミニキャブに囲まれてるやん。
誰だよ、こんな朝早くから…。
駐車場を見渡すと完全武装したOGさん達が集結しとった。
手には木槌のような棒を持ち、やる気に満ち溢れた動きをして公園奥へ姿を消しました。
何が始まるんや…と散歩がてら公園へと向かうと。
グリーンではしゃぎ回るプロゴルファー爺を多数目撃しました。
おい、まだ5時半やで。
ふぇぇぇぇ~と思っていると、道路向かいの畑?からも声がたくさん聞こえる。
どうやらさくらんぼ農場っぽい。
もう作業しとるんか…。
6時過ぎに私らも出発します。
爺さん早い言いましたが、旅の最中は私らも大概早いです。
陽が昇ったらアクセルONですわ。
ココに到着した昨夜(19時くらい)には人っこ一人見かけなかったのですが、朝の6時も過ぎるととアチコチで10人くらいのグループぞろぞろとサクランボ畑へ向かって行進しとる…。
山形県民に時計は存在しない、太陽の位置で生活してる。
俺の中で山形のイメージが確定した瞬間だった。
寝起き早掛けして尾花沢の「ふくの湯」に来た。
うちらが受付した直後にブレーカー落ちて職員さんは大慌てになってましたが、
まぁ幾多の旅のトラブルを乗り越えてきた私らはこれくらいじゃ慌てませんよ。
まずは落ち着くためにもお花(大)を摘みにね。
よっこいしょーい…便座に座ろうとしたらウォッシュレットノズルが中途半端な位置で止まってしまっているじゃんね。
前言撤回です。
大慌てですよ。
すでに昨夜のごちそうがもう消化されて顔を出して来てるのですよ。
もう、やるしか、無い…!
PH10の強アルカリ温泉が、じんわりと身体に染み込み癒してくれます。
肌がシットリしてくる感覚を味わえる気持ちの良い泉質で、朝から精密爆撃を成功させた達成感もひとしおです。
ノズル爆破の惨劇は回避できた。
それにしても朝7時からこんな温泉にいつでも入れるなんて、尾花沢民はえぇな。
近くの交差点にデカデカとした看板があってね。
池チンが「このイラストどこかで見た事あるんですよ。何だったかなぁ?」って。
(銀髪美少女…良き、これは良き)って尾花沢に来て良かったと噛み締めていると、「コレですね!」って。
なるほど、すばらしい。
(Dアニメで視聴始めました)
朝から温泉浸かって活力モリモリになったら内陸から沿岸へ向けてツーリング再開です。
今回から似たような性能を持った2台ですので、後追いも先行もし易かったです。
インテグラRだと加速についていけないとか、峠はペース落としてとかあったからな。
宮城県に入って、「道の駅あ・ら・伊達な道の駅」に寄ります。
「精一杯頑張ってお洒落に感じるように名称を付けたのかなぁ?」
と、多くの人が生温かい目を向けているような気もしなくも無い道の駅でしたが。
大盛況です。
雨なのに人も車も多いことよ。
その多さも中に入って納得しました。
スゲー美味そうな食べ物が山盛りでしたわ。
ずんだ餅、味噌焼きおにぎり、分厚い牛タン!に各種おつまみに惣菜にパンにロイズのチョコに…!
デパ地下かと思ったわ。
ずんだ美味い。
枝豆をすりつぶした餡なのですが、豆の香ばしさと甘しょっぱさが癖になる感じなんです。
東北では一般的みたいだけど、他の地域ではまずお目に掛からない。
地元では団子と言えば小倉餡、みたらし、ゴマ、きな粉を見かけるくらいですので、東北に来て食べられるずんだは特別感すごいです。
思いがけず大当たりだった道の駅を後にして、三陸海岸を目指します。
この辺りから雨が降り出して肌寒さが増して来ました。
11~2℃だったかな?
やっぱりGWの東北はまだ寒い。
気仙沼に着いたのはもう12時過ぎた頃。
少し寄り道するだけの予定だった道の駅あ・ら(略)で長居し過ぎました。
また行きたいな、あ・ら(略)
番屋みんこま。
私は「びんちょ鮪定食」をチョイス。
これで770円。安い。
マグロにメカブで温玉で美味いに決まってるだろ。
ホヤ貝の刺身。
歌津(気仙沼の近く)で取れたヤツ。
初めて食べた味でした。
少しクセあるけど美味い。
ホタテ醤油バター焼きやぞ。
Vやねん。
観光客が集まるスポットから外れた町外れにあるので穴場かも。
目の前に海があってロケーションも…以前は良かったんだろうな。
元々は民宿を営んでたみたいですね。
ここに着くまで気仙沼の町中を走行しましたが、以前来た時とは景色が大きく変わっていました。
街の端から端まで、店の前までずーっとコンクリートの高い壁に囲まれた城塞都市みたいになってた。
真新しい広い道路が立体交差されてたりして、小さな街の規模と不釣り合い過ぎる風景。
海に近い低い土地には工場や倉庫しか無い。
住宅は高くした土地へ。
不自然な空き地と、歯抜けに建つ新しい家。
避難してた被災された方が「戻って来ても景色が違い過ぎて故郷って感じがしない」と以前インタビューで話していたのを思い出します。
三陸を訪れるのは、震災から5年経過してた2016年ぶりです。
当時はその光景に愕然としたのを覚えています。
被害の大きさと、復興がいかに困難なのかとゆうのを目の当たりにした衝撃が。
その時からもう6年です。
震災から11年。
くしの歯作戦のお蔭で内陸から三陸へ続く道路は高規格に整備されてます。
気仙沼までソレを走ってると、もうスッカリ復興されたんやなぁって。
街に入った瞬間、勘違いだと気づかされましたけどね。
気仙沼から海岸線沿いに北上して陸前高田へ。
被災した旧道の駅は震災遺構として残っていました。
陸前高田も6年前とは大分変っていました。
記憶が正しければ前回寄った仮設?の道の駅は更地に戻されてました。
国道を挟んでその向かい側に震災伝承館として新しくなってます。
以前はガレキの山と原っぱだった国道45号沿いは、綺麗に整備された田んぼと畑、地ならしされた売地が広がっています。
何回見てもゾッとする。
分厚いリブが入っているベースがグニャって変形する圧力って、恐ろしい。
備えはしておかねばと思いつつ、また今度でいいかってなってしまう。
明日起こるかもしれんのにな。
この一棟も残されてた。
見るのも辛いが、見る意味はあるのだとは思う。
だから残されているのでしょうね。
長くなったので今回はここでおしまい。
後半は重く辛くなってすまん。
でも、今回も行って良かったとは思う。
次回はこの日の続きからですが、これまでに走った旅行シリーズで初めての事態に遭遇してしまい、かなり焦りました。
あぁホント、1人じゃなくて良かったよ(汗