2012年02月22日
ワタミ会長・渡邉美樹氏の自殺した女性社員に対するコメントに物議「社員の幸せが第一 労務管理出来ていないとの認識は無い」
経営元のワタミフードサービスが経営している居酒屋「和民」の神奈川県横須賀市にある店に勤め入社2カ月で自殺した女性社員(当時26)について、神奈川労災補償保険審査官が労災適用を認める決定をしたことがわかった問題で、会長の渡邉美樹さんがTwitterで以下のようなコメントをしていた。
「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」
(Twitterより引用)
渡邉会長は以前「ワタミは天地神妙(※恐らく天地神明の間違いと思われる)に誓ってブラック企業ではありません。」などと発言し、今回は社員の幸せを第一と言いながら実際に労災認定されているにも関わらず労務管理できていなかったとの認識は無いという責任逃れとも受け取れる発言に対し、ネットユーザーたちからも以下のような怒りの声が多数あがっている。
「100時間の残業時間を課すことができる仕事環境がある企業の人間がそのようなことをいうのは場違いだと思います」
「 最低賃金しか払っていないくせに、、なに威張ってるんだ(^▽^笑)」
「あなたにとって過労自殺したことが彼女の幸せと仰ってるようにしか聞こえません。もう一度大事なことなので書きますが、もう二度と和民行きません。社員が過労自殺した店で呑気に呑めない。幸せな気分で呑めないから。」
「一生和民行きたくないわwwww社員一人死なせてる企業にお客を幸せに出来やしない」
「労務管理できてると思っているのなら、何で死んだと思ってるんだろう?理由もなく人は死ぬとでも?こんなんだからブラック扱いされるんだろうね」
「従業員を過労死させる会社をブラック企業というのですよ。」
「 何をもって、社員の幸せというのか。貴方の常識は、通常のものとは甚だ食い違っています。体調を崩すほど、死に追いやるほどの労働時間は、社員の幸せに繋がりますか?働けるのも、お客様の笑顔ももちろん幸せに繋がりますが、全ては社員が健康であってこそ。」
「 若者が一人、過労自殺に追い込まれているんですよ。貴方の経営している会社で。残念でしたという次元の話ではないでしょう。何故申し訳ありませんの一言すら書けないのですか。この期に及んでの貴方のツイートは私には居直りとしか受け止められません(怒)」
(Twitterより引用)
ネットの声をまとめると「渡邉さんにはきちんと自分の非を認め、労務管理をしっかりして欲しい」との要望や、「社員が死ぬような労働環境のお店では楽しくお酒が飲めない」などの苦言が多くを占めていた。
渡邉会長は以前テレビで「無理を続ければ、それは最終的に無理ではなくなる。無理をして自分自身を追い込むことで、結果的に成長できる」と発言していたが、無理をしすぎて死んでしまっては意味がない。今後和民が皆に心から愛される店になるには、労務管理の改善は必須かもしれない。いや、社員にこれ以上問題が起きないよう、必ず労務管理の改善をしていただければと思う。
参照元:Twitter @watanabe_miki
********************************************************************ロケットニュース24 2012年2月22日***************
「そんなら辞めればいいのに」と思う方もいますが、 精神障害になるとまともな判断が出来なくなりこういう結果になることもあります。たった一日のそれもたいしたことない研修に行きたくないってだけで首を吊った人がいます。
こんだけ労働させて時間外手当は払われたのでしょうか? 賃金不払いや36協定違反ならそっちでも事件として徹底的に調べてもらいたいですね。こっちはしっかり罰則があります。中身は知れとるけどなw。
この会長、いつもかっこいいこと言っているのでさぞ立派な方かと思っておりました、否、うさんくさいとも思っていましたけどねww。
まったく反省の色なし。労災認定されたことが「残念」、過労自殺したのも「残念」なんだそうです。
いやいや会長は間接的に「売り上げ上げろ」「経費を下げろ」とは言っていたでしょうが、現場の詳細については承知していなかったのかも知れません。んが、知らなかったなら知らなかったことに多大な責任があります。
これで「ブラック企業」なら他社もみんなそうだ、このくらいやらなきゃ外食産業で勝ち残っていけない、、などとおっしゃる方もおいででしょう。
それならいっそ撤退した方がいいですな。「もう二度と和民行きません。社員が過労自殺した店で呑気に呑めない。幸せな気分で呑めないから。」の声は多くの賛同者を得ることでしょう。
他の社員は関係ないとおっしゃるかも知れませんが、そういう風土を容認していたとすればみんな「共犯」です。「彼女の精神的・肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました」ってどの口が言うのでしょう!?
顧客の側もたとえ便利でも、たとえ安くても、「不正不義をしている店は利用しない、物を買わない」を徹底しなければなりません。「フェアトレード」は途上国だけでなく国内でも考慮すべきことです。
ここに限らず要注意企業
・スローガンがやたらあちこちに貼ってある職場
・夢とか幸せとか感動とかの用語をやたら標榜する職場
・経営者の書いたとされる本が多数ある、これがバイブルとなっている
・トップや上司が「俺の若いときは何日も寝ずに働いた」とか武勇伝をぶって、おまえらもやれと暗黙に激務を要求する
・会議の席で上司がキレ、暴言を吐く
・悪い報告をしてきた者を怒る、次第に悪い報告が上がらなくなり裸の王様に・・
・ボランティア活動にご執心で、「自主活動」を強制する
・自身を正当化するためなのか? 福祉や教育分野に進出しようとする
・「がんばれば何でも出来る」「出来ないのはやる気がないから」的な根拠のない精神論に終始し、予算や人員を補充したりする考えがない
・労働組合がない、または養殖組合しかない、「組合的w発言」をした者を罵倒し排除する
・イエスマンしか重用しない、たとえ建設的でも反対意見を言う者は決して登用しない
こういう会社に入ってはいけません。取引もしてはいけません。顧客になってもいけません。
しっかしまぁなんですな。今回のも一度は横須賀労働基準監督署で弾かれています。労災認定はなかなかされません。弁護人など専門家に頼まないと進みませんし、費用もかかります。賠償が取れたとしてもそれらの費用に多くが取られてしまいます。
以前も書きましたが、労働関係を積極的にやってくれる弁護士は少ないそうです。「時間がかかるよ」とか「費用がかかるしたとえ勝っても亡くなった人は帰ってこないし・・」などとやんわりあきらめさせることも良くあるそうです。大企業に逆らうことをするとのちのちの営業に影響するんでスカね?? 大都市にいる労働裁判に強い有名な弁護士の大先生に頼むとなると交通費などもかかりいくらかかるかわかりません。
気軽に相談できる専門家や機関が身近にいると精神的にも助かります。「パワハラ110番」とか「労基法違反通報サポートサービス」のようなものを普及させて労働者を解放させねばなりません。
従業員は手下でも子分でも信徒でも奴隷でもありません。労働契約に基づいた関係でしかありません。労使はあくまで対等です。
労働者の解放なくして景気回復・国の繁栄はありません。過重労働をさせて私腹を肥やしたり、たとえ良いことだとしてもそうした儲けを海外に流すような輩は国賊・非国民です。万死に値します!!
さあさ、にわかネトウヨさんもご一緒に!!
(赤い旗でなく)
日章旗を振りながら労働者の解放を叫びましょう!!
よい仕事はよい職場から!!
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Posted at
2012/02/22 21:46:59
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