電車内で痴漢行為をしたとして大阪府迷惑防止条例違反(痴漢行為)容疑で現行犯逮捕され、釈放されていたJR西日本執行役員の神戸支社長(56)が25日、大阪市東住吉区の長居公園内の公衆トイレで遺体で見つかった。近くに遺書のような封書が数点あったといい、東住吉署は自殺の可能性が高いとみている。
府警阿倍野署が25日夜、家族から行方不明者届を受理。自宅周辺を捜索したところ、長居公園のトイレ個室内で首をつった状態で発見したという。
支社長は21日朝、JR阪和線の普通電車内で女子高校生の下半身をスカートの上から触った疑いがあるとして現行犯逮捕された。「背中かお尻に右腕が当たったかもしれないが、痴漢はしていない」と容疑を否認していた。
支社長は23日夕に釈放され、24日は天王寺署で計4時間18分の任意の取り調べを受けていた。25日は弁護士と面会すると話していたという。
***************************************************************************************朝日新聞デジタル 2012/12/26*****
今回も世論の流れを無視して行きますww。
ここに来られる方にはおられるかわかりませんが、なかには異様に正義感の強い方や異様に潔癖症の方もおられますので、このような卑劣な事件「自殺は当然ダー、被害者の心の傷は〜」とお思いの方がいるかも知れません。
もしひょっとして勘違いだったかも・・となったら、この被害者は誤って人を陥れ、結果死なせたことになってしまいます。双方とも不幸です。
否認していて勾留が付かないのは珍しいような気がしますが、そういうこともあるんですね。
っちゅうか、コレひょっとして「嫌疑不十分」で「不起訴」の可能性もあったかもしれません。
釈放されていて、在宅で捜査継続でも、勾留されているよりはずっとマシなはずです。弁護士も付いているようですし、他の同様の事件よりはまだやりようはあったでしょうに・・・。
たとえ有罪としても累犯でなければせいぜい罰金数十万円ってところでしょう。
命に代えるほどのことでしょうか??
この種の事件は女性の言い分がほぼ通ってしまいまして、なかなか覆りません。大騒ぎする割には軽微な事件で、犯罪認知件数のUP、検挙率のUPに寄与でき、(警察官の)受傷事故のおそれもない比較的取り扱いのしやすい事件でもあります。
ワタクシ何度も申しておりますが、
「容疑段階での実名報道には反対です」
結果の有罪・不起訴よりもこうやって報道されるダメージの方が数万倍大きいです。本人のみならず周囲や家族も巻き込まれます。これまで順風満帆だった人ならなおさら一発で萎え萎えになります。特にこの種のいわゆる「破廉恥罪」はDQNの武勇伝になるような事件よりはよほどこたえます。この際、大暴れして公務執行妨害で捕まってもっと重い罪になる方がマシかもしれません。
いいですか? 公正な取り調べの結果、公正な裁判を経て有罪が確定してはじめて容疑者は犯罪を犯した者となるのです。
結果が出るまでは「推定無罪」ということは多くの人が知っているのですが、どうして容疑段階の実名報道に疑問を持たないのでしょう!?
クサレゴミに人を裁く権利などありません。
司法は被害者の無念を晴らすためにだれでもいいから犯人を決めつける機関ではありません。
司法はテレビ好きさんを満足させるためにあるのでもありません。
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2012/12/26 21:49:45