中学1年の時の国語の先生。管理職はもとより学年主任にもならず学担も持たず学年フリーという立ち位置である種マイペース型の教諭という感じではありました。
実家というか自宅がお寺だったようで、ラビット(スクーター)に乗って通勤したこともありましたな。自宅の仕事を手伝うのはコウムインの副業になるのかならんのかという議論は省きますw。
画像はイメージです。ソフトバイク(死語)など出る時代の前で、コレも当時既にレアでしたね。
さてその先生、結構なベテランでしたが、今のワタクシたちより若かったんデショけど、立って授業をやるのは億劫だったようですぐ座っていました。
板書(黒板に書くこと)というものをほぼしません。小学校では板書をノートに写して授業をやった&受けた気になっている習慣が付いていましたのでみんな困っていたようです。しゃべっていることをただノートに書いてもわっけわかりません。
学年にはもうひとり若い先生がおり、こちらはよくある板書をするやり方のようです。2年の時にはこいつが国語の担当でしたが授業のやり方はともかくコンジョー悪く、否、コンジョーワル同士がコンフリクトを起こしたみたいにお互いことごとく合いませんでした。
二学期くらいになって週1回の計算尺クラブ(という正課のクラブ活動があったんです)の時間に、三年生の部長というかお世話係さんに「●●先生の国語なんだけど黒板に書かないんでノートが取れず困るんだよね〜」などなど愚痴を申しておりましたところ、この方もその先生に習っていたことがあったようで…
「おまえノートを取ろうと思うからうまくいかないんだよ! 教科書に沿って進めていくんだからそのまま教科書に書き込めばいいんだよ!!」
なんぢゃそりゃ!?
と、思いましたが、次の授業から教科書一冊だけでやってみることにしました。
なるほど、教科書のその部分に先生がしゃべった解説を書き込んだりマーカーで線を引いたりしますと授業のテンポに合っていますし理解も深まります。定期試験前も教科書の書き込みを読み返すだけでなんとかなります。中一レベルですし。
きれいだった教科書の途中から書き込みだらけになりました。※指導書の一部にはこのように児童生徒の教科書と同じ体裁で中には赤字の書き込みいっぱいというのもありましたよね!?※
あるとき先生が回ってきて書き込みだらけの教科書を見て「おー、だいぶ汚したな」と(笑)。「先生の授業を受けた三年生にこの方法を教わりました」と言ったかは忘れました。
高校の古典では教科書の本文をノートに書いておけという宿題というか準備を命じられることがありますが、授業中の解説をそこに書き込むやり方で、それと同じようなことなんデショな。
板書をしたがらない先生にはこのような対応の仕方もあるんだなということをここで習得したもんでしたわ。今ならコピー代も安いし教科書をそっくりA3に拡大コピーするとかできそうですね。
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Posted at
2020/01/07 19:58:29