なぜ関東学連は日大の復帰を認めなかったのか。この先に残した問題とは?
関東学生アメリカンフットボール連盟は31日、都内で臨時理事会を開き、日大が改善報告書を提出して求めていた出場停止処分の解除を17対3の評決で認めず同校は9月開幕のリーグ戦に出場できなくなった。日大の今季は全試合不戦敗となり自動的に2部に相当する「ビッグ8」に降格することになった。検証委員会が出した「十分な改善がなされたと認められない」という答申を17人の理事が承認したもので、学生のアメフト倫理観の低下、大学のガバナンスが整備されておらず実効性のある再発防止策が策定されていると認められないこと、最高権力者の田中理事長の改善に対する強いメッセージがないことなどを問題視した。問題点をすべて洗い出した評価すべき裁定となったがルール上は、日大が今後より踏み込んだ再発防止策を実行しなくとも来季は出場停止処分が解ける。他大学の安全性を担保するためにも今後復帰に際しては何らかの手を打つ必要があり問題を残した。
また日大のリーグ戦不出場で運営側の関東学連が被る経済的損失の損害賠償を日大に請求する考えと「除名処分」を受けた内田正人前監督からの処分に対する異議申し立てはなかったことも明らかにされた。(後略
********************************************* Yahoo! ニュース THE PAGE 2018/08/01 ********
長いので全文はこちらから飛んで下さい。
メディアは「選手は悪くない!! ひとりで(弁護士付きだけどw)堂々と会見して立派だった」「アスリートファーストの観点から処分は早々に解除になるだろう」というムードづくりをしてそのように持っていこうとしていましたし、多くの大衆の皆さんもそれを支持していたのではないかと思います。この決定にはちょっと驚きましたが流されずに妥当な決定をしたのだと思います。
と言ったら叱られるでしょうけど
特筆すべき点が、
悪質タックルが起きた原因の究明に関しては、盲従的に内田前監督、井上前コーチの指示に従った学生にも「アメフト倫理観」の低下という問題があったことに改善報告書では一切、触れられていなかったことを指摘。検証委員会は、日大の学生がスポーツ倫理の周知徹底のため外部セミナーを受講した後に、その感想文の提出を受けてチェックしたが、「どれだけ事態と責任の重大性を認識しているのかが見えてこない」との印象を持ったという。
のところ。また、最後の方に、
「重要なポイントは選手が主体的に自己改革すること」という意見を述べた。
とあります。指示を待つのではなく選手がうごかないとはじまらんということを重要視してるんですね。
ヤフーのコメントの中に
そりゃね、殺人教唆した監督やコーチも悪いけど、知っていて実行犯を止めもせずに保身に走った連中がお咎めなしになったらおかしいもん。監督やコーチに批判が集中したら自分たちは被害者だとアピールしつつ、声明文出すと息巻いたが蓋を開ければことなかれ主義丸出し。気持ち悪かった。結局本当に反省したように見えたのは、矢面に立って謝罪会見した実行犯の子だけに思える。今回は表面的な事に流されず、きちんとした判断だったと思う。
ってのがありました。実行犯だけが反省している「ように見えた」んですねw!?
義務教育や高校生でもあるまいに、絶対服従でなんでもやりますやりました逆らえませんでした被害者なのです(画像略)みたいなのは通用しないということでしょう。折しもオウム事件で死刑執行になったばかりですが、マインドコントロール下においてもやったことの重大性については責任を問われるということなのでしょうかね?
理事長がどーてらで盛り上がっているのですが、追い詰められた理事長が土俵際で粘りを見せ、逆にアメフト部の方が解散になりかねません。決まり手は「シッポ切り」!!
体育会の一組織だけのことでなく一般学生や職員や卒業生もこぞって学内改革を進めるような運動が起きないと変わりませんねきっと…。あ、ヘルメットは銀色でねw!!
しっかしまぁ、なんですな。
スポーツ界や学校のブカツでのこれまで我慢を強いられていた問題が次々に露呈し、確変状態になってますな。
パラリンピックオリンピック(*)、また改元・新天皇即位を控えて「今年の汚れは今年のうちに」「平成の汚れは平成のうちに」って感じでクリーンになるのならそれは良い方向に進んでいると言えるかも知れません。
いや、スポーツ界のみならずミンカンキギョウにもそのうねりは押し寄せてくるに違いありません!!
*) どこかの閣僚がパラリンピックを先に言えとか言っていたのでマネしてみましたもちろんバカにしています(うははは〜〜〜〜www)
Posted at 2018/08/02 05:59:34 |
トラックバック(0) |
所感・雑感 | ニュース