「ホワイトクリスマスでロマンチックですねい」などとKY的に言ったらぶっ飛ばされる地域の方もあるようで、寒いクリスマスイブとなりました。というフレーズを2010年、2011年と書いてまして、ワタクシがブログ始めてからいつも寒いですな。
街は華やいで結構ですが、所詮はカネがないと相手にされない世界。職がないとか健康問題とかで生活困窮な方には一年で最もつらい時期かもしれませんな・・。
「♪きのう テレビの ニュースで どこかの国の 難民キャンプを 見た」んで余計に今年はそう思いました・・他人のことも気にかけられるのは余裕の証でもあるんですがねw 慈善家じゃないよ。
角田美代子自殺で共犯者の起訴赤信号!主犯抜きで共犯立証難しい
周辺で6人の遺体が見つかり、まだ3人の行方が分からない前代未聞の事件の主犯格、角田美代子容疑者が兵庫県警本部内の留置場で自殺した。「『自殺するぞするぞ』と予告されて、されちゃったんですから管理上の問題ですよ」という厳しい指摘も出ている。
角田は家族に会えないことを理由に、10月半ばごろから「生きて出られないなら生きていても意味がない。死にたい。どうやったら死ねますか」などと話していたという。
その角田が12日未明(2012年12月)、Tシャツの長そで部分を首に巻きつけ息絶えているのが見つかった。県警では自殺を警戒して、1時間に4回の巡回を6回に増やす体制を敷いていた。狭い部屋に3人が留置されていたのも、自殺防止への配慮があったのだろう。
留置場では布団から顔出させるのが管理の基本
12日午前5時25分、女性警官が見回ったときには角田はイビキをかいて寝ていた。ところが、5時38分に見回った時は布団を顔にところまで上げ首元に黒のTシャツが見えたという。ここで異変に気付くべきだったが、6時10分の見回りの時に寝息がないように感じて初めて気づき、6時21分に房の中に入って確認するとすでに息絶えていたという。県警では「落ち度はなかった」とコメントしている。
しかし、元大阪刑務所の刑務官だった板本敏夫氏は自殺志願の容疑者の監視について次のように話す。「『自殺するぞ』と予告されて、されちゃったのは管理上の問題。寒くない施設ですから、布団から顔を出させるというのは基本中の基本。顔まで掛けていたのを下げさせていれば、もっと早くわかったような気がします」
古巣の不祥事に、元兵庫県警捜査1課刑事の飛松五男氏はもっと手厳しい。「始めはウソだろうと思いましたよ。いまは怒りに変わっています。せっかく情報をもとに逮捕して、毎日のようにここまで自供したと警察のパフォーマンスだけして、自殺される。まして県警の留置場で自殺されるのは警察の存在そのものが疑われていると思います」
神戸地検の幹部は「被疑者死亡で角田容疑者は不起訴処分にせざるを得ない。共犯者も数人が不起訴になる可能性がある」という。
司会の羽鳥慎一「可能性ってどのくらいですか」
元検事の大澤孝征弁護士は「角田容疑者は死亡したのでやむを得ないが、共犯者数人が不起訴処分を地検の幹部が言ってはならない。共犯者の供述を固めて真相究明するのが本来のやり方で情けなさ過ぎる」
*********************************************************************************J-CASTテレビウォッチ 2012/12/13*****
iPhoneに速報の「通知」が入りまして、驚きました。
留置管理がずさんだったんでしょう。自殺の恐れのある重要人物には万全の管理体制で臨まねばならないはずですが、まるで背景に「なにか高度な配慮」があって、事件の全容がわかってしまうと都合が悪いので実はある程度予想されていた結末、自殺するならそれもよし・・だったとしたら・・恐ろしいことです。←んなこたないと思うけどね。
代用監獄にはもともと問題点があるんですが、警察官が、担当部署(刑事課と留置管理課は別部署)が違うとはいえ、特に重要事件の容疑者を留置管理するのはどうなんでしょうね?? 警察内部の異動でたまたま配置された人で、慣れないこともあるでしょう。コレ結構なストレスがあるそうで、長くは務めず、比較的短期間で異動するみたいです。
特に重要事件の勾留はソレ専門の拘置所(法務省管轄)で行った方がよいと思いますが、収容力とか地理的な問題があるようです。
舞鶴殺人逆転無罪 間接証拠 危うい立証
京都府舞鶴市の高一少女殺害事件で、殺人などの罪に問われた中勝美被告(64)に逆転無罪を言い渡した大阪高裁判決に対し、大阪高検は十二日、上告に向けて検討を始めた。
中被告は判決後に大阪拘置所から釈放され、「無罪を確定させてほしい」と上告断念を求めるコメントを出した。一方、高検は中被告を職権で勾留するよう高裁に求めた。
判決は、一審判決が有罪の根拠とした目撃証言や被告人供述の信用性を否定。高検は今後、一審と二審で判断が分かれた部分を中心に上告が可能か検討し、最高検とも協議して最終判断する。
検察側は昨年五月、京都地裁が無期懲役とした一審判決を不服として控訴。死刑を求めていた。
◇
舞鶴少女殺害事件の捜査は、弁護士立ち会いによる家宅捜索や、裁判員制度開始直前の“駆け込み”ともいえる起訴など異例の展開をたどった。判決は取調官の「誘導の可能性」を指摘し、弁護側は「捜査の不透明さを認めた」と評価。間接証拠のみでの立証の危うさが浮かび上がった。
「取り調べの全面可視化が大きく前進する契機となる」。判決後の会見で、弁護人の一人が力を込めた。
弁護側は捜査段階で取り調べの録音・録画を要求したが、実現しなかった。一審が有罪の根拠とした被害者の遺留品に関する被告の供述は「密室」で生まれたものだった。
高裁判決は「当初は具体性に欠けていたのが、長期間の取り調べで具体的供述に変容。捜査機関により誘導された可能性を排斥できない」と批判。その供述内容についても「犯人でなければ知り得ないとの評価に値しない」と一蹴した。
元検事の落合洋司弁護士は「ほぼ目撃証言のみに頼るなど、もともと証拠構造が脆弱(ぜいじゃく)だった」と指摘した上で「録音・録画されていれば、被告の供述経過が明らかになり、(誘導がないとする)検察側に有利になったかもしれない」との見方も示した。
事件は二〇〇八年五月に発生。被告が同年十一月、窃盗容疑で逮捕されると「別件逮捕」との批判が出た。殺人容疑などでの家宅捜索は、抗議した弁護士立ち会いの下で実施。最後まで犯行に直接結び付く物証は見つからなかったが、京都地検は〇九年四月、殺人罪などで起訴した。
裁判員制度の導入が一カ月後に迫る中での起訴は、死刑求刑が予想される事件で、間接証拠だけで判断を迫られる裁判員の心理的負担を回避する狙いがあったとみられていた。
間接証拠での有罪立証には、最高裁が一〇年、大阪母子殺害事件の判決で「被告が犯人でなければ説明困難な事実が必要」との基準を判示。高裁判決はこれを厳格に適用した。
元裁判官の安原浩弁護士は「これまでの判決では『犯人しか知り得ない』との主張は安易に認められていた傾向がある。今回、各証拠を慎重に吟味した高裁の姿勢は、最高裁が示した基準の影響を強く受けたものだろう」と評価している。
**************************************************************************************************東京新聞 2012/12/13*********

最高裁まで行くかわかりませんが、このままでは有罪は無理でしょう。
捜査がずさんですとこうなります。もともと無理だったのを押し通したんでしょうね。本来なら「これじゃ公判維持できんよ! もっと証拠を出して!」って初期段階でブレーキをかけんといかんのですね。
地元の検察・警察の馴れ合いがあるんぢゃないでスカね!?
コレこのまま死刑になっていたかも知れません。裁判員裁判だったらどうなるでしょう。ワタクシなら絶対有罪としませんね。
いかにもやりそうだしww、犯人はコイツに違いない、と盛り上がっているみたいですが、証拠がなければシロです。
司法は被害者の無念を晴らすためにだれでもいいから犯人を決めつける機関ではありません。
司法はテレビ好きさんを満足させるためにあるのでもありません。
NHK森本健成アナ停職3カ月 強制わいせつ容疑で逮捕、不起訴も
強制わいせつ容疑で逮捕され、不起訴処分となったNHKの森本健成専任アナウンサー(47)についてNHKは13日、同アナを停職3カ月の懲戒処分とすることを発表した。発令は20日付の予定。
処分理由として、「11月14日、強制わいせつの疑いで逮捕され、不起訴になりましたが、職責としてふさわしくない行為であり、協会の信頼を揺るがせた責任は重いと判断した」としている。また、「視聴者の皆さまに改めておわびいたします。再発防止に向けて職員への指導を徹底します」とのコメントを発表した。森本アナは「あってはならないことをして深く反省している。被害者の方には心から謝罪したい」と話しているという。
同アナは11月14日夜、東京の東急田園都市線渋谷‐二子玉川間を走行中の急行電車内で女性の下着の中に手を入れ、胸を触った疑いで警視庁に現行犯逮捕された。
*************************************************************************************デイリースポーツ 2012/12/13*******
迷防でない「強猥」で不起訴とはちょっと驚きましたね。事実なら罰金くらい来るかと思いました。
もともと嫌疑不十分だったのか、迅速な示談手続きの成果なのかはわかりません。捕まえた「正義クン」について疑問視する声もあったみたいですしね。
他人には厳しい人たちは面白くないでしょうけどww、協会の処分は、ま、こんなところでしょう。個人的な事件で協会の信頼を揺るがせたとは思いませんけどね、信頼を揺るがせるネタはもっと他にたくさんあるよねww。
酒の席の多いこの季節、酔っぱらうのはほどほどに。酔って利用する公共交通機関はいろんな意味で危険です。帰宅はタクシーか、遠方なら宿泊をおすすめしますね。
Posted at 2012/12/24 08:14:13 |
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