自民党が3年ぶりに政権に返り咲く。国会運営で主導権を握れる「絶対安定多数」を単独で獲得。公明党と合わせ、参院で否決された法案を衆院で再可決・成立させられる320議席を超えた。だが「自民圧勝」の要因は、有権者の民主党不信と第三極勢力の乱立という「敵失」といえ、幹部は「手応えのない勝利」と語る。首相に再登板する安倍晋三総裁は来夏の参院選で民意の揺り戻しを警戒し、当面は「安全運転」の政権運営に徹するとの見方が強まっている。
「自民党への国民の信頼が完全に戻ったわけではない。3年間の民主党政治の混乱に対する『ノー』だ」
安倍氏は16日夜、フジテレビの番組でこう述べ、自民党は有権者から積極的に選ばれたのではなく、消去法で選ばれたとの見方を示した。
また、06年の首相就任時、側近を重用し「お友達内閣」と批判を浴びたことについて「前回はレッテルを貼られたが、今回はさまざまなバランスを取りながら、理念を共にする方々と総合力を発揮しながらやっていきたい」と発言。大勝にも厳しい表情を崩さず、「今度は重心を低くしていかないといけない」と自戒を口にした。
自民党にとって最大の追い風は、民主党政権の失政だった。鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の3首相による政権の「たらい回し」に加え、小沢一郎元代表らのグループが消費増税に反対して離党し、分裂状態に陥った。自民党幹部は「向こうが勝手に自滅した」と分析した。
財源を確保できず、多くの政策を実現できなかった民主党の09年衆院選マニフェストも格好の攻撃材料になった。安倍氏らは衆院選で「インチキで失われた国民の政治への信頼を取り戻す」と主張。「自民党の政権公約はできることしか書かない」と訴え続けた。
「台風の目」と警戒した日本維新の会、みんなの党など第三極勢力が大同団結できず、日本未来の党も登場したことで、無党派層の支持が分散したことも大きかった。自民党は旧来の組織を固める一方、政権復帰が現実味を帯びたことで09年の政権交代後、民主党支持に傾いた業界団体の「自民回帰」も加速。公明党との選挙協力も徹底した。
その結果、小選挙区で自民党候補が相対的に他党の候補より浮上する構図が生まれた。低投票率が有利に働いた面も否めない。
*****************************************************************************Yahoo! ニュース 毎日新聞 12月17日*******
ココログのつぶやきのお題「それで?今度の選挙の争点は何なのさ!」に
「国民の愚かさがどれほど露呈されるか!!です。「政権交代祭り」に踊らされた愚民はまた「第三極祭り」に参加しようとしている。もう普通選挙は廃止。選挙民資格検定導入!」
とお答えいたしましたが、結果はご覧の通り。
あまり手放しで万歳!! って感じでもありませんでしたな。
民主党の惨敗ぶりは甚だしく、前回もそうでしたが、政権交代の振れ幅が大きすぎる印象がありました。
マスゴミと、その煽りにノリやすい愚民無党派層の起こす「風」とやらで、目立たないところで一生懸命働いていた現職議員の方が一気に失職し、風に合わせて大きく帆を張ったよくわからない新人が当選したりすることが前回も今回もありました。誰がどうとかではありませんよww
ここは一つ今の3〜4選挙区をまとめ、3〜4人を定数とする中選挙区と重複ナシの比例区とするほうがいいのではないかと思います。永年、党や候補者を真摯に支持している層の票は守られ、新しい風も取り入れられます。なにより死に票が減ります。
さて、安倍内閣になると思いますが、
・オトモダチ内閣はナシね。論功行賞や派閥均衡などナシ。そのポジションに今最もふさわしい人材を登用すること。総理経験者(麻生さんね)も遠慮無く使うこと。
・閣僚候補の身体検査は厳重に行うこと。「政治とカネ」スキャンダルはもう結構!!
・今回の得票の中に、本来なら民主党や他の万年野党に入れるように指示されている労働組合所属の労働者や名も無きサラリーマンも相当数入っていることを忘れずに、金持ち優先、経済界の言いなり政策などなさらぬこと。
・自己責任も結構ですが、競争に乗れない弱者も護られるよう配慮すること。中間層の消費力を上げるべく努めること。
「凛として、強く、美しい国、弱者にも優しい国」を目指しましょう!!!
Posted at 2012/12/17 14:21:17 |
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