このほど8ヶ月かけたリフレッシュ工事が完了しました。
生誕35年、うちに来て21年での本格的レストアです。
もっと簡単に考えていたのですが、思ったより状態が悪く、かなりずいぶん相当大がかりなものとなってしまいました。
分解時の写真です。工場撮影。
3,4番のビストンリングが折れていたそうです。それでもよく走っていたモノです。このまま使っていればこの夏どこかで路上故障どころかその場で終了していた可能性がありましたな。
エンジンO/H、シリンダーボーリング、スリーブ入替など、ピストンは純正O/Sで。
キャブは京浜CRキャブ29φ
クラッチはJ(Z1000J(P))用にコンバート。
BITO R&D製オートカムテンショナーを取付。
今までガラガラガシャガシャいっていたのが静かなエンジン音になりました。
ミッションはたまたまあったKZ用中古良品を社長決裁価格でゲット。J(P)ミッションに交換というのが定番なのですが、KZ用を起用したのでキックスタートは生き残りました(コレ重要!!)。
CRキャブに換装したのであのでかいエアクリーナーは撤去。すっきりしました。バッテリも交換。
点火系はウオタニSP2フルパワーキットを搭載。コントローラーが付いていますが、素人は触れませんね(笑)。
旧車では脆弱なヒューズ。ハイパフォーマンスヒューズシステムで、一発終了を防止。ブラケットもコレ用を装着しています。
フロントブレーキがダメでしたが、モノが無く、フロントフォークから交換。モリワキKYBの36φ、Nissinのマスターシリンダーを採用。コレが予想外中のさらなる予想外の出費に・・。
リムとスポークは交換。もちろんスポークホイールを堅持!! 穴の少ないオリジナルのレーザーディスクブレーキディスク(?)も堅持。
タイヤはダンロップF11、K87
フロントでだいぶかかってしまったのでリヤは全替えをやめ、O/Hで対応。
レギュレータも信頼性の高いMOSFET型ICレギュレータを採用。
中途半端に替えていたハーネス類もハンドルスイッチもキーシリンダーもすべて交換。配線もすっきりになりました。メインハーネスはFX1用。
残念ながらウインカーポジションは廃止。こうなることを想定してあらかじめスモールランプ付のヘッドランプに替えてあります。
iPhone充電のためUSB電源とケーブルを付けています。
外装とマフラー、シート本体はそのまま。車体はパウダーコート(静電粉体焼付塗装)。ケース類はバフ研磨。
フレーム修正もきっちりやってもらいました。実は転倒歴あるんですはい。
エンジンガードはどうも誤品だったようで撤去いたしました。転んだときのダメージが却って大きいのでやめた方がよいということでした。見てくれはいいんですがねぇ・・・。
純正レバーでは手が届かない(笑)ので、パワーレバーを使うべく、レバーホルダーごとわざわざZ1/Z2用に交換。D1用のパワーレバーは今はないみたいです。ブレーキ側は調整がきくNissinのがついています。
さらにグリップを細身のタイプを選んでもらいました。クラッチも軽く握りやすいです。女性(はあまりいないと思いますが)や手の小さい方にはお薦め。
リヤサスペンションはこれまで<KONI>が付いていたということで、後継モデル<IKON>(なまえがひっくり返っています)で純正風のをチョイス。これがPMC製の2倍くらいするんですが、ワタクシにその価値はわかるのでしょうかw ?
ハンドルも錆ひどく、ノーマルハンドルに交換。これまで4cm幅狭でしたがノーマルに戻りました。車検時に全幅を変えないといけませんな。
燃料タンク・コックや外装塗装など課題はありますが、今後順次やっていくことにします。
さらっと書きましたが、レストア車がバカ高い理由がよくわかりました!!!!
Posted at 2013/11/06 17:14:31 |
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