かの内田百閒先生は「旅から帰ってきてすぐ書くのは小学生の作文、すっかり忘れてしまってから書くくらいがちょうどいい」のようなことをおっしゃられていたと思いますが、ワタクシレヴェルですとすっかり忘れてしまってはでたらめな内容になってまいますので記憶の残っているうちにエントリーいたします。
「路面電車が駅ビルに「そのまま乗り入れ」! 広島電鉄「駅前大橋ルート」8月3日に開業へ」という記事によりますと、
「駅前大橋ルートは、広島駅に乗り入れる広島電鉄路面電車の新たな路線。広島駅前の駅前通りなどを通り、稲荷町停留場を経由して比治山下停留場に至る、約1.1キロメートルのルートです。」
とあります。
これまでの広島駅から的場町に続くルートは廃止になります。
全系統乗ったことがありますがこのたび新ルートができ、それが約1.1kmであることからタイトルがそうなっているっちうワケです。
今回の発地は大阪。 いつもの「やまとや本店」で串カツとビールを軽くいただき、地下鉄とニュートラムで南港へ。
大阪-九州の寝台特急がなくなってから何度か「名門大洋フェリー」を使っております。
乗るのはいつも遅い出航の2便船です。
この日は「フェリーふくおか」でした。2便は「ふくおか」と「きょうと」が入り、設備はおなじようです。 ファーストSを取りました。いわゆる一等のひとり部屋です。
web割のようなものでこの日は1万円を切るお値段、往年の寝台車や泊まって翌日新幹線よりお安いです。
バストイレはありませんが、洗面台と湯沸かし器と航行中あまり映らないテレビはあります。ひとり部屋は窓がありません。
予約時に部屋は選べるようになってます。トイレが遠からず近からず、売店やら甲板散策などを考えますと中央階段に近からず遠からずの部屋をチョイスがよろしいようです。ひとり個室の界隈は静かですが、一等でもハミリー向けの部屋もあるのでHPの図を見て決めるのがお薦めです。

1便船には大部屋(区画指定雑魚寝?)はありますが、こちら2便船の最廉価はカプセルベッドや寝台車のBソロのような「ツーリスト」になります。
ブカツかなにかの学生生徒の団体さんがおりましてツーリストの一画が団貸状態なところもあったようです。
出航には時間がありましたので先に入浴しました。大きくはないですが大浴場があります。ウェイウェイしたグルが来てうるさいですがさっと入ります。
シャンプー類は備え付けがあります。ドライヤーも数台あります。
そうこうしているうちに動き出したようです。レストランもありますが、売店でカップ氷を仕入れ、スナック菓子と缶チューハイ持ち込みで清貧に過ごしますw。飯や宿を落としても乗り物は上等なものを選びたいというのが昔からのスタンスでありますです。
早々に寝間着でくつろいでいたところですが、明石海峡大橋をくぐりますというアナウンスがありましたので着替えて出てみます。

暑いし風もある中、外に出てきた方も結構おり、なんだかいい雰囲気ではあります。
瀬戸内ですし揺れもありません。ここで酔う人はそもそも船は向かないと言われているようです。
とはいふものの、台風接近とかナントカでしたら早めにキャンしようと思っていたことはここでは省きます。
デジタルデトックスなんていいますと大げさですがテレビもスマホも使わず一晩過ごすのもよかろうと思います。書庫(嘘)から持参した「読むクスリ」を読みながら寝ます。
新門司港には定刻着。かなり早めに精度の高い到着予想が出るようです。
下船要領は承知していましたのであらかじめ部屋の鍵は返して並んでおきます。
サクサク歩きますと小倉駅行きの連絡バスが待っていますので乗り込みます。北九州市営が受託しているようです。
朝食はあらかじめパンを買っておいたのでそれで済ましておりました。
小倉から下関まで411ロング車で、あえてトイレ前の逆向きシートに座りまして久々にデッドセクション関所を通過します。どちらから来てもこのどん詰まり感がなんともいえずいいですよね(毎年大晦日になるとなぜか感じましてね)。
下関で下車。そばでも食べようと思っていましたらなんじゃこりゃ??

こんなんなってました。
なんだか2006年に放火により全焼。なんだか身分の高い方による事件のようですが詳細は省きます。 とはいふものの、2008年に一度来ているようですたぶん仮駅舎の頃かと。
旧駅舎の画像がありましたので拝借。
機関車付け替えの鉄道の要衝駅。ブルートレインで本州-九州に渡った方は機関車交換を見学した方もおいででしょう。
新しくなりましたが要衝もそば屋の気配もありません。
あとで調べましたら構内営業があったようですが…ぐるぐる回りましたのに気づきませんでした😰。
…なんだかとっても以下略)
と思いながら乗り継ぎを致します。
隣のホームにいたのがコレよ。2扉四連。

なんということでしょう(サザエ調) しばらくしたらコレが転線してこちらのホームにくるではありませんか(棒。
平成ジャンプで令和のこんにちコレに乗れるとは!!
教師生活25年 この町田! こんなに嬉しいことはない…←ソレチガウwww
115系の3000番台っていうんでスカね、転換クロスシートこれで岩国まで4時間弱。国鉄時代、静岡と下関は電車の墓場とかナントカなどと口の悪い人が言ってましたが墓場上等です!! イマドキの静岡はこんなんいませんですよね。
岩国で乗りかえ、226とかいう8連&転換クロス車に。時間帯的ガラガラで快適でござります。先の115系に負けていません←ってww
広島まで行くところですが宮島口で降ります。駅を降りてからのルートを忘れてしまっていますがなんとか広電宮島口に行きます。地下道ナシで行けないのでしょうかね。
「広島たびパス24時間券」をスマホから購入して使います。一日乗車券と違い翌朝の泊所からの移動でも使えるのが便利であります。 広電は後払いなので降車直前に使用開始するとその分翌日使える時間が増えますセコいさんですね。
こんなのがおりましたので1本遅らせて乗ってみます。
このテはとても古いヤツか最新かの両極端で選ぶのが楽しいのです。
前向きシートがありましたので車窓を堪能します。
胡町で降車して広島市内の東横に泊。
広島駅近くよりここのほうが安かったのですが、歓楽街を抜けないといかんので嫌な方はちょっと迂回するのをお薦めします。
昔はこの界隈のカプセルホテルが指定泊所でしたな(遠い目。
夕食一献はあらかじめアタリをつけていた呑み屋さん、17時開店が現地に行ったら18時に、さらに本家食べログのデータより値上がりしていました。味はよかったのですが詳細は省きます。
翌日広島駅。
富山のように通り抜けてはいませんが、駅ビル内に突入しています。
そこそこの勾配を上がってきます。路面電車は必ずしも定時運行できるわけではないので発着番線の捌きはタイヘンそうです。
通勤通学時間帯にかかりますと列になりますが、それぞれの扉毎に並んでいるので単車でなければ乗れてしまいます。
世の中夏休み中でしたが一部の学校は始まっているようで賢そうな制服小学生に揉まれて宇品(広島港)まで行ってみました。昔、松山から船でここに来たことありましたがすっかり記憶が飛んでいましたわ。写真が手軽に撮れる時代ではなかったんですね(今と違った意味です)。

こういうのが来るといいですね。7系統。

横川駅まで。

江波まで。飲料補給のため近くのマックスバリュへ。
♪うふふな生活♪のうたが流れてました…久しぶりに聴きましたわ。

いい感じの終点。ここから広島駅に帰ります。
東横でしっかり朝食をいただきましたが早め昼飯にします。
ここに来ると指定店は「麗ちゃん」のお好み焼き。
以前は駅ビルの上の階にあったのですがいつのまにか場所がかわっていました。
すでに列になっていましたが回転が速く、とはいふものの45分待ちくらいで座れました。列車の時間が迫っていたら諦めでしたわ。
並んでいる間に註文を取っていたので着座すると程なく出てきます新宿の豚珍館と同じ要領ですな。
原則、日中は呑まないことにしていますが、ここは例外でビールを飲んでもいいことになっていますw。原則には例外があるということを忘れたらルール中毒になります(キリッ!!
肉玉そば入り、これがスタンダード。そば抜きもできます。鉄板置きか皿載せか訊いてきますので鉄板でもらいました。
通はヘラで食べると言いますが、切るのはヘラですが箸でいただきます。
ビールは中瓶で730円…相場デショかね!?
エキナカのビニコンでアイスコーヒーをLサイズで購入し、のぞみのG車で帰還。
出張はたいへんだwww