リアハッチ上のエンブレムやステッカー類がこれだけ元気なのはすごいことですね。ブルーオーバルもちゃんと生きているし、フェスティバ・ミニワゴンのステッカーだってバッチリ判読できます。さらに右下には当時のフォードディーラーのステッカーまでも・・そして注目すべきは、左側に小さ〜〜く取り付けられているGHIAバッヂです。
私はこの車についてはそれほど詳しく通じていないのですが、ネット上の情報を少し漁った限りでは、このフェスティバ・ミニワゴンにGHIAのグレードは設定されていなかったみたいです。それ以前の初代フェスティバと違い実用的な商品性が強かったので、GHIAのような上級仕様はそぐわないという判断であったのでしょうか。
ところがこの個体には、GHIAバッヂが付けられています。それも、やたらと小さいのが・・これは一体どういうことなのでしょう?オーナーさんが自ら、本来は設定のないGHIAのバッヂを後付けしたのでしょうか?
ちなみにこの個体のボディカラーは、B256フィエスタにあったオイスターシルバーに近い色相で、元来が超実用車であった初代デミオベースであることを忘れさせてくれそうな、落ち着きと気品がある色だから、「架空のGHIA」バージョンも違和感なくハマっているように見えます。
そして、こうして改めてリアから眺めていてふと気付きました。fordブルーオーバルはどうしてこんな端っこの方に付けられているのでしょう?一般的には、メーカーエンブレムはその車にとり最も基礎的な「顔」となる部分なので、車体のセンターに位置するのが当然です。実際にこのフェスティバ・ミニワゴンだって、リアワイパー左側のスペースは相応に空いていますし。それなのに、リアハッチ右側の何とも中途半端なポジションに付けられているのですから。
まさか、これが純粋なフォードでないから、ど真ん中にブルーオーバルを掲げるのが忍びなく、遠慮がちに端っこに追いやられていたとか??
ともかく他メーカーの車を想像してもらえば、メーカーエンブレムがこんなところに掲げられた車というのはまず考えにくいものですよ。
ところで、こちらのフェスティバ・ミニワゴン、だいぶ以前に銀座で目にした
こちらとおそらく同一車だろうと思います。こうしてさらに6年を経てなおも健康そうにしているのは何よりですね。
Posted at 2022/03/04 22:54:19 | |
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Festiva Miniwagon | 日記