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2023年05月13日

もはや最後の正統派顔の103系・播但線訪問

もはや最後の正統派顔の103系・播但線訪問


今年3月18日のJRダイヤ改正で、原形に近い形で活躍していた103系が、最後の砦の和田岬線から消えてしまって早くも2カ月が経過しようとしています。
(:_;)



これにより日本国内で残された103系は兵庫県加古川線の加古川~西脇市間、同県、播但線の姫路~寺前間、そして福岡県~佐賀県の筑肥線・筑前前原~西唐津間の3路線の一部区間のみの運用となってしまいました。

このうち、103系がオリジナルの「顔」で残るのは播但線のみ・・・
加古川線用は前面貫通型に魔改造されたものが走っています。
                     ↓
              加古川線の103系乗車ブログ

筑肥線に至っては103系最後の新製投入路線となり、地下鉄乗り入れを行なっていた関係で、こちらも103系らしからぬ前面貫通型となっています。。
                     ↓
              筑肥線の103系乗車ブログ

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・・という訳で、久々に103系のMT55型主電動機の唸りを聞きたくなって、朝の仕事終わりで出掛けてまいりました。('◇')ゞ

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先を急ぐので、お馴染みの新快速電車に乗りましたが、緩行線を走る221系快速も大和路線やおおさか東線、草津線、湖西線、山陰本線への転出で今や風前の灯となってしまい、東海道・山陽本線から消えるのも時間の問題となっています。(/ω\)

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・・てな訳で、姫路駅の播但線ホームに上がると、見慣れない赤の103系が待ってくれていました。

昔、大阪環状線でも使われていたオレンジ色の103系が、東京圏内ではなぜか「赤電」と呼ばれ、当時の日本交通公社の時刻表にも「中央快速線は赤い色の電車・総武線は黄色の電車」などと書かれていましたが、この播但線の103系こそが正に「赤電」で、昭和39年のデビュー当時からこの色が有れば、103系のイメージもさぞかし変わっただろうなと思うと残念で仕方が有りません

実は数ある103系の塗色のなかで、103系にはこの赤色が一番よく似合うと思っていたりなんかします。(≧▽≦)

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暫くは高架上から真っ白な姫路城を見ながら走ります。(≧▽≦)

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車内はJR西日本さんの「延命40N更新工事」に伴うアコモ改造工事が施工されていて、原形から大きく異なる別モノの様なデザインンに変更されていて、爆音MT55型主電動機の走行音を聞かない限り、誰もこれが103系だとは思えない残念な状況です。。(/ω\)

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辛うじてステンレス地剥き出しの扉が唯一103系であることを物語っています。

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運転席やその周辺機器類、メーター類もオリジナルとは異なり、近代化されていました。
直線区間ではなんと100km/hで走行するシーンが見られました。(=゚ω゚)ノ

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単線区間ですので、駅での列車交換が発生します。(´・_・`)
都会派103系に不釣り合いな風景も今ではもうスッカリ定着しました。(^^♪

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終点の寺前駅に到着しました。。
ここから先は非電化区間となりますので、103系はおろか「電車」と呼ばれる車両は走行できません。。('◇')ゞ

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非電化区間用の国鉄型の気動車・キハ47型が留置されているのが見えます。

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通勤ラッシュに備えて、増結用の車両がゴロゴロと留置されています。。

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サイドビューは兎に角、「顔」はなんとか元祖103系の面影を色濃く残してくれています。(^^♪

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屋根上の特徴的なグローブ型ベンチレーターは全て撤去されています。。
車内の換気はうまく出来ているのか不安になりますね~(ノД`)・゜・。

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103系を楽しむために折り返し乗車します。(^^♪

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連結妻面の窓も残されていますが、整理券発行機がいかにもローカル線用であることを物語っています。。

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あと、トイレが追加設置されていることも原形とは大きく異なる点です。。
本当にこの車内だけを見ればこれが103系だとは思えません。。

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運転席と客室の仕切り壁も大きく原型と異なります。(/ω\)

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正面窓も視認性の良い1枚モノの大窓に変更されていました。(^^♪

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あと、何といってもこの客室の大窓も特徴的です。
上部1/3だけが上側にスライドして窓が開きます。

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「昭和54年川崎重工謹製」「日本国有鉄道」のプレートがこの車両の紆余曲折たる歴史の年輪を物語ります。

この電車に揺られて2駅程戻りましたが、今度はどうしても先程見たキハ47型に乗りたくなってしまい、またまた寺前まで戻ることにしました。。

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2両編成の下り列車が接近してきました。(^^♪

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見慣れない赤色という点を除けば、いかにも103系らしくて好感が持てますね。(≧▽≦)

この電車で寺前まで戻りました。

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ちょうど非電化区間の単行気動車が入線してきました。(≧▽≦)

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寺前駅は国鉄型のオンパレードとなりました。(≧▽≦)
キハ41型の魔改造新設「顔」が異彩を放っていますね。(≧▽≦)

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103系同様、超切妻顔のキハ41型です。

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車内は普段のキハ47型と変わりは無く、垂直型のBOXシートがズラリと並びます。。。(^^♪

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縦型に設置された独特な「和式便所」。。(´・_・`)

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渓谷沿いを和田山駅に向けて国鉄型気動車特有の重苦しいエンジン音を響かせながら走ります。

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そして終点和田山駅に到着。。

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なんだか変なキハ40型が留まっていました。。(^^♪

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タラコ色の仲間のキハ40型と並び、国鉄色を強調します。。

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さらに山陰本線の113系まで加わり、和田山駅は昭和時代へとタイムスリップしてしまいました。(≧▽≦)

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折り返し運用の途中駅でキハ187型特急「はまかぜ」号と交換です。。
赤字対策で自由席が廃止され、利用しにくく高額な全車両座席指定になってしまいました。。

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田舎に有りがちな右側通行での列車交換。。(´・_・`)

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再度、渓谷美を楽しみながら寺前駅へ。。

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寺前駅では103系の2両→4両への増結作業が行われていました。(≧▽≦)

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103系に似合わない長閑な風景の中を爆走し。。。

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姫路駅で見慣れない連結部分を撮影し、103系に別れを告げました。。

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今日は1日中103系に乗る筈が、思わぬキハ41型への浮気心が発生してしまいました。(≧▽≦)

この103系もいつ無くなるか判りませんので、近いうちにまた乗りに来ようと思います。。(´・_・`)

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この記事へのコメント

2023年5月13日 11:45
ラスト サンバーさん
こんにちは。
103系っていうんですか
こちらのほうだと
昔の中央線に似ていますね。
「変なキハ40型」笑はラッピングでしょうか
キハ40型のような電車は車体重量も重そうですね。
コメントへの返答
2023年5月13日 21:13
そうですね(^^)/

関東では昔、中央快速線で使用されていたものです。
あと、山手線や総武緩行線、京浜東北線や常磐線、京葉線なんかにも居ました。

キハ40はJR東日本さんの管内では早いうちに淘汰されてしまいましたが、関西ではまだまだゴロゴロ居るんですよ。。
(*_*)
2023年5月14日 10:00
昨年末に私も行きましたが、103系が意外な速度でぶっ飛ばすので、
驚きました。播但線自体もローカル線に特急が走るという、昭和ノスタルジーを感じる路線。その雰囲気を保つにも、国鉄車両がふさわしく思います。
コメントへの返答
2023年5月14日 23:34
仰るとおり、国鉄の風情を残すためにも播但線の103系は残って欲しいですね☺️
関西圏ですので乗りたくなったら直ぐに日帰りで行けるのが魅力的ですね(^-^)v

103系や113系、115系が無くなったら鉄チャン趣味から足を洗うかもです( ノД`)…

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