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CatDogのブログ一覧

2020年02月04日 イイね!

水の消えた湖

水の消えた湖先月、久々に2時間かけて奥秩父に出かけた。
出掛けの小雨は、秩父市内に入る頃には止み、
雨上がりの秩父連山は、霞みたなびく水墨画の
ごとき絶景となった。

三峰口の百メートル近い峡谷には、幅1mあるか
ないかの吊り橋。70m落下する日本第2位のバンジー
ジャンプなど新名所もあった。




が・・カメラを忘れた。無論スマホもない。
とうとう、ブログUPさえ忘れる今日この頃である。

と、ここまでは、整備手帳に記した。
今日は心機一転、初心に返りブログUPしたい。

昨日は体調もよく、ポカポカ陽気の快晴でもあったので、水垢だらけのスイフトで出かけた。


鎌北湖から水が消えた。




との噂がネットに飛び交っている。この真相の確認である。

まずは、我がブログに時々登場する「鎌北湖」を簡単に紹介したい。

1923年の関東大震災で疲弊していた日本経済。
それに、追い打ちをかけるようにNY株の大暴落に端を発した世界恐慌。

雇用を生み出す為の、公共工事が全国で行われた。
灌漑用ため池工事が、全国で実施された。
*奥蓼科の御鹿射(みしゃか)池もその一つだ。


*字は文豪・武者小路実篤によるもの。
この近くに彼が提唱・開拓した「新しき村」がある。

鎌北湖は1935年(昭和10年)完成の農業灌漑用ため池である。
御鹿射池の3倍程の容積があり、農業用ため池としては大型である。

戦後、地元観光協会により「鎌北湖」と名付けられた。
桜が植えられ、ハイキングコースが整備された。
ホテルやレストランも立ち、ヘラブナ釣りでも有名になった。

1. 桜咲く鎌北湖 


*画像左のブイ部分が放流口(下写真)との境である。ボート接近危険!




・堤防上の桜堤




・春の集落  各民家の広い庭には花々が咲き乱れる。


2. 紅葉の鎌北湖  






3.現在の鎌北湖  湖畔の桜堤は全て金属柵で囲われていた。

まるで隕石が落ちたような、30m以上もある巨大な穴が開いているようだ。
桜の鎌北湖にある放流口は完全に壊されて、そこから水を抜いたと思われる。
1月中旬に水抜き工事が行われたようだ。



紅葉の鎌北湖下写真と同位置。まるで峡谷である。
奥の湖最深部では、大型重機数台が掘削工事を行っていた。




・減りゆく自然との触れ合い


これは、湖入口にある元レストランだ。
堤に立っているので、写真に写るのは3階部分である。10年以上前は週末に行くと、
3階建ての大型でも入りきれない程の観光客で賑わっていた。
やがて、観光客の減少と共に閉店して久しい。

湖畔で、最後まで頑張っていた、写真の二軒の旅館・ホテルも数年前に遂に閉鎖。
とうとう、湖畔の商業施設は壊滅してしまった。

近くにある黒山三滝もそうだが、自然に触れ合う人々が減っているのは誠に悲しい事だ。
だが、嬉しい事もあった。以前、自分のブログを見て興味を持ってくれた茨城・千葉・東京
の、みんトモさんに黒山三滝を案内させてもらったのは数年前の事であった。

その後、少しずつではあるが観光客も増え、閉館していた老舗旅館が再度オープン
出来た事は嬉しい。



工事の理由は昨年の台風19号の被害からかと思ったが違った。

湖のヘラブナ救出のために多くのボランティアが集まり、他に避難させたとも聞いた。
*タイトル写真は2018年2月 厳冬で初めて見た鎌北湖の全面凍結。



湖畔道路を奥に進むSWIFT水垢号。奥には奥武蔵Gライン起点の林道・権現堂線がある。
木陰に見える作業中の大型重機。




ともあれ、水あってこその湖畔である。
今年1年は四季折々の湖畔風景が見られない。
残念だが、やむなしか。



帰路立ち寄った、湧き水で出来た自然沼のある公園。


散歩するカップルに幸あれと、早くも紅梅が僅かだが咲いていた。





帰路の自宅近郊。台風19号の被害修復と更なる増水に備える河川改修。
自分も含めた、周辺住民の命がかかる工事である。







最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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