オリンピックなんざ やってしもたら、こうなることは予見出来たであろうデルタ、ラムダが猛威を振るう中。 そして 季節外れの大雨が続く中、取りあえず 人生最後のスポーツカーと決めて 発注した911を待つ身でありながら、新発売される クルマ達には 興味が尽きず、またまた乗って参りました 新型ゴルフ。私に外国車の魅力と 国産車との大きな違いを教えてくれたのも、ゴルフⅡGTIでした。
ジウジアーロデザインの格好いい初代ゴルフに 憧れたのですが、GTIは Ⅱにしか 設定がなかったように記憶しております。
Ⅰに比べてⅡは 些かズングリとして 不細工にはなっておりましたが、
あの硬質で重厚でありながら、軽さを感じる走行感、軽いのに 剛性と節度に満ちた操作感、硬いのに快適なシートと クルマとは こんなにも滋味深いモノなんだと 感激したのを思い出します。
チープな内装ではありましたが、ゴルフボールを模したシフトレバーなど数寄者の心を掴む 演出も小憎い限りでしたね。
最新のゴルフは 大きいですね^^ しかも 平たい。
初代の雰囲気を残してるのは ブットいCピラーくらいですが、全体として見れば 間違いなくゴルフだと思わせる デザインは 流石です。
欲を言えば 丸目4灯ランプにしてくれたら いいのですがね。
今回のトピックは 内装です。
すべてが 電子化されました。 メーターから 各スイッチ、サンルーフの操作まで すべて 静電タッチ式になってます。
ここまで徹底されると 使いにくさよりも 面白さの方が 頭をもたげてくるのは 以外でした^^
シフトレバーなんかは 992型ポルシェと そっくり!
ポルシェのような金属感はありませんが、操作方、クリック感はそのままなんで、 デザインの総括は どちらも ワルター・シウバなのかもしれません。ともあれ、ゴルフというより ワーゲンらしくない 内装ですが、プラのハード部品が多くて すこぶるチープ感を感じるのは 流石ゴルフ!といった感じです^^;
今回試乗したのは 1.5リッター4気筒ターボ、150馬力を積む 上級車種です。
走りだしの感じから クルージングまで、なんせ 走りが クルマが 操作が 軽い! 昔のゴルフを思い出しました。
7速DCTなんですが、低速の躾けも完璧ですし、パドルを使っての変速も非常に早い!
脚も丁度よい 硬さ。 ファミリーカーとしては 硬めかもしれませんが、この剛性感たっぷりで 節度と軽さを合せ持った 素晴らしい走りを支えるには 最適なセッティングだと 思われます。
エンジンも 中々に力強くて、しかも俊敏に吹け上がります。
特に 上まで廻した時の 音や力感は スポーツカー顔負け^^
乗用車としては過激過ぎる?かと感じる 速いステアリングも相まって、もうGTIを待つまでもないのとチャウ?位の 完成度です。
新型から すべてのグレードが マイルドハイブリッド仕様になってまして、ブレーキに回生の癖があるのと シートが 柔らかなのが 私には欠点と感じましたが、 一般的には 満点に近いクルマだと思います。
唯一の欠点を上げるなら 価格ですね^^;
370万という 標準価格は 国産では 車格上のレボーグと重なります。
どちらが いいか?というのは 乗り手それぞれでしょうが、機械道具としてならレボーグ、クルマとして 相棒としての感覚性能ならゴルフですかね。
後5~6年は 世界中の小型車は コイツの背中を追う事になりそうだな、と感じた 試乗でした。 クルマは いつの時代も 面白いです。
Posted at 2021/08/21 02:10:16 | |
トラックバック(0) | 日記