考え、寝かせて、また変更して、寝かせて、、を繰り返してほぼ固まったマップが出来たのと、切り替えスイッチもできたので、今日は実走まで漕ぎ着けたい。(ちなみにこれは5/14土曜日のこと)
朝から、パワコマへのデータ転送にかかります。取説なんもない状態なので、正規の手順を知らないのでなかなか手ごわいです。 スズキ車はエンジン掛けていないと通信ができないらしいので、PCのダイノソフトを立ち上げておき、パワコマのUSBを、エンジン掛けてから繋いで認識させないと通信確立がうまくいきません。ま、1回やり直すと大体うまくいきますが。
(モード切替スイッチの設定は昨日最初に実施済み:スイッチは最初にパワコマのINPUT1をモード切替用スイッチに設定する必要があります)
で、繋いだPC側のオリジナルマップをマップポジションの2に送り込みます。
切替スイッチは本当は左手側に置きたかったけど場所が無く、右に着けたのですが、グローブつけてスロットル回した状態の手首では、親指がスイッチまで届きませんでした(;^_^A)
とはいえ、アイドル時に親指で押すのは問題ないので、ソフト上も中身がアイドルデータは補正0なので、誤作動しなくていいかも。
で、手元スイッチでマップポジションが1⇔2と切り替わることを確認。トグルスイッチは押した状態(通電)が2になっており、元の現行マップを1、オリジナルの改定マップを2にセットしました。
オリジナルマップは、冒頭のような考えのもと、1-2速用と3-4速用と5-6速用の基本3種類のマップを作ります。
そのうえで全開で使う?5-6速の80%以上の部分はパワーチェックでAFデータ取ってある現行マップのままとします。また、0-60%開度までは、ベースの約1/2に落とします。
全般に生ガスの匂いがするし、濃すぎる傾向を感じたからです。また、パワーチェックのグラフからは、ノーマル比で6~10%パワーアップなので、せいぜい20%濃いぐらいで賄えるはず、、との単純な目見です(;^_^A
<基本計画>
なので、現行のヨシムラ補正データで+19→+9と言った具合です。
で、これをベースに、3-4速はさらに1/2薄く。そして1-2速はさらに1/2薄い状態に書き換えます。これは、基本低速ギアは負荷が軽いので、燃調は薄くてもと言ってもノーマルよりマイナスは無いわけで。アクセル開度2%で+10→+5と言った変更です。加えて1-2速の80%以上開度は基本無いので、補正を0に書き換え(最大-14%入っていた)
また、アクセルオフ時のパンパン防止と、エンブレの感触を見るため、1速~4速までの6000回転以上に開度0%時に0→+2~6を壁で入れました。(5速、6速に入れなかったのは、そのギアで6000回転以上とは、そーとーな速度領域になりますし、ベースがさほど+補正入っていないので不要と考えました)
<一番薄い、1速-2速のデータ>
さて、試走です。
各ギア間で、負荷条件が変わるとはいえ、現実にはNAエンジンですし、回転数の影響とアクセル開度の影響がはるかに大きいわけで、であればざっくりこの3パターンの吹け上がりフィールを見ることで、どっちの傾向がマッチするか、わかると思われるからです。
<考え方>
どれか当たると良いな、、(;^_^A。
このように、アクセル開度20%までの領域で、1速-2速と3-4速、5-6速と合計基本は3パターンを作り、6速が現行より50%程度に薄く、1速は25%ぐらいに薄く、とグラデーションのようなマップを作り、同じようなアクセル開度バターンでそれぞれ走って、一番気持ちよかったマップを見つけることが出来れば、半分完成です。
それぞれ、元のマップと1パターン走る毎に切り替えて違いを見ます。ざっくりどっちが良いか、判定します。基本全部薄い方に振っているので、傾向としてやりすぎか、ちょうどよいか、不足か、の判断をメモします。
で、まず1速、2速の極低速(渋滞想定領域など)の具合を見ます。現行が2750rpmで最大+14補正が入っていたものが、+6程度に薄くなっています。で、いつものようにアイドルプラスアルファでの発進から、やや元気よく、アイドル巡行から5%開け、、といった条件で、スイッチで従来とオリジナルを切り替えながら、フィールの違いを確認します。結論から言うと、1-2速の低速は、薄めた改良マップで問題なし。気持ち2速でのアイドルからの少し開けは粘りが無いようにも思えますが、、、。
次に、2000回転巡行から20%開度までスロットル開度先行で、着いて来るように私のガバ開け限界程度に素早く開けてゆきます。すると明らかに現行が濃すぎて咽る寸前状態があるのに対して、やや力量感の音は軽くなった感じですが、動的には全くスッキリ吹け上がるので、これも問題なし。ただ、4000回転付近が少々パワー減った、、ような気がする。
で、次は3-4速の公道では最も重視する領域です。5000回転までは同じマップなんですが、5000-8000回転のトルクカーブの変動帯だけ、4速は+4%→+8%程度に振ってありました。3速と4速はさほど負荷に差は無く、どちらも1万回転以上回せるのでこれが有る意味、一番わかりやすいデータになります。で、こちらも個々2000回転巡行から1万回転までをスロットル先行で回転が付いてこれるレベルでガバ開けしてみます。すると、4速のフィールはベストなものでした。
パワーカーブで見るような、5000と8000回転前後の落ち込みも感じず、音色だけが変化してゆくイイ感じ。3速も同傾向ながら、若干薄い力が抜ける感じ(全くの音感だよりですが、もっと濃くてもいい、、乾き気味音)だったので、こちらは4速パターンと同じ濃さに変えます。
<4速のデータ>
最後は5-6速ですが、こちらの上は高速道路でも厳しいので、主にツーリング巡行用で、低速に落ちて行ったときの2%開度当たりでのノッキング耐性を見ます。するとこれは現行マップの方が、明らかにしゃっくり限界が高くなめらか。なので、わずかな違いですが、+1~+8を→0~+4に変えたけど、アイドルから、2250回転のアクセル開度20%までは現行のレベルに戻します。
それからエンブレ時の補正ですが、こちらは実走してみたら、5-6速も入れた方が有効というのと、5000rpnから上に設定入れたけど、3500回転ぐらいから入れた方が良いだろうと思いました。シフトダウン入れて回転はそんなに落とさないと考えていましたが、公道で、低めギアで6000~8000回転までがばっと引っ張った後、そのままスロットルOFFで回転落とすシーンはままあって、この時5000回転以下でもパンパン出たので、もう少し吹いてやったほうが消えるかなと。
総じて、燃料臭さは消えて、現行とドライバビリティの劣化は無いと感じたので、上記見直しをすれば、ほぼ行けるんじゃね(;^_^A、との感触を得ました。
それにしても、長い直線の田んぼ道で、まさに田植えの盛りで軽トラに注意しつつ、360度死角なしの場所でようやく、0発進や2000回転からの1万回転引っ張りを、アクセル開ける速さとギヤを変えつつ何度も刻んで走ると、さすがに怪しさ満点で、2キロ区間の2往復で手早くこなし、後はいつものホームコースで不都合が無いか、走ってみましたが特段の問題は感じませんでした。
(それほど、差異が小さいか、あるいは人間の感覚が鈍いか、、と言う所作だと思いますが、ようは、市販品のレベルの不都合とは思われない状況、のレベルには達した上での変化ともいえるわけです。
その3に続く(終わり予定)
Posted at 2022/05/17 17:57:27 | |
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