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2019年05月30日 イイね!

ジムニー満11年の車検。

ジムニー満11年の車検。
 ファーストカーを冬でも乗れるCX-8に買い替えて以降、私にとってその存在意義を失いかけているセカンドカーなジムニー。それでも手放す気になれず、だらだらと保有し続けて、このたび満11年の車検を迎えることに。


 車検に出したあと、作業中のディーラーから、
<ヽ`∀´>「あの部品ダメです。この部品もダメです。交換しないと車検通りません♪」
なんて電話を受けて、
( `Д´)「うぇい、全部やってくれい!」
と景気の良いことを言いつつも、一体部品代と工賃でどれくらいになるんだろうとドキドキしながら迎えた納車の日。

・右キングピンベアリング破損 → 部品約16k、工賃約21k。
・リア左右ダンパーブッシュ亀裂 → 部品約14k、工賃約6k。

 これだけで約57k。これに、エアコンのガスが漏れて無くなっていたから冷媒の補充と漏洩元調査のための薬剤注入で約5k。

 経年に伴う(と思われる)部品交換やら何やらで随分費用が嵩むなぁ。手放しちゃった方が良いかなぁ。
( ´-д-)でも、手放すならジムニーの新型が出る前に手放すべきだったよな。買い取り価格下がってるんだろうなぁ。売らない方が良いかなぁ。

 そうしてまたダラダラと時は過ぎてゆく・・・。
Posted at 2019/06/27 18:11:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月21日 イイね!

半島をドライブ。


 道の駅おがわらで朝を迎える。天気は・・・曇天。時折雨。

 道の駅の敷地の片隅に、船があるのが見えた。小川原湖からは・・・少し離れてるよな。

 わざわざ小さな池のような物を作って、そこに船を浮かべていますよ。説明板によれば、こいつは「小川原湖遊覧船グルメシップかみきた」だそうで。説明板の文字が所々はがれていて読みづらいけど、どうやら町がふるさと創生事業(竹下の1億円バラマキですな)で建造した、湖の魚介料理を堪能できる遊覧船として、平成4年4月から(たったの)10年間就航した模様。・・・利用客が少なかったんだろうな。



 さて、これからどこへ行こう。連休の最終日だから、時間は限られてるんだけど。

 とりあえず、南の方へ進んでみる。


 狭い道(県道)を走っていると、前方に道幅に似つかわしくない大きさのバス。十和田観光電鉄?・・・ググってみると、東北新幹線の新青森延伸以降まで鉄道路線があったんだね。知らんかった。

 東北新幹線の七戸十和田駅。これまでJRの路線図を見てても、どうして東北本線から離れたこんなところに駅を作ったんだろうとずっと疑問に思ってたけど、実際に来てみてわかったのが、ここは国道4号と交差する便利なところなのね。七戸の市街地も近いし。



 七戸の市街地の外れにある、1997年に休止、2002年に廃止されたという南部縦貫鉄道の七戸駅跡。立派な建物だね。

 構内にはホームも線路も残ってる。青々としてるけど。


 構内の設備は、かなりしっかり残ってるねぇ。市街地から外れてるから、再開発の対象にもならなかったのかな。


 車庫も現存。しかし、下部がレールの形に合わせて整形された扉は、どうやって開閉するんだろうか。

 「本日休館日 開館日:毎週土曜・日曜日(年末年始を除く)」「旧南部縦貫鉄道レールバス見学時間 午前10:00~午後4:00」ですか。この日は火曜日。残念。



 さて、この時点で時刻は9時前。この日は大間14:10発のフェリーを予約済み。遅くならないうちに北に向かいますよ。


 野辺地を過ぎ、下北半島の陸奥湾に面した西側の国道279号を北上。・・・北海道並みに何も無いところだな。

 恐山霊場?今回は寄ってる時間が無いな。


 途中現れた透明な壁。防風壁(柵?)ですか。

 人が出入り出来るように戸が設けてあるのね。


 横浜を過ぎ、適当なところで進路を東へ。半島を横断して太平洋岸の国道338号に出ると、正面にゲートが。

 東北電力東通原子力発電所ですか。こんなところに原発があるんだねぇ。そういえば、半島の付け根の六ヶ所村と言い、先っちょの大間と言い、下北半島は原子力関係の施設が多いな。過疎地だから交付金目当てに嫌われ者を積極的に誘致してるのか。



 下北半島東岸を北上すると「防衛装備庁 下北試験場」の看板が現れる。

 ほぉ、ここがそうか。火器・弾薬類の爆発させたり飛ばしたりの性能試験をやってるところですな。やっぱりこういう所でないと、まとまった用地の確保は難しいんだろうねぇ。


 この辺りは猿ヶ森砂丘という、日本最大の砂丘の南端部。Wikiによれば、広さは鳥取砂丘の約3倍ですと。一回見てみたいもんだねぇ。ただ、大部分が防衛装備庁の敷地だから、当然一般ピーポーが立ち入ることなんて不可能。

( ´・д・)でも、見られないとなると、なおのこと見てみたいなぁ。


 


 県道に入って更に北上を続け、人家のまばらな鬱蒼と茂る木々の間を坦々と走ってると、変わった物があるとの案内看板が出てきたので、ちょろっと誘われてみた。

 木々に間の雨でぬかるむ道を進み、5分ほど進んで少し開けたところに出た。


 「猿ヶ森ヒバ埋没林」。ググってみると、「東通村の太平洋沿岸には、約15kmにわたり猿ヶ森大砂丘が続いています。約2千5百年ほども前から断続的に海から砂が打ち上げられ、立枯れたヒバは飛砂に埋まってしまいました。現在見ることが出来る猿ヶ森ヒバ埋没林は、千年前のものです。」・・・この立ち枯れた木の成れの果てのような物が、砂に埋もれた木が露出したものってことなのかな。

 川の水に土が削られたところにも、露出した古い木が。

( ´-д-)あまりピンとこないな。


 そんな猿ヶ森ヒバ埋没林の入口にある集落の・・・廃校舎?そしてその脇に、煌々と光る何かのデジタル表示。

 「射撃試験実施中 射撃音量 43.7dB 環境音量 49.3dB」・・・防衛装備庁の試験場の騒音計ですか。射撃音量の数値の方が小さいけど、それぞれいつのどこの音量を表示してるんだろ。

 廃校舎脇には「簡易型電子線量計」なんてのもあった。原発が近いからかな。



 猿ヶ森砂丘の北端、尻労。・・・読めない。「しりいたわり」?・・・ググると「しつかり」って、読めねぇ。

 高台から砂浜を望むと、日本最大規模の砂丘の片鱗が見えるかなぁ・・・。

( ´-д-)ガスってて全然見えねぇ。



 一旦引き返して、津軽海峡側に出て、更に北を目指す。

 山体をガシガシ削り取る無粋な石灰石鉱山を通り過ぎると、左手にゲートが現れた。何じゃラホイ。

 「注意! このゲートはタイマーセットにより午前7時から午後5時まで作動致します」・・・ここから先は私有地なのか?


 すぐ側にあった看板。寒立馬(かんだちめ)についての解説と注意事項。そこには「敷地内はほぼ全て、地元団体が所有する放牧地(私有地)です」と。

( ´・д・)ヘェー

 これがその寒立馬なのか?


 ゲートをくぐり、先へ進む。

 「注意 ここは放牧場です。危険ですので牛馬には近寄らないで下さい。放牧場内での事故については一切責任を負いません。 尻屋牧野組合」・・・この先、道路上に牛や馬が現れるのか?サファリパークみたいだな。

 尻屋崎の先端・・・近くまで行ってみたけど、灯台は工事中、芝生(牧草地?)は馬の糞だらけ、風が強くて雨もぱらついていたので早々に車に戻る。天気も悪いし・・・。

( ´・д・)私は一帯ここへ何しに来たんだろう・・・。


 道路脇の縁石上に、並べたかのように点々と残された馬糞。何だろう、この場所が括約筋を緩めるのにちょうど塩梅が良いんだろうか。

 ゲートの外に出ると・・・牛?寒立ベコか?


 さて、この時点で時間は・・・12時を過ぎてる。フェリーは乗船受け付け終了は20分前・・・13:50迄にはチェックインしなきゃならないのか。

(;´・д・)あれ?間に合うべか。



 津軽海峡に沿って、西へ西へ、制限速度(+α)で車を走らせる。

 右手に仰々しい柵で囲まれた大規模な施設が現れる。

 「関係者以外立入禁止

リサイクル燃料貯蔵株式会社」・・・ググってみると、「東京電力ホールディングス(株)と日本原子力発電(株)のリサイクル燃料を再処理するまでの間、安全に貯蔵・管理する会社です」ですか。東北電力でなくて、東京電力ねぇ。下北半島って、北海道なんかが比較にならないほどの原子力の掃きだめになってるんだな。



 「むつ科学技術館」・・・昔、大騒ぎになった「原子力船むつ」に関する施設ですか。

(;´-д-)寄ってみたい気もするけど、今回は時間が無いな。



 途中、大畑の街を通るとき、ここに寄ってみた。下北交通大畑駅跡ですよ。国鉄から地元のバス会社が路線を引き継いだけど、2001年に廃止になった路線ですな。

 「下北交通保守基地」なんて立派な建物が今も残ってるのね。


 駅構内はホームも線路も残ってる。腕木式信号機も、実際に使用していた当時のままなのかな。

 「世界中の鉄道ファンの皆さんへ JAS オールドトレイン Märhen World へようこそおいでくださいました」「伝説の列車キハ22が本州最北の地に復活!老兵は死なず、あの勇姿が再びよみがえる…夢でなくてよかった。これは、スピルバーグの世界でもなく、ディズニーともちがう…そうです…鉄道を愛する皆さんのために、Old・trainをこよなく愛する7人の空の男たちJAS鉄道愛好会(パイロットや社員たち)と下北交通社長の英断が生んだアダルトの世界!古き良き時代の風景があるワンダーランドなのです。」

(;´-д-)何だろう。頭がクラクラしてきたぞ。

 JASって、JALと合併した日本エアシステム(旧東亜国内航空)のことか?JASなんてとうの昔に無くなってるのに、これは一体何なんだろう。

 パイロットの有志が田舎の廃線なんかで気動車を保存するような話を聞いたことがあるけど、ここだったか。パイロットなんてのは飛行機好きがなるものなんじゃないのかね。大空を縦横無尽に三次元に飛び回れるあこがれの対象だろうし。・・・旅客機ならそうもいかないか。それが鉄道に対して愛好心を持つなんて、無い物ねだりだったりするのかな。

( ´-д-)鉄道なんて、敷かれたレールの上を行ったり来たりするだけの一次元の地味なもんだよ。運転士は自分の意思で進路一つ変えられないし。



 ゆっくりしたいけど、先を急ぎますよ。国道279号を西へ西へ。


 大畑の街を過ぎた後も、左手に気になる構造物がチラチラ目に入る。コンクリートアーチ橋?糠平辺りで見掛ける構造だな。国鉄の未成線でもあったっけ・・・でようやく思い出す。

 戦時中に北海道側の函館から津軽海峡が最も狭くなる戸井に向かって戸井線(未成線)が建設されてたな。対になるように、海峡を挟んだ反対側の下北半島の大畑から大間に向けても鉄道線が建設されてたんだっけ。これはその未成線の遺構か。

 ググってみると、ここは下風呂温泉てところで、遊歩道として整備されてるんだねぇ。・・・どれだけの人が訪れてるのか知らないけど。戸井線も整備すれば良いのにな。

 こっちの橋梁は新しそうだけど、これも未成線の遺構かな。



 13時半近くなって、ようやく大間の街に入る。本州最北端の大間崎・・・行ってる時間なんて無いな。

( ´-д-)大湊の海自カレー食いたかったなぁ。大間のマグロも食う時間ないな・・・。

 セーフ。間に合った。



 フェリーターミナルでチェックイン。

 マグロのオブジェ。でかいけど、本物もこれくらいの大きさがあるんだっけ。


 チェックイン後、車両積み込みまで車内で待つ。テレビを点けると、北海道のSTVを受信。下北半島の北端では、北海道のテレビ放送を受信出来るという話は本当だったんだな。

 


 そういえば、この日はまだまともな物を食っていない。というわけで、前の晩に八戸で購入していた謎のお菓子「バホリ」を試してみる。

( ´・д・)「ばほり」・・・名前からはどんな物か全く想像出来ないぞ。

 原材料から想像するに、クルミ入りの味噌を米粉ベースの生地の餅で包んだもの、って感じかな。

( ´-д-)まぁ、想像の範囲を越えない、どこにでもありそうな味だな。






 函館上陸。

( ´-∀-)はぁるばる来たぜ函館ぇ~♪

 到着した岸壁の近くでは、ナッチャンが大量の客を乗せて出航するところでしたよ。





 定期運行してないのに、何かのツアーだったんだろうか。



 天気が回復してきたので、お約束の函館山に登ってみた。



( ´-∀-)くびれぇ~♪


 船がたくさん出入りしてるねぇ。



 このあとは、ちんたらちんたらお家まで帰りましたとさ。

( ´-д-) 憑かれた。もとい、疲れた。


~ 以上 ~
Posted at 2019/06/06 18:59:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月20日 イイね!

龍の目を見てお墓参り。


 盛岡の近くの道の駅で朝を迎える。

 さて、これからどこへ行こう。

 とりあえず北の方に向かって走るか。

( ´・д・)…滝沢?何年か前まで日本一人口の多い村だったとこだな。…渋民?何だっけ。あぁ、石川啄木の出身地か。

なんてことを考えながらとことこ進む。


 しばらく進むと、山の中の小さな集落に似つかわしくない立派な新幹線の駅が現れる。

 いわて沼宮内駅。JR東日本の東北新幹線と、三セクなIGRいわて銀河鉄道の駅ですな。

( ´・д・)駅名板に、JR東とIGRのロゴが一緒に並んでる・・・。

 北海道新幹線の木古内駅は、三セクの駅舎と新幹線の駅舎は連絡通路で繋がってはいるものの、在来線の駅舎には三セクのロゴのみ、新幹線の駅舎にはJR北海道のロゴのみが掲げられているので、不思議に思ってみたり。JRと自治体の関係が良好だとロゴが並んで、険悪だと別々になるのかな?


 休憩がてら、いわて沼宮内駅の中に入り、ドレンを抜く。

( ´-∀-)ホッ♪

 駅舎内には岩手県内の観光地を紹介するポスターがベタベタ貼られている。

( ´・д・)三陸鉄道?チラッと見てきたな。龍泉洞?これも見て来たな。中尊寺金色堂?これも何年か前に見たな。

 そしてそのうちの一枚に目が留まる。

( ´・д・)ほぉ。これは面白そうだな。ん?ちょうど今の時期が見頃なのか?よし、ちょっくら行ってみるか。


 というわけで、進路を変更して西へ西へ。

 岩手山(だと思う)は山頂が雲で覆われているな。この先天気は大丈夫だろうか。


 しばらく進むと、右手に白い煙を大量に上げる施設が現れる。いや、煙でなくて湯気か。

 硫黄な臭いがする。


 こんなところに地熱発電所があるんだねぇ。

 地熱発電所のすぐ脇にお社? なんだかそこはかとなく罰当たりっぽい気がするんだけど。


 パイプを辿って登っていくと・・・、

 ここで蒸気を採掘(?)してるのか。

( ´・д・)ヘェー



 さて、ここは八幡平アスピーテラインなんて小洒落た名前を付けられた道。その途中にはゲートが設けられていて、「夜間通行止
17:00~8:30」「春先除雪作業中
平成31年3月5日~平成31年6月12日」だそうで。5月も半ば過ぎだというのに、まだ路面がしばれたりするのか?

 ・・・道路脇ギリギリまでまだ雪が残ってるところがあるのか。


 途中で車を駐め、岩手山の方を眺める。

( ´-д-)曇ってるなぁ。


 おっ、これはかなり大きい雪壁だな。

 ・・・バスの屋根の高さまで残ってるところもあるのか。


 峠の手前の駐車場に車を駐め、峠に向かってとことこ歩く。

 まだこんなに残ってるんだな。


 峠に到着。…まぁ、先に車で峠まで着いたんだけど、てっぺんの駐車場の「有料」の文字が目に入ったもんだから、少し戻って無料の駐車場に駐めてきたんだけどね。

 岩手と秋田の県境。


 さて、ここからポスターで見た景色を求めて、登山道のような道へ入っていきますよ。

 ・・・早々に行く手を積雪に阻まれた。雪が解けてない。除雪してない。

( ´-д-)参ったな。こんなの、デッキシューズで来るような所じゃないぞ。


 ツアー客なのか、チンタラ歩いて全然進まないジジババシニアな男女に行く手を阻まれる。


 10分も掛からずに目的地に到着。

( ´・∀・)p それがここ。



 少し位置を変える。



(;´-д-)ん~、なんだか期待していたのと違うなぁ。


 ここは八幡平の鏡沼。そして、この雪解け時期に見せるこの姿から「ドラゴンアイ」と呼ばれているそうで。5月下旬から6月上旬が見頃だというのでやって来たのですよ。

 地元の某テレビ岩手も取材に来ていたけど・・・ニュースででも流したんだろうか。

 そこそこドラゴンアイを堪能して引き返す途中、支那畜と思われる集団が進路を塞いではしゃいでいる。邪魔だ。

( ´-д-)民族性なんだろうかなぁ。どうして自分らのことしか考えないんだべ。



 峠に戻ると、小屋があった。

「長ぐつ¥200、ストック¥300、スノーシュー¥500 レンタル中!!」

 そんなの借りるまでもない道だったな。・・・靴のレンタルなんて、水虫を移されたりしないんだろうか。

 レストハウス内に貼られていたポスター。こんな感じの写真を見て、期待してきたんだよなぁ。

( ´-д-)違ったなぁ。瞳孔が開いてなかったな。周りの雪も黒く汚かったし。




 ドライブ再開。秋田県側へ降りていきますよ。


 秋田県側のゲート。

 「積雪・路面凍結の恐れあり 冬タイヤ装着スベリ止めの携行をお願いします」「ご通行中の皆様へ 天候急変する恐れがあるため冬タイヤ必要」・・・凄いこと書いてるな。

 毒々しい真っ赤な血の色に染め上げられた凶悪なロータリーを持つ除雪車。こんなところに置いて、まだ出番があるのか?


 こっちでも道路脇で湯気が噴き出してる。

 ここでも地熱発電をするのか?



 里に下りてしばらく走り、謎のスイッチバック構造なJR花輪線の十和田南駅に到着。・・・別に用事は無いんだけれども。

 駅前には、田舎のバロメータ(?)な白ポスト。「青少年を非行から守りましょう」「あすの秋田を担う青少年のため、雑誌や週刊誌などは、家庭にお持ち帰りの無いようこのポストに入れて下さい」・・・雑誌や週刊誌に失礼だな。青少年を有害図書から遠ざけるのが目的なら、「朝日新聞ポスト」にでもしとけや。


 駅構内は島式1面2線のホーム。・・・そして謎の環状列石。何故だ。

 信号機は、上り出発信号機と下り出発信号機が並んで立ってる。スイッチバックだものな。


 反対側。築堤上の引上線が道路を1本跨いで延び車止めで行き止まり。その向こうにも築堤が続いてるけど。

 もともとはもっと引上線が長かった様だけど、橋梁を撤去して短縮した様子。昔の客車列車と違って、ワンマンの気動車列車ばっかりになったら編成長が短くなって長い引上線が不要になったのかな。



 さて、腹が減ってきた。時刻は14時過ぎ。食料を求めて、何だかよく分からない商業施設に入ってみる。「おらほの市場」?

 店内の片隅に蕎麦屋があったので、そこで「特製冷やかけそば」(750円)をいただいてみた。温泉卵、山菜、とろろ、天かす等が載ってるそうで。

( ´-ω-)なかなか美味かったの。



 腹を満たしてドライブを再開。

 街の中を、苗と思われる物を荷台に満載にした軽トラに遭遇。

( ´・ω・)あきたこまちかな。豊作だと良いね。



 小坂鉄道レールパークに寄ってみた。一昨年雪が積もってるときに来たら誰もいなかったけど、今度は観光客で賑わってるかな。

 ・・・閑散としてる。営業中のようだけど、客は誰もいないのか?平日の月曜日なんてこんなものか?



 寂しいのは苦手なので、中に入らずドライブを再開。


 十和田湖。発荷峠展望台なんて所からの眺め。・・・こんなところでハッカが採れたのか?


 湖岸を東へ。

 カルデラ湖な十和田湖は、入るのも出るのも延々と続く九十九折りが鬱陶しいな。八幡平と言い、この日はずっと九十九折りばっかり走ってた感じ。 



 奥入瀬の方にも行ってみたかったけど、今回は我慢して、ここを訪れてみましたよ。

 土まんじゅうの上に建つ十字架。

 かねてより一度訪れてみたいと思っていた場所。青森県新郷村の「キリストの墓」ですよ。

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 キリストの墓

 イエスキリストは二十一才のとき日本に渡り十二年間の間神学について修行を重ね三十三才のとき、ユダヤに帰って神の教えについて伝道を行いましたが、その当時のユダヤ人達は、キリストの教えを容れず、かえってキリストを捉えて十字架に磔刑に処さんと致しました。

 しかし偶々イエスの弟イスキリが兄の身代わりとなって十字架の露と果てたのであります。他方、十字架の磔刑から逃れたキリストは、艱難辛苦の旅をつづけて、再び、日本の土を踏みこの戸来村に住居を定めて、百六才長寿を以って、この地に没しました。この聖地には右側の十来塚にイエスキリストを、左側の十代墓に弟イスキリを祀っております。以上はイエスキリストの遺言書によるものと謂われております。—————————————————————————————————

( ´・д・)ヘェー


 足下には石版が。「この石はイスラエル国エルサレム市と新郷の友好の証としてエルサレム市より寄贈されたものである」らしき白い石。見慣れない材質で、ボロボロに崩れてる。何やら文字を刻んであるようだけど・・・何を書いているのやら。

 敷地内には「キリストの里 伝承館」。


 中にはこの辺りの風習を紹介する展示。その一角にある「民家復元コーナー」。

 この辺りでは子供の額に十字を描く風習があっただとか、服装や言語にユダヤの影響が見られるとか・・・どこまで真に受けて良いものやら。


 ビデオを見たり、展示物を見たりしているうちに、閉館時刻らしい17時を過ぎてしまったので、後ろ髪を引かれる思いをしながら建物を出る。むぅ。

 一帯は「キリストの里公園」として整備されていますよ。

 「キリスト祭」。今年は6月2日に行われるそうで・・・って、もう終わってるな。どんなことをやってるのかとググってみれば、「慰霊祭は全90分程度、神官による祝詞奏上、玉串奉奠、獅子舞・ナニャドヤラ(この地方に伝わる盆踊り 歌詞の意味は不明)の奉納という形式で執り行われます。」って、キリスト教じゃなくて神道の形式なのか。盆踊りは仏教か?よくわからんな。


 ここ新郷村では、キリストの墓と並んで観光名所として推している場所があるようなので、そちらにも行ってみる。


 「大石神ピラミッド」。日本にもピラミッドがあったんですと!

 ただ、エジプトやメキシコの石造りのピラミッドと違って、ここは三角形の山の頂上に石が置かれているものだとか・・・って、そんなピラミッドの定義がどこにあるんだ?

 太陽石:昔は光っていて・・・放射性物質でも含んでるのか?

 方位石:正しく東西南北を示している石・・・どうやって示しているんだろう。正方形や長方形の断面には見えなかったけど。


 いくつかある石をみてまわるコースは登山道のよう。途中には倒木も。

 鏡石:むかしは直立し表面に文字が彫刻されてあったと伝えられる・・・何語の文字だ?誰か重機で持ち上げるなりして確認しようとしないんだろうか。


 ピラミッド・・・とはとても思えない山を下りて、またキリストの墓の前を通りかかると、道の反対側に謎の小屋が。「キリストっぷ」。何だそりゃ。

 新郷村役場に掲げられた地図には「歴史とロマンとキリストの里」。徹底的にキリストで村おこしをしようという様子。

( ´-ω-)キリストを出汁に使って、敬虔なキリスト教徒から攻撃されないのかしら。



 その後は、八戸の某マックスバリュで、店内に山のように積み上げられていた缶詰をママンへのお土産に購入。

 「いちご煮」(880円税別)ですよ。「ウニとアワビの潮汁」・・・パッケージの写真と併せて食欲をそそりますな。

( ´-ω-)これは北海道で売ってるのを見たことないから、良い土産になるだろ。(関心が無くて気がついてないだけかも知れない)


 ただ、原材料のウニはチリ産ですか。八戸の郷土料理なのに。
(;´-∀-)まさか、朝市で売られてたウニもチリ産ってことは・・・



 この後は、八戸市内で腹ごしらえをしてスーパー銭湯でさっぱりして、道の駅で車中泊。

( ´-д-)結構走った感じがするんだけど、全然大した物を見れてないような気もする一日だったな。


~ 続く ~

Posted at 2019/06/06 18:52:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月19日 イイね!

北リアスをドライブ。


 フェリーに乗った翌朝、港に到着する時刻が近づいた頃、案内に従い車両甲板へ降りていく。

( ´-д-)おぉ、ベコだぁ。

( ´-д-)おはぁ~。良い子にしてたかぁ。



 

 港に接岸し、下船開始。

 ここは八戸港フェリーターミナル。・・・宮古ではありませんよ。室蘭発宮古行きの南向の便だけ、途中八戸に寄港するのですよ。今回私は、ある目的を持って八戸で船を降りたのですよ。



 八戸港を出てしばらく市内をドライブし、また八戸港に戻り別の埠頭へ。

 

 駐車場に車を駐めて、歩いて目的の場所へ。


 ここは八戸港の館鼻埠頭。訪れたのは、毎週日曜の日の出の頃から午前9時までの時間限定で、ここで開催される『館鼻岸壁朝市』ですよ。

( ´・∀・)b 素敵なエンブレム。


 日の出時刻の頃に訪れると、ちらほらと店開きが始まりだした感じ。青果を売る店。ありがちだね。

 ・・・盆栽?


 港町らしく、新鮮そうな海産物がいっぱい。タコやらイカやらカレイやら毛ガニやら・・・。

 おぉ、ホヤがいっぱい。しばらく食ってないなぁ。美味そうだなぁ。


 手羽先の店。

(; ゜д゜)何だ?手羽先ごときに(失礼)この行列は。


 祭の出店にありそうなおもちゃ屋?

 パン屋も。


 靴屋まであるのか。

 めいどうホットドッグ?何だそりゃ。こんな変なものまで出店してるのか。


 青森といえば(?)なニンニクが袋詰めで山積みに。そんなに大量に買って消費しきれるのかね。

( ゜д゜)おぉ、軽トラの荷台で炎が上がってる!


 「カブトムシようちゅうグミ 内臓くん」「カブトムシシリーズ第2弾 さなぎ君」・・・悪趣味だな。

 ビリケン?これも屋台なんだろうか。


 腹が減ってきたので、朝食に「うなぎの飯蒸し」(380円)と「うにめし」(350円)を買っていただいてみた。

 ちまきみたいな格好をして「有馬山椒 うなぎの飯蒸し」って書いてあったけど、有馬の方の郷土料理なのかしら。確か八戸から近いよね・・・(;´-д-)ん?有馬って、神戸の方じゃなかったか?

 うにめしの方には「八戸名物」って書いてあったから、ここの郷土料理ってことでいいのかな。

( ´-ω-)味は・・・まぁ、こんなものかな。


 「角館名物きりたんぽ」な店。味噌つききりたんぽ(150円)をいただいてみた。・・・味噌を付けて焼いたきりたんぽの味がした。

 大湊の海自カレー。大湊の街は、海自カレーで売り出してるみたいだねぇ。遠くてなかなか行けないから、ここで食ってみるか…。いや、楽しみは後に取っておこうか。


 マットレスも売ってるのか。

 ミシンの修理屋まで。刺繍のデモンストレーションをしてたから、新品も売ってるのかな。


 さっきは飯を食ったので、今度は汁物をいただこうかと「くじら汁」(350円)をいただいてみた。

 この細い切れ端が、鯨の皮(?)。昔、父が好きで母が良く作っていた鯨入りの味噌汁は美味いと思ったことは無かったけど、このくじら汁は美味かったな。


 畳表で作ったバッグやなんかを売る店。

 畳表で靴の中敷きも作るのか。いろいろ考えるもんだねぇ。


 これは・・・何屋だ?

 窯を持ってきてナンを焼くインド人(?)。本当にナンでもありだな。


 市場の一角でまた長い列が出来ていたので、今度は何事かと覗いてみれば、馬鹿でかい椎茸を大量に両手で鷲掴みにして次々と袋に放り込んでいる店。この肉の厚さはステーキにしても美味そうだな。しかし、テーブルの上に現金を出しっ放しにしてるってのは不用心に過ぎないか?朝鮮
人が現れたらどうするつもりよ。

 家庭用にしてはでかいカメラを構える男。どうやら地元の某RAB青森放送の取材の様子。テレビ番組にしては、機材が水曜どうでしょう並だな。


 今年はどこもかしこも令和・令和ってやかましいねぇ。元号が変わるからって、世の中の何が変わるっていうのかさっぱり分からないんだが。

 この市場でもいくつかの店で「令和」の文字が掲げられていたけど、その中でとある店に掲げられていた「令和」の文字に感心。

 よく見ると、「令」の字が「八戸」。「和」の字が「市」と八戸市の市章「Symbol of Hachinohe Aomori.svg」になっている。よく考えたもんだな。


 会場を歩いていると、不気味な着ぐるみが現れた。

 館鼻岸壁朝市”未公認”キャラクター「イカドン」だそうで、「イカドンパパ」「イカドンママ」「イカドン長女」の3体が存在するとか。

( ´-д-)萌えないなぁ。ガキが見たら泣いて逃げ出すんじゃないか?



 ちなみに、八戸市の観光情報サイトには、「館鼻岸壁朝市」についてこんな紹介をしていますよ。

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日本最大級の朝市「館鼻岸壁朝市」
広大な岸壁に、日曜日の早朝にだけ出現する「館鼻岸壁朝市」
館鼻岸壁朝市は日の出から9:00頃まで開催されます
中には開催直後の暗いうちから行列ができる店も…
毎週数万人が訪れる、日本最大級の朝市です
朝市非公認キャラクター「イカドン」が場内を闊歩
朝食を食べたり、知人とコーヒーを飲んだり…訪れる人々が思い思いに朝市を楽しんでいます
全長約800mにわたって、300以上の店が立ち並びます
全国的にも例を見ない、活気あふれるカオスな朝市です

日曜日の朝にだけ出現する”街”
 普段は何もない広大な岸壁に、毎週日曜日の早朝にだけ出現する巨大朝市・館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)。全長800メートルにわたって300以上の店が立ち並び、毎週数万人もの人出を誇る、青森県内・東北はもちろんのこと、国内でも最大級の朝市です。
 特に、連休やお盆には観光客や帰省客などが通路にあふれ、歩くのが困難なほどのにぎわい。八戸で最もホットな場所と言っても過言ではありません。

何でもありの巨大朝市
 館鼻岸壁朝市は、販売されているものも非常にカオス。八戸の鮮魚や干物などの魚介類はもちろん、野菜、果物、花、多彩なお惣菜、朝市内にいくつもあるコーヒーショップにスイーツ、パン、刃物や骨董品、ミシンなどなど…とにかくバラエティ豊か。以前はなんと車まで売られていたとか!?(そして、月に数台売れていたとか…!?)
 お店の屋台の裏で朝市ライブを開催する店舗もあり、訪れる人々も、朝食を買い求めたり、知人と談笑したりと、思い思いにこの巨大朝市を味わっています。

https://hachinohe-kanko.com/10stories/asaichi/tatehanaganpeki-asaichi

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 昔は車も売られていたなんて書いてるけど、やっぱり今回訪れても車を売ってる店は無かったな。残念。



 午前7時になった頃、もうこれ以上新しく開く店は無いかな、と判断して会場を後にし、海岸沿いを南下してみる。

( `・ω・´)≡3 これから北東北ドライブの始まりですよ。

 


 南下・・・というか、八戸港を出て海沿いを走り始めてすぐに、有名な観光スポットらしいものが現れる。蕪島(かぶしま)だそうで。

 何やら、ウミネコの大繁殖地として有名なようですね。右も左も下も上も、見渡す限りウミネコだらけ。足下を見れば、そこかしこに糞の跡。いつ空から爆弾が投下されるか気が気でありませんよ。


 芝生の中の遊歩道脇には、「ウミネコが子育てをしています。柵の中には入らないで下さい」な立て札。いくら何でも、人間が立ち入るようなところのすぐそばで卵を産んで温めるような不用心なこと、警戒心が強いはずの野生動物がするわけないだろ、なんて思っていると、

( ゜д゜)うぉ、本当に遊歩道のすぐ脇に卵を産んでやがる。


 凄まじいまでのウミネコの人口密度・・・いや、鳥嘴密度か?

 こんな岸壁の片隅のちょっと砂が溜まって草が生えたような所でも、平気で営巣して卵を温めてやがる。傍若無人だな。



 爆弾を喰らわないうちに蕪島を後にし、海岸ドライブを再開。


 葦毛崎展望台。草地の台地が海に接するところは岩場になっている。この岩は溶岩なのか。こういう景色を見るとき、タ○リ並の地質学の知識があると楽しいんだろうな。

 砂浜もある。大須賀海岸ですか。ググってみると、ここは鳴き砂で有名なのか。・・・砂浜を歩いたり砂を踏みつけたりしたけど、全然音が聞こえなかったんだな。

( ´-д-)今まで「鳴き砂」で有名だってところで砂の鳴く音を聞いたためしがないんだな。鳴かせ方が悪いのか?



 そのうち、広めの草地が見えてきた。これが種差天然芝生地なのかな。

 なんか、もっと広大な感じを期待してたけど、案外こぢんまりしているなぁ、とガッカリしてみたり。天然の芝生地としては広大なのかも知らんけど、道北や道東でだだっ広い草地(多分人工)を見慣れてるせいか、感動というか有り難みが全く湧いてこなかったりして。



 JR八戸線の階上駅。何だか聞き覚えのある駅名だなぁ、なんて思って寄ってみた。

 駅前広場を挟んで駅舎の向かいに、腕木式信号機と小さな小屋が。


 小屋の中には信号テコが。腕木式信号機とワイヤーで繋がっていて、連動して動作する様子。

 小屋の脇にあった看板によれば、

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 この腕木式信号機は、大正13年11月10日の八戸線階上駅の開業当時から平成17年6月まで使用されていたもので、この鉄道の歴史的設備を町がJR東日本から譲り受けたものです。列車運行システムの近代化に伴い全国で徐々に姿を消すなかJR八戸線で最も遅くまで利用され、JR東日本の中では最後まで活躍した信号機です。

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だそうで。そうか、タブレット閉塞と腕木式信号機がつい最近まで残っていたってことで聞き覚えがあったのかな。

 小屋の中の壁には、「貸付財産標 契約年月日:平成29年4月1日、使用者名:階上町 東日本旅客鉄道株式会社」なんて紙が貼られてた。看板の「JR東日本から譲り受けた」は嘘だったのか?



 いつの間にか海岸との間に高い堤防が存在していて、河口に水門が設置されていることに気がついた。

 長い堤防だなぁ。

 近くに設置されていた色あせた看板によれば、

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津波から、みんなのいのちを守ります 平内地区海岸高潮対策事業

事業目的:これまで明治・三陸津波、チリ地震津波など再三に亘り被害を受けてきました。岩手県では、明治29年規模の津波でも被害を最小限に治めるように高さ12mでの水門・防潮堤の施設整備を進めています。

災害の記憶:種市町を含む三陸沿岸では、明治29年及び昭和8年の三陸津波や昭和35年のチリ地震津波により甚大な被害を受けました。

(※かなり省略)

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 2011年の震災以前から整備されていたもののようですな。とりあえず登ってみる。

 海岸に沿って延々とコンクリートで覆われた防潮堤が続く。津波を経験したことの無い私は、こんなことは馬鹿げてるように思ってしまうんだけど。

 そういえば、北海道の太平洋沿岸だって地震が多いし同じ海に面しているのに、こんな物を整備したくなるほどの津波に遭ったなんて話は聞いたこと無いけど、どうしてなんだろう。日本海溝からの距離だってそう大きく変わらないのに。不思議だな。


 堤防の上にぽつんと佇む小屋。中にはサーチライトがある様子。夜中に地震が発生したら、ここからサーチライトで照らして海面の変化を警戒するのかな?大事な設備なんだろうねぇ。

なんて思ってたら、出入り口のドアノブが錆びて腐れて取れて無くなってるの。どうやって中に入るのよ。感心して損した。



 県道をとことこ走り続けて、また海岸との間に高いコンクリートの壁が現れ「種市海浜公園」なんて看板が見えたので、ちょろっと寄ってみる。

 海側から見ると、立派な観音開きの扉が。これで津波を受けても開口部を突破されることは無いってか?


 コンクリート製の壁のような高い防潮堤が延々と続く。海沿いの街なのに、街から海が全く見えないってのはどうなんだろう。コンクリートの壁に遮られて、閉塞感を感じたりしないんだろうか。



 防波堤に囲まれた砂浜。その向こうでは、海水浴客が海と戯れている。


 ん?海水浴客でなくてサーファー?サーフィンって、波に乗るものだと思ってたけど、防波堤の内側でも出来るものなのか?


 県道から国道へ。国道には何やら物々しい設備が。

 「津波警報の際はここから通行止となります」・・・通行止めにするにしてはゲートが見当たらないようだけど。



 10時半頃になって、ようやく久慈の街に到着。駅近くのスーパーの駐車場に車を駐めて駅の方を見ると・・・ホーム上に溢れんばかりの人だかりが。何事だ?

 三陸鉄道の列車に乗ろうとしてるようだけど、臨時列車なんだろうか。


 地下通路をくぐって三陸鉄道久慈駅の駅舎へ。

 駅では改札業務をしていないようなので、ホームにずかずか・・・もとい、小心者なので恐る恐る入ってみる。

 ホーム上にいきなり現れた謎の顔出し看板と牛の人形。何だこれは。


 跨線橋内には謎のオブジェ。これも記念撮影用か?


 向かいのホームに降りて、発車を見送る。


 駅社員が大漁旗を振っていたようだったけど、団体臨時列車だったんだろうか。


 駅構内には、三陸鉄道の他の車両も。派手な塗色だな。

 奥にレトロ風の車両も見える。こんな車両も持ってるんだな。


 駅舎内に大きな顔写真と大書きの名前のポスターが。この辺りのローカルアイドルなのか?と思ってよくよく見たら、「女性運転士デビュー」ですか。自分の会社の運転士をこんな宣伝に使うってのは新しい・・・というか、ありなのか?

 駅舎内には、関連グッズを販売するコーナーも。ここでも「鉄道むすめ」ですか。


 「三陸鉄道名物うに弁当」ですか。と思ったら「本日のうに弁当は完売しました」ですと。ググってみると、一日20食限定ですか。まぁ、在庫があっても、朝市でうに飯を食ったばっかりだから買わなかっただろうけど。それに高いし(1470円)。ウニの盛りは良さそうだけどね。

 駅舎内の片隅には「あまちゃん」のコーナー。


 駅前。デパート・・・の看板があるも、廃墟にしか見えない建物。

 しかし、『ここは「あまちゃん」のロケ地』な看板がそこかしこにあったけど、朝ドラを見てなかったから全然ピンとこないんだよな。

( ´-д-)あのころは、周りで「じぇじぇじぇじぇ」言うやつがちらほらいて鬱陶しかったな。



 久慈を出て、更に南へ進む。


 また海岸との間にコンクリートで覆われた堤防が現れ視界を塞ぐ。

 十府ヶ浦公園とかいうところに車を駐めてみる。ここも海岸に大がかりな防潮堤を築いたんだね。


 どれだけの高さがあるんだろう。落ちたら軽く死ねるんじゃないか?

 堤防の内側は、緩い勾配に見えるけどコンクリートの板で覆われていて、もし足を踏み入れたら、蟻地獄のごとく下まで滑り落ちて這い上がれなくなりそう。



 更にとことこ走り続けていると、道路脇に「ワンコイン500円ランチ」の幟が見えたので、つい引き込まれてみた。国民宿舎ですか。こんなところでもランチ営業なんてしてるんだねぇ。

 なぜだか分からないけど、サーモンの刺身の定食を頼んでしまった。サーモンって、絶対ここの地の物じゃないよな。選択を誤ったか。


 敷地に隣接して建っていた、わざわざここに移設してきたらしい古民家を外から観察。

 馬小屋と一体化したL字形の間取り。曲り家ってやつか。



 道路脇の看板に誘われてやって来た「鵜ノ巣断崖」。

( ´-ω-)ん~、これは絶景なのかな?


 ここにあった「三陸ジオパーク」の看板を見て、少し後戻りして海岸に出てみることにする。


 途中通って、更に下をくぐった、深い谷に架かる大きな橋。「思惟の大橋」なんて名前で村は観光名所にしたがってるようだけど、すぐ隣でバイパスの橋を架ける工事中。全然美しくない。

 海岸近くに出て、三陸鉄道の島越の駅前から鉄道の路盤を見る。完全に防潮堤の役割を負わされてる構造だな。

 駅舎には「断崖クルーズ欠航です」の貼り紙。どうやらこの辺りの港から観光船に乗って海から三陸の断崖絶壁を拝もうという企画がある様子。もともと知らずに当然乗る気も無かったものだけど、欠航となると何だか乗りたい気がしてくるのが不思議。

 ここでまた、近くの「ハイペ沢」なるところに珍しい構造の橋梁があって、土木学会の賞を受賞したとの情報をゲット。早速見てみることにする。


 で、これが道路と川を一遍に跨ぐ鉄道橋な「ハイペ沢橋梁」。

 見てみたけど、何が凄いのかさっぱり分からなかった。

 このハイペ沢から浜に出ると、津波によって打ち上げられた巨大な石「津波石」があるというので浜に降りてみたけど・・・どれが津波石だ?ゴロンゴロン転がる巨石が幾つもあったけど、あれ全部が津波石だったんだろうか。



 更に進むと、また視界を塞ぐコンクリートの壁。風光明媚な景観を台無しにする構造物には、いい加減ウンザリするな。

 そしてコンクリート壁の先には・・・巨大な三陸鉄道の車両?

 確か前にテレビで見たな。河口の水門に、三陸鉄道の車両に似せた塗装をしたって話。


 三陸鉄道のカンパネルラ田野畑駅。・・・ふざけてるようにしか見えないけど、正式名称なのか?

 ここには、鉄道むすめでなくて「鉄道男子」ですか。日本はどうなっているんだ?


 構内には2両編成の気動車が。・・・この塗色、さっき久慈駅で見た車両か?

 「阪急交通社 trapics」なヘッドマーク。「阪急交通は三陸鉄道を応援します!」ですか。団臨かな。





 この近くに、有名な津波石があるというのでそっちも見に行ってみた。

 「羅賀の津波石」だそうで。

 1896年(明治29年)6月15日の明治三陸大津波により、推定重量約20tのこの石が、海岸から約360m、標高約25mのこの場所まで打ち上げられたんですと。

 ちなみに、すぐ近くにもう一つ巨大な石があり、このときの津波で同時に打ち上げられたと言い伝えられたそうですが、岩の成分なり含まれる物質を調査した結果、そっちは津波石ではないと結論づけられたそうで。周辺の地質を調べると、そんなことまで推定出来るんだねぇ。



 気がついたらもう15時。早くしないと次の目的地に間に合わなくなってしまうので急ぎますよ。


 それでも、途中の道の駅で休憩してソフトクリーム(250円)をいただく。

 こんな感じの絵が幾つか壁にぶら下げられてたけど、この辺りと何か関連があるんだろうか。



 16時頃になってやって来たのはここ。

 岩泉に存在する巨大鍾乳洞な龍泉洞ですよ。外は暑くても、鍾乳洞の中はひんやりして良い感じ。湿度が高いのが嫌だけど。

 ここでも幾つか写真を撮ったけど、フラッシュを焚かないせいか、シャッタースピードを調整しないせいか、ブレブレの画像ばかりなので貼るのは止めておく。

( ´・ω・)たまにはこういう非日常の体験も良いね。



 鍾乳洞を堪能した後は、ここ岩泉と言えば、な廃線JR岩泉線の岩泉駅跡に寄ってみた。

 「がんばれ!岩泉線」・・・色あせてるねぇ。ここは土砂崩れによる不通から廃線まで、かなり長い間沿線自治体がゴネたんだよねぇ。

( ´-д-)どこかの日高線で聞いたような話だな。あっちはまだゴネてやがるけど。


 ホーム跡。線路は撤去されていた。

 「歓迎 ようこそ岩泉へ」・・・寂しいねぇ。



 また海岸に戻る。


 2011年の津波で、自慢の巨大堤防を破壊された田老の街までやってきた。震災以前に整備されていた防潮堤に上り歩く。

 津波に破壊された防潮堤。凄まじいエネルギーだねぇ。


 そして、その海側でまた新たに建設されている巨大な防潮壁(?)。

 

 せっせせっせと建設を進めてるけど、

( ´-д-)懲りないなぁ。

と思うのは無責任か。


 向こうに、宙に浮いているように見える大きな建物が。

 「たろう観光ホテル」だった建物ですよ。2011年の津波を喰らって、4階まで浸水、2階までは骨組みを残して全てさらわれてしまったんですと。震災遺構として今後も残していくそうで。

( ´-ω-)こういう、被災状況を目に見える形で残すのは大事だよね。


 三陸鉄道の田老駅。何となく寄ってみた。


 ホーム上をウロウロしてると、列車がやって来た。




 さて、ドライブを続けるか。


 日が暮れてからようやく宮古の街に到着。ここもコンクリートの壁が。

 鋭意建設中。


 交差点で信号待ちをしていると、歩道橋に何やら貼ってあるのを見つけた。

 「津波浸水深ここまで▲ 2011.3.11 東日本大震災」ですか。

 震災の時期に繰り返し放送された、津波が船を押し流しながら川を遡って堤防を乗り越えていく強烈な映像が撮られたのはこの辺りか。


 宮古の駅。

 暗いなぁ。


 三陸鉄道の車両が多いな。ここが三陸鉄道の車両基地なんだろうか。



 ドライブを始める前は、うすらぼんやりと、日が暮れるまでには陸前高田か気仙沼まで、ペースが上がらなくても釜石までは行けるだろう、なんて思ってたけど(あくまで「考えてた」でなくて「思ってた」だな)、東北って案外広いんだねぇ。

(;´-ω-)単に寄り道しすぎただけか?



 日が暮れてからこれ以上南へ行っても、後々の行程が厳しくなるだけなので、とりあえず飯を食うために西へ向かう。


 途中、JR山田線の茂市駅。岩泉線の分岐駅だったところですな。

 ホームに出ると、岩泉線の列車が発着していたと思われる、最も駅舎寄りの1番線は線路が剥がされ、妙に立派なスロープが設置されて、構内踏切を通って2番・3番ホームまで行くことが出来るようになってましたよ。

( ´-ω-)こんな立派な物を作ったんなら、跨線橋なんて撤去してしまえば良いんじゃないのか?



 盛岡市内の某焼き肉屋で、盛岡冷麺(780円?)をいただいてみた。

( ´-ω-)まぁ、こんなものかな。



 腹ごしらえした後は、スーパー銭湯でさっぱりして、道の駅で車中泊。


~ 続く ~

Posted at 2019/06/06 18:51:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月18日 イイね!

フェリーに愛車を乗せて旅に出てみた。

( ・ิω・ิ)ノ ども。umibozeですよ。


 先日、3泊4日でちょろっと旅に出てきたときのお話。


 平日の三連休前の非番の日、昼のうちに室蘭へ移動。スマホでググってディナーのお店を探す。

 街の中の食堂で、「カレーラーメン」(750円)をいただく。メニューには、

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室蘭名物が盛りだくさん

北海道第4のラーメン、カレーラーメン。

飽きないバランスを追求したスープに、チャーシューの代わりに豚肉を甘だれにからめた「室蘭風やきとり」。

さらに「うずらの卵」と室蘭名物をお楽しみください。

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なんてことが書いてあったけど、フライドポテトも室蘭名物なんだろうか。



 予定時刻よりちょろっと早めに、この日の目的地に到着。駐車場にはトラックがたくさん。

( ´・∀・)おぉ、ベコ運んでるのかぁ。


 ここは室蘭港フェリーターミナル。

 室蘭~宮古間の航路にフェリーが就航してから1周年を迎え、「三陸地域の活性化に貢献し、宮古/室蘭航路の開設一周年 記念として」キャンペーン価格で運賃が40%引きだというので、利用してみることにしたのですよ。


 20:50出港の90分前までに乗船手続きを済ませろというのが、列車どころか飛行機よりも使い勝手が良くないね。まぁ、他に海を越えて愛車を輸送する手段が無いから仕方ないけど。

 早めに手続きを終えて、手持ち無沙汰に( ゜,д,゜)ボヘーと待っているうちに、辺りはどんどん暗くなっていく。


 室蘭港の南側の測量山。

 山頂のライトアップされた電波塔群。点灯費用を一般の寄付金で賄ってるそうだけど、こんなのに寄付する奇特な人がいるんだねぇ。

http://muroran-renaissance.or.jp/lightup.html


 なかなか乗船が始まらないなぁ。

 白鳥大橋もライトアップ。


 出港70分前に自動車の積み込み開始。


( ´・д・)ノシ 大人しく良い子で待ってるんだよぉ♪

 雑魚寝の部屋は、平日だったせいか非常に空いていて、私の他にはもう一人だけ。



 船は定時に出航し、白鳥大橋をくぐって湾の外へ。

( ´-ω-)おやちゅみ。


~ 続く ~
Posted at 2019/06/06 18:48:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #S660 (続)シートベルトの金具をドアに挟みたくないの。 https://minkara.carview.co.jp/userid/137075/car/3203815/7298811/note.aspx
何シテル?   04/08 20:27
WranglerとS660に乗ってます。どちらも良い車ですよ。 ( ´・ω・)=b
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