津久井城主が、初めて観音寺に行った時にお寺が気を利かせて簡易な野点を開いたそうです。
その時のお茶のおいしさに感激した城主は、翌日から観音寺の湧き水を毎日汲みに行かせる「水番」をおいたそうです。
そんな話を古老に聞いたので、言い伝えがある道を歩いてみました。
写真は、道中にある清雲庵にある碑
当時の道はどこから始まっているのかわかりませんが、津久井城を出発
途中、今でも湧き水の出ている池のある中野神社や、今は枯れてしまっているが数年前まで湧き水が出ていた清雲庵を経由して目的地「観音寺」へ
津久井観音霊場 第九番 蔵眼山 観音寺 臨済宗建長寺派
延徳元年(1489年)開山 根小屋雲居寺の末寺として開創される
この仁王門は寺宝で、八脚の山門は元禄時代の建築様式を伝えていると言われている。※相模原市有形文化財
金剛力士像 阿形は寛政八年(1796年)作
吽形は安政二年(1855年)の江戸大地震の影響を受けて安政五年(1858年)に再建
写真左奥の林の中に水が湧き出ており、ここまで引いてきている。
写真中央の石碑は、龍が掘られてる。水の神様らしい
境内の高台に建つ観音堂 ここにも龍の彫り物が
この北向き観音堂は、開創に遅れること十年ほど明応九年(1500年)に創建
一山一寺なみに 圓由山 詠月寺 と称される
堂内には坂東三十三所観音霊場の模写像が安置されているので、坂東三十三所観音巡礼堂とも呼ばれている。
こちらが観音寺の本堂 九曜の紋の所にスズメバチの巣がありますが、12年前の写真にも載っているので駆除はしていないで放置している様子。
まぁ、お寺なので虫でも殺せないですからね。
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観世音菩薩霊場巡礼 | 日記
Posted at
2020/10/17 11:20:13