川瀞庵の庵主のブログ一覧

農協改革の記事

私が中学生の頃、どうしても理解できなかったことの一つに「減反」があります。

まぁ、米価の下落を抑えるのはわかりますが、それって、資本主義に反しているのではないかと。

いまでも、本音と建て前の使い分けがよく判らないのですが、この日本的な本音と建て前は、歴史上にも垣間見えます。

古代、律令制度を輸入したのはいいのですが、制度疲労を起こして公地公民制度が崩れます。

貴族や天皇家までもが私の荘園を持って、私財を貯めます。

それは、日本古代からの風土である資本主義に近い制度を封印して、公地・公民などの国有財（よく解らないのですが、人民公社の”公”と同じ？）にしたからだと思うんですよね。

この制度の悪いところを改める法改正に、「三世一身法」「墾田永年私財法」などがあります。

私は詳しく習わなかったのですが、どうもマルクス主義の影響を受けた教育がされていたようです。（三世一身法）

検地も公地公民の制度に似ているらしく、明治期の地租改正により資本主義が復活し大国相手に戦争できるようになったそうです。

そして、戦後の農地改革で、ペナルティを与えられ、また規制された土地制度ができたようです。



今世紀の農協改革は、始まったばかりですが、今回は平安朝に似た時代になることを願っています。