「マークX」も「キューブ」も…名車が続々、生産終了
読売新聞 2019/12/31 09:07
トヨタ・エスティマ© 読売新聞 トヨタ・エスティマ
2019年、昭和から平成にかけて多くの人に親しまれたいくつかの「名車」が生産を終えた。
相次ぐ生産終了は、次世代技術への投資の重要性の高まりや、国内市場の存在感低下など、自動車業界が抱える課題を反映していると言えそうだ。
トヨタ自動車は12月23日、愛知県豊田市の工場で中型セダン「マークX」の生産を終了した。1968年に「マーク2」として登場して約50年、累計国内生産台数は約688万台に上る。
マーク2は高い走行性能や高級装備を備え、高級車の代名詞として80年代後半には年約20万台を売り上げた。ただ、近年はミニバンなどに人気が移り、セダンの販売は低迷。2004年にマークXに改称したが、18年の国内販売は約4000台にとどまっていた。
トヨタは、1990年発売のミニバン「エスティマ」の生産も年内で終えた。丸みを帯びたデザインは「天才タマゴ」のキャッチフレーズで、ミニバンの先駆け的な存在だった。
日産自動車も12月、98年に誕生した小型車「キューブ」の生産を終えた。
小型ながら箱形を生かした広い車内空間が特徴で、若者や女性の支持を集めた。しかし、安全性能の改善が行われず、国内販売台数はピークの2003年の約14万2000台から、18年は約9000台に落ち込んでいた。
個性的な外観が特徴の小型SUV「ジューク」も年内で国内生産を終了した。英国の工場では全面改良した新型を生産するが、国内の販売予定は現在のところないという。
三菱自動車も8月、1982年に発売され、オフロード車の代名詞となった「パジェロ」の国内向けの生産を打ち切った。
自動車メーカーは、自動運転や電動化など次世代技術に対応するため、多額の研究開発投資を求められている。
加えて、国内の乗用車販売は縮小が続いている。少子高齢化やカーシェアリングの普及などで今後さらに落ち込みが加速するとの見方が強い。
既存車種を燃費や安全性の最新の規制に対応させるために開発費をかけることは難しくなっており、車種削減の流れは止まりそうもない。
トヨタは2025年までに国内販売車種を約60から半分程度に絞り込む方針だ。日産も22年度までに、18年度比で1割以上の車種を減らす方針を示す。
最近やたらとスマホのニュースにcarviewの記事が表示されます。
スマホでクルマの記事なんて読んでないのになぁ?
で、↑の記事。
パジェロは、逆輸入でいいと思う。そのほかでちょっと興味あるのは、高いから乗れないけれどマークXくらいかな。
Posted at 2020/01/02 13:08:25 | |
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