昨夜は会社で同じ部署の後輩の送別会でした。
彼とは仕事だけではなくプライベートでも仲が良く、飲みに行ったり釣りに行ったりと、私の周りの人間では一番仲が良かったんです。
2年位前から諸事情により地元福岡での就職先を探していた彼は、すぐに私に相談してきました。事情は充分理解できるものでしたが、本当は心のどこかで良い就職先が見つからなければとも思っていました。彼の将来を考えると罪な願望だということは分かってました。それから2年経った先月、ついに希望に近い就職先が決まりました。
この一ヶ月間本当に複雑な心境で過ごしてきましたが、昨夜は(というより今朝ですが)朝の4時まで8年間の思い出話で盛り上がり、自分の心の中の蟠りに終止符を打ちました。もちろん彼には新しい職場で本当に頑張って欲しいと思いました。
「僕がいなくなると寂しいでしょ!」
「そりゃそうに決まってるだろ!」
「また、飲みに来ますって!」
完全に自分の心を読み取られていたんでしょうね、私の肩をポンと叩きながら笑顔で励ましてくれる彼。涙をこらえるのが精一杯になりました。
「じゃぁまた」
「おぅ、御疲れさん…」
来週の月曜日には、また私の隣りで仕事をするんじゃないだろうかという軽い挨拶が別れの言葉でした。きっとまた彼のトレードマークでもある帽子をかぶって、ここへ飲みにきてくれるはずだと自分に言い聞かせ、私も飲み屋街を後にしました。
久しぶりに酷い二日酔いになり、先ほどまで寝ていました。今は心にぽっかり穴があいた様な気分で時間を過ごしています。
Posted at 2006/09/09 17:40:36 | |
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