この日仲間が静岡のお客様に呼び出されていて、
お伺いしてみれば、すべて弊社との取引にしたいというお申し出でした。弊社しか実現していない品質にご着目下さったとのことで、競合幾社かのリソースを弊社に挿げ替え移管してでも、すべて変えたいというお話まで頂戴しました。
企業である以上、利益を出していかねばならない社会の仕組みであり、従って利益というものを適正かつ従順に追い求めていくわけではありますが、利益とは別途の、
お客様のニーズ、その芯を捉え、そこへリソースを投じ、どの競合よりもこれを抜きに出て実現化・具現化し、かつそれをボリューム持ってやり遂げて、
皆でそうした仕事をしたり、皆がそうした組織を構築できている運びを知れたり、お客様からのラブコールで確認できることはまた一段とモチベーションの向上を頂くことになります。平たくいえば「楽しい」ということであり、「仕事ってやっぱ最高」と思える瞬間の一つです。
ママへ到着の電話。「H君からメール来ているよ」「こっちのスマホでも受信しているから大丈夫」とかやり取りして、
道中の小田原PAでは「やっぱLX570は残しておこうか。これができるのは、この車だけだもの」と、上下二分割式のバックドアで気軽にチェアリングできること合わせ、LX570の魅力を確認し合いながら到着です。
最近仲間から嬉しい一言をもらいました。
仲間がお若い一人と対話している中で、涙を流したそうで「人間って大変だな」「人間って難しいな」はたまた「人間って面倒だな」と思った時に「それを20年以上。逃げることなく、諦めることなく、見捨てることなく、人と向き合ってきた」私のことをすごいと思ったと伝えてくれました。同様のことを10年ぐらい前に20代の若手に言われたことがありましたが、そのときは20代でそう思えることをすごいと思ったものです。
今般、仲間がそう思ってくれたことも素直に嬉しいですが、
何が嬉しいって本人へも伝えつつの、まるで高校生だった子供が社会人になって
「あぁ親に感謝だな。塾の費用ひとつおやじは稼いでくれてたんだ。母親は毎日ご飯を作って洗濯してくれてたのは当たり前じゃなかったんだ」と思ってくれれば、その成長が嬉しいのと同様かのように、
「放蕩息子が大人の階段を一つ登ったようで嬉しい。ちょっと遅かったけど」旨を思い僭越ながら伝えました。
とくに対人や育成分野を苦手としてきた仲間ですので、そう思える段階に入ったことが一入に嬉しく感じた次第です。
常に毎日のたわいもなさそうな一手も真剣に考える。
たとえて言うならば、プロの将棋士は「歩」ひとつ絶対に適当にいいかげんに動かさない、
「歩」一つも真剣に考えて、初手含めすべての手を、先を見通して一手を打つ、と思います。
しかし我々は目の前の日常的なことを適当に決めがちに思います。飛車や角を動かすときだけ真剣に考えるかのように、何か際立ったことや大きなことは真剣に考えたり悩んだりするものの、毎日の何気ない判断にそこまで集中力を使わない傾向にあるような気がします。
ところが日々「歩」をいかに一手打つかの連続があるはずで、これがデイトレだと分かりやすいかもしれませんが、瞬時にどう判断していくかの積み重ねで未来の形が作られていくわけで、一般的な仕事や事業も同様に、
日々、「歩」を動かすような判断を、どう真剣に判断していくかの積み重ねで未来が作られ、
またそれが差になっていくのだと考えています。
洗車をして夕ご飯を頂き、箱根まで車を走らせお風呂を上がったのが0時前とだいぶ遅くなってしまったのもあり、小田原厚木道路の大磯PAに寄ってみればトラックが少なく静かで、よさげでありつつ、コンビニもあって、灯りもあって、トイレも綺麗で、
予定していた海老名SA上りではなくて、ここで寝ようと、大磯PAでの車中泊となりました。
まだまだ熟睡。早朝所用を済ませておじさんもさらに熟睡。
あとで片付けも大変なので、窓のシェードを手抜きして、
後部ガラスとクオーターガラスにしか貼りませんでしたが、後部ガラス側を頭にすれば陽が昇っても十分寝れるのを思いました。
そして朝7:30。福井ナンバーのアルファードや、愛媛ナンバーの車両もいなくなっていて、車中泊としてはたっぷりな7時間寝ましたが、
まだ寝足りません。帰宅後、2人でお昼寝をすることになります。
「こりゃ二泊だな」とテンション高めにスタートした車中泊ですが、さて帰ろうか。
小田厚を通るたびに、素敵だと思う丘の上の住宅街。まさにヒルズでさぞや景色もよさそうで気になり、Googleマップや不動産情報サイトであとで調べました。富士山や東海道新幹線、小田厚を行き交う車、街の灯りが見られて、やっぱりよさそう。
「日帰り温泉で朝風呂入って、帰ろうか」「いいねぇ」とやり取りして、いやなかなかに上手なビートボックスを聞きながらハンドルを握ります。
社で一つ瑕疵があるまま歩んできた事項ありました。これを是正しようというきっかけがあり、
とある若手の幹部は三カ月から半年かけて、とある幹部は一年かけて是正し適合率100%にしていくという考えを聞きました。なんという車なのか、お馬さんより希少な一台に見えてきます。
私の意見は「えっ1週間で適合率100%でしょ」というのを、一言二言「こういう考えもある」と伝えたのですが、
結局、私の意見を採択して頂く形となって、社として瑕疵ある事項を1週間で埋めることになってみれば、多くのプラスを生み出すことになりました。
一応、バックカメラを見ながらぎりぎり攻めたのですが、
船積みドライバーもできるかもしれませんと思いつつ、危ないところでした。
お風呂あがりは飲むヨーグルトでひとときを過ごします。
一週間で瑕疵ある事項を埋めたことで「こんな会社みたことない」「他社とぜんぜん違う」「社内で事例紹介させてもらいます」「他の取引先へこういう会社もあると伝えさせてもらいます」等とお客様から評価を頂いただけでなく、
日報を見ていると「大変だと思ったけど、みんなが一斉に一丸となっていって楽しかった」「始めは無理かと思ったけど、みんなで力を合わせると出来ることを知った」「総務にも感謝です」など、社内へよい影響を作れただけでなく、
「まさかここまで組織としての実行能力が上がっているとは」「組織として成長できているのを実感した」「自信がもてた」等、幹部へのよい影響もあったように見受けています。
リスクがあって、それを制御できる環境にあるのに、どうして速やかにそれをしないのか、今やらずしていつやるのか、ちまちまやっているのでは役員、経営者がいる価値がない、とも思える事項だったのですが、
将棋で言えば、角や飛車を動かす場面だったかもしれません。
「歩」はもちろん、飛車や角を動かすときはなお更に集中力を持って考える。というような人材が、いつか鬼籍に入る前の今後一人でも多く育ってくれればと願っているところですが、
これらの出来事を受けて、人をどう動かしたらよいか悩んでいる一人が「たった一言、二言、しかも電話だけで組織をこうまで動かした」ことをすごいと褒めてくれました。
若いときはそれがなかなか上手にできなくて、毎日100回は怒って怒鳴ってしかり飛ばしているだけでしたが、思い返してやっぱり下手だったのだと思います。と思えば、少しは成長できたのかもしれません。
私の人生をたった一言で変えた方がいるのですが、その方のようにはなれまいと思ってきましたが、少しずつ踝程度にはなれたかもしれず、という経験を今度は次の方々が体感できるようなベクトルで、組織が育って行ってくれたら本望の一つであり核心の大きな部分かもしれません。
会計時の写真を一枚撮って、外で待って、出てきたところで「あざーーっす。ごちそうさまっす!」と元気よく挨拶してみれば、「おう!」と悪い気はしてなさそうでした。
学校と英語を終えた金曜の夜から洗車、夕ご飯、お風呂、車中泊、朝風呂、街中華系朝ごはんをして、ママへのお昼ご飯をお土産に携えていよいよ土曜日の朝帰りです。
そしてまたやってしまいました。ポールに軽く接触してしまい「あ"~ぁ」と思いながら荷物を降ろし終わると同時に自転車配達のアマゾンでコンパウンドが「ほらこれで磨け」と言わんばかりに届きました。
「うわ~こんなに消えるの?」目を細かくした鏡面用の前処理となる仕上げ用を使う段階で「あれどこだっっけ?」と分からなくなり、「パパ見てよ、俺たちが磨いたところ、もともとより反射の映り込みが綺麗だよ」「ほんとだ」と、青森帰りのママ自転車でこすった痕、車中泊帰りにポールでこすった痕が綺麗さっぱりなくなって、しでかしたことがなかったことになりました。
「また行きたい。来週?」と聞いて、楽しい車中泊をしてきました。
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