前回サードでお出かけした翌日、この日は、友の会社お手伝いアルバイトたる投資会社のリモート会議。出先の車内がフリーター執務室となりました。打ち合わせに出向く移動時間の無駄がなく、前後時間の自由度が上がり、有難い時代です。
S.ONY(エスお兄ぃ(こち亀読み))からスピンアウトした技術者集団の会社。この20年来、変わらず思うのは日本の殊に技術会社スタートアップ系は、1)中長期的な会社の意思決定に好材料とはならないのではないかと思わせられる、核心をグリップしておくための資本政策が甘いと見受けられる、もしくは節操なくえげつない資金調達ばかり、2)技術が本物であり、いい物であっても、競合分析が甘いかほとんどしていないレベルにバイアスがかかる、殊に特許をかいくぐってくる対日系に留まらないグローバル大手への想定と戦略が甘い、
いや、今の時代、下手をすると特許など関係がないチャイナ競合リスクを考えなくてはならず、たとえば中国自動車メーカー始めメキメキ力をつけてきており周知のとおりこれに留まらず、ITを始め技術の多くが極めて安価なコストリーダーシップを伴ってすぐにコピーされ、方や日本はアマゾンに対抗できるようなサーバービジネスすら構築できないのはおろか模倣すらしようとする企業もなく、日本は技術的、あるいは資本力としても真似すらできないようになっている現実がありつつ、「パクリw」と揶揄に努めるのが関の山となっており、あるいは「過去法人税を引き下げてきたのに今まで賃上に繋がっておらず内部留保が増えただけ」と自民党は申しますが、この不確実性が高いに留まらないたとえばNECなど最盛期に比べてBSに止まらないPLの大毀損だけでなく、次の柱や勝機の要素がない中に、大手企業すら「とてもじゃないが先行き分からず給与上げるの怖い」という固定費の抑制に繋がり、かつ何へ産業育成レベルの投資をしてよいのか誰も分からずな経済状況とその見通しであり、これら厳しい現実を直視して、次を考えていくことが必要なのではないかという気がします。
約20年前の2003年頃にとある都内の金属ばね加工業を営む会社が糖尿病インシュリン注射の針につき、極細で痛みがなく、かつ従来品は針の太さから日常的に同一の周辺を刺していると肉が硬化して効き目が弱ってしまうことを緩和するため刺す場所を腹部の皮下脂肪だけでなく、より痛みが伴う太ももや腕まで広範囲にローテンションする必要がありましたが、
針が細く肉が硬化しにくいので刺す場所にさして気を使わずに済み、非常に使い勝手も向上する「世界初、痛くない細い針」を開発し、その会社から投資依頼のお話しを頂戴したことがありました。
モノもいい、技術も間違いない、少なくとも顕在化している競合はなさそうでありオンリーワン的ゲームチェンジャーとしてシェアを一気に塗り替える可能性すら含む競争力あるプロダクトである、株式はオーナー社長一人で汚れておらず荒れておらずこの点もよい、と思いました。どうでしょうか、筋は悪くなさそうです。
当時、小さな戦略的バイヤーつまりは小さな事業会社の買い手として活発なM&Aや企業投資を行い始めた頃でしたが、私は投資をする判断をしませんでした。
その「従来品と比べ痛くない、極細の針」と当該製造方法の特許。私が考えたのは、競合でした。しかも特殊性が異様にそびえ立つ医療業界、大人の事情がピラミッドのように横たわっていそうです。さらにいえば未来の競合含めリスクが大きい、「こんなにも素晴らしい発想と技術なのに、しかしこれは浮上できないだろう、可能性がない」と判断しました。
その3~4年後となる、当時の小泉総理が腕に糖尿病用の針を刺して「痛くなーい」という、
借り物の写真ですが、
この光景が印象に残っている方も多いのではないでしょうか、2006年「穴の直径が90ミクロン、外径が200ミクロン-蚊の針と同サイズの驚異的な細さを実現した「痛くない注射針」を開発し、一躍「中小企業の星」となった岡野工業」という会社が
テルモの依頼という形から具現化することになります。想定していた競合性をもった存在が顕在化したときでした。ここに、この連合に勝てたのだろうか、このファクトから遡及的に投資判断の答え合わせをしたものですが、いや話はここで終わりません。
そして時は流れ、2012年にはペン型注入器用注射針の世界シェアにつき米国企業
ベクトン・ディッキンソン社シェア56%を筆頭に欧米の企業で占められ、2018年
岡野工業は廃業し、テクモはその後さらに世界最小の針を開発するものの、シェアに大きな変動はなさそうな気もする中、この
数年だけで市場規模は200%以上成長する見込みという、新興国の糖尿病まで激増させるという意味では地球隅々に罹患を配る米コカ・コーラと互恵関係にあるかのような図式が続きます。
ちょっと閑話休題しつつ、社の余剰金すら次へ投資しきれていないことは経営者として課題ではありつつ、しかし今までは人が育つのを待つタームでもあったのでこれからが本番へと突入していくなか、社の十分なCFを思えば必要性はともかく「プラスして成長のための前向きな使い方すればよい、本社ビル買うのに役立てても、社宅買ってもいいし、個人的な不動産買うのに使ってもよい、出資にして株式でもかまわない、好きな方法で好きに使いなさい」とこの日も億諭吉のレンタルにつきお申し出を下さりつつの有難いランチを頂きつつ、
それで気が大きくなったわけではありませんが、がまんするだけが人生ではないと思い、贅沢デザート1 大盤振る舞いプレミアムアイス300円ぐらい
贅沢デザート2 チーズバーガー単品で180円をしつつ、
この日から2週間続くことになる道路工事の影響で、ウィークデー日中は3rdが出させないことになり、連日4thで出動です。
ナンバー分類番号2桁からして、長期保有と思われる渋い贅沢品。これを味わって、昼のお風呂を楽しむ、という人生の消化試合的時間のやり過ごし方をなさる人もいて、それを素敵に思いつつ、
話しは戻り「痛くない針」ですが、持ち込まれた会社のほうが先にそれを数年前に開発し、特許があっても、その特許を回避して開発する会社が出てきて、
かつ
テルモ殿というロビー活動が朝飯前の、かつ業界の魑魅魍魎を熟知しているはずのそこそこ大きな会社がバックについており、さらには総理大臣や厚労省の加勢が具現化までされ、
まずそこに負け、しかもさらにはそのようなテルモ軍すらグローバルな知能や頭脳、資本、パワーバランスに勝てず、
平たく簡素に言えば、ビジネスは甘くないということですが、加えて殊に製薬医療関係は特殊な理屈が方々隅々まで働く難しい業界に思います。
同様のことが、冒頭の会社にも想定され、なぜにそれらを想定しないのか、あるいはこの20年この競合性やその分析、これに基づいた戦略立案を考える社長に数える程度しか出会ったことがなく、殊に技術系の社長だとその技術開発に熱中や集中をして、我が技術こそが一番であると独善的にバイアスがかかりはじめ、あるいはそれに投資した分「もうこれしかない」と追い込まれ逃避的に競合を見なくなることも少なくないと思いますが、これら広い視野が欠損し、ということなのかと考えていますが「こんなもん、いくら素晴らしく必要な技術でも、すぐに中国に盗まれるに決まっているだろう」と思えてならない話に溢れているような気がします。
既に2000年の頃、千葉の方面で県や市、地元の有志も出資や支援を惜しまずにいた、音声認識のアルゴリズムおよびその商品を開発し、それなりに形になっていた会社が、資金繰りに行き詰まり頻繁に当時私の事務所へも来ていましたが、その会社がいまどうなったのか、Siriやグーグルの音声認識を見なくとも一目瞭然かもしれません。
カーボンニュートラル。地球創生の頃に比べればなんて気候が良く環境がよいのだ、と思い、
激動の時代、日本経済縮小。江戸末期に生まれ、幕末大正明治、産業革命に世界大戦と生き抜いた人に比べれば、今は何も起こっていないぐらい静かだろう、ぐらいにも思い、
それぐらい思って心の落ち着きを持つことに努めてみながら、しかし一方でどの時代も生き抜く大変さがあるわけですので、
鋭意、生きること、生き抜くことに、歯を食いしばって努力を重ねたいと思います。
この世に生を受けた瞬間から、残念ながら我々はいつかくる死に怯え、
多くの場合が生命力の減退とともに、それへの恐怖が少しずつ和らいでいき、場合によってはそれを求め始め、
他方で、その間は生き抜くことがけっこう大変で、
「パパ、おれださい髪型にしたい。横のを伸ばして、真ん中剃るみたいな」「あぁそれなら電撃ネットワークという人がやっている髪型だよ」と動画見せると「あっこっちのモヒカンのほうがいい。していい?」「いいよ。学校大丈夫なの?」「好きな髪型にしていいんだよ。」「じゃあ一応先生に確認して問題なければモヒカンにしなよ」と、髪型一つ見えない社会の鎖でがんじがらめですが、好きなようにしてもらいたく、無事にこの日モヒカンを経験してみて、「タイタン欲しいんだっけ?」「タイカンね」ともう乗れるのも限界であろうYAMAHAのオープンカー後部座席より訂正の声が聞こえながらキックボクシングへ行き、
子供が産まれるということは、同時に生きることの苦しみや大変さ、そしてやがて必ず来る死への恐怖を与えもしくは生み出すことでもあり、
ゆえにその苦しみが少しでも減るように生きる力を強く、加えて生きる知恵を多く持てれるよう、そして人生を謳歌してもらいたく、
さらには100余年後、今地球上にいるすべての人は誰一人生きていない中に、あるいは全人類の半数以上は数十年以内に肉体は土へ返り気持ちは皆虹を渡り、少しでもそれへの恐怖が和らぐように、無念を残さないつまりはあれもこれも飽きて、人生まで飽きるところまで、年を十分に重ねたときにいってもらえれば、
と、親として思い願って止みません。
ばぁばから昭和の価値観に基づいた「玩具買いにデパート行こう」というドライブ、百貨店玩具売り場の縮小ぶりを見て、ただしインバウンド向けに高級知育玩具を主としたかのような、そして閑散とした中にいるのはほとんどアジア系を主とした外国人というクリスマスシーズン金曜日夕刻のデパートフロアに地盤沈下の日本を感じて、玩具ではなく服を欲し選んだことへ成長をまた一つ思い、金曜日が過ぎて行き、
先週末は旅行にいかないで家でゆっくりしてレゴでも作る、ということで、
このような作業が好きなのはママの血か、日中を過ごし、
1人でばぁばのところへ泊まりに行くと、自分で欲したアルマーニのロングコートを羽織ってなぜか徒歩で向かい、
ママは行かないと言うので、パパは1人外へ出て、数年ぶりな味噌ラーメン店へ行ってみて、
「カンシチってどっちですか」と聞かれたこともある、昔はたとえばこの環七(かんなな)にもラーメン駐車の列が点在し、あるいは路上駐車がどこもかしこも当たり前だった時代があり、中にはドアミラーへ時期によってオレンジや黄色な駐禁違反のタグが付けられて、タイヤにはチョークで線がひかれ道路には時間がかかれ、という光景すらも今や懐かしく思い出され、
ラーメンをすすったあとは、蟹を取りに来るように言われていたので我が子が泊っているばぁばのところへ立ち寄れば「俺に特化して作ってくれた」と我が子らしい表現を聞きながら餃子カーニバルの夕食を見て、前は「一緒に泊ってよ」「一人じゃ無理」と言っていたのに「ばいばーい。おやすみー」とあっけなくパパを見送るようになり、
翌日は仕掛中だったレゴ、よくみれば18歳以上の代物で、なんとアンビエントライト付きの逸品を、
仕上げて、
4thは標準ボディ、5thはロングボディ、後輪は車止めで同じ位置ゆえホイールベースの差異を見て、
ディーラーではパパ達はアイスコーヒーの中、熱いお茶を頼むことが散見され、遠州森町ではばぁばにお土産のお茶を買えば「うちの分もね」と言い、毎朝熱いそば茶を飲んでから学校へ向かう、これらお茶好き一つ見てもママから「昭和の男」と呼ばれ、この日希望のお寿司店にて美味しく頂いた後は濃い目のお茶で〆、
往復50キロ近く、
行きは「あっここは五味さんが行っているロペライオじゃないほうの店舗だ」と練馬店を通り、帰りは「あ、ここ五味ちゃんがLFA乗ってた店舗だ」と聞きながらさいたま店横を通り、youtube自動車動画のヘビーユーザーぶりを垣間見て、途中から後部座席にてママと「後出しをいかにごまかすかジャンケン大会」で大盛り上がりしながら、回転寿司のドライブをした日曜日の夜となりました。
件の社長の件、たとえば出資者が違えば、考え方や求めるものが変わってくる中に「何か最先端っぽいとか、トレンドにあるとか、いかにも新しいっぽい新規性、それでいて実体あるものにとりあえず緩いハードルでお金を出していきたい」という企業がありつつ、最低限の基礎パーツとして「競合環境と優位性」や「出資者のメリット」を明示できるようにしてうまくいって頂きたいと願いながら、
お母様からの遺伝かと思われる、まるで母性かのような根っからの柔らかい優しさを持つ友、出会った時は「死にたい」しか言いませんでしたが、道中異性との遊びが盛んになると「生きたい!」と言うようになり、これもネタにしながら大笑いし、この日も
ハチャメチャな話しを聞いてまた大笑いしながらラムを肴に今年の感謝を伝え、
一人で出かけるときは、このスマホにしてから益々カメラを持ちださなくなり、寝かしておいて将来我が子にヤフオクで処分してもらおうと内心の意思確認を行いながら、
定食ドライブからテレビでやっていたしょうがそばドライブへ変更し、
この日の贅沢を執り行い、
主成分が反省で構成される我が人生、日々炭水化物摂取過多含めた反省と懺悔とを思いながら、しょうがの吸収をして、また一週間が過ぎて行き、
「パパ、同じ18歳以上でも倍はパーツが多いよ」と見てみると、デロリアンはざっと1ページあたり平均4工程となる300ページ、まるでライカの旧化粧箱かのような二段の引き出し式の箱から出てきたフェラーリレゴは同じく4工程×400ページ×2冊のざっと3,000工程はある逸品を筆頭に三つもレゴが届きました。最近の登校時は動画を主として、二学期を終えた今日、週末の予定を前倒しして、本日5thで旅へ。