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「久々に行きたいな」と思いながら、常連さんが多く物理的に入りづらくて後回しにしてきましたが、それが積もり積もっておよそ10年ぶりに訪れてきました。



こちらで一番のお気に入り“青鬼タンタン麺(900円)”をオーダー。以前と比べて値上げは10円と頑張っておられます。一緒に“ぶためし”をと思いましたがご飯切れで食べられず。夏休みなのか子供連れが多く、昼の部終了間際でしたが満席状態。後客のラーメンが先に出されるなどバタバタしていてオーダーから30分かかって提供されました。



↓は12年前に撮影した同メニュー


以前と器が変わりましたが、ラーメン自体のビジュアルは昔と変わらず。



記憶では程よい辛さと干し海老の風味が印象的でしたが、山椒のピリリとした辛さが強調された印象。細かく砕いたナッツやザーサイが入っているのがこちらの特徴で懐かしさを覚えました。大きめに刻まれたチャーシューは醤油の風味と甘みが強く、辛いラーメンの中で箸休めのような存在。麺は柔らかめですが気にならないレベル。一般的な担々麺とはやや趣が異なりますが、これぞ「鬼やんのタンタン麺」。



長年愛されてきたお店でしたが、残念ながら今月末をもって閉店とのこと。この界隈は最近閉店情報が続いて悲しいです。なお、7/31は定休日の火曜ですが、帰り際に確認したところ、営業するかしないかは「どうしようかな」という雰囲気でした。押さえておきたい方はお早めに。

夏の限定メニューとして4年目？の“冷やしまぜそば さばれもん(850円)”が6/30から登場していたのでお邪魔してきました。毎年食べていますが記事化は初。当初は“さばレモン”とカタカナ混じりでしたね。好き嫌いがハッキリ分かれそうなメニュー。



冷水で締めた太麺の上に鯖味噌煮の缶詰？とレモンの果肉と糸唐辛子、周りには時計回りにオニオンスライス、ネギ、刻み海苔、針生姜、魚粉…と色とりどりのトッピングが並びます。まぜそばなので写真に収めたら一気に混ぜると底のタレも加わりネットリとしたビジュアルに。その味わいは全て足し算した想像通りの組み合わせなのですが、鯖の生臭さやレモンの酸味など何かが突出しているわけではなく、個性的なそれぞれの具材が支えあって不思議な一体感のあるものに仕上がっています。青魚も酸味も好きな私にはハマる味。



麺は全粒粉とのことですが、印象に残るのは硬さ。冷たいまぜそばなので途中で変化することはありませんが、その分食べ始めからコシが感じられるので後半は若干噛み疲れます(笑)。



夏の間は“海老豚骨ラーメン”お休みのようです。



連日の酷暑に店舗も葦簀で対抗。

この3連休限定のラーメンがあるということで訪ねてきました。 連休初日の昼時とありなかなかの混み具合で、駐車場には「長野」や「諏訪」など遠方から来ているとおぼしきナンバーの車もちらほら。



食券機に赤く印が付けられていたのが、その“肉濁系鶏白湯(850円)”です。どんなものか想像がつかないままオーダー。



出てきたのはドロリとした不思議な色の1杯。色味だけだと「月の兎影」の今月の限定にも似ていますが、煮干しではなくこちらは鶏白湯。

スープを一口すするとザラリとした細かな鶏肉が全体に溶け込んでいます。味は異なりますが、舌触りは粕汁に近いでしょうか。寸胴鍋で鶏を炊いて、しっかりと撹拌させた状態と思われます。普通はここから漉していくのですが、それを敢えてせずに、メニュー名通り「肉濁」感を強調した上品すぎない個性的な白湯スープに仕上げたのではないでしょうか。ワイルドな印象ですが、乳化具合はほどほどなのでしつこくありません。塩分濃度も低めで鶏本来の旨味で勝負している印象です。



麺はコシのある低加水の細麺。低温調理チャーシューが鶏とは違った肉感をアピール。柚子胡椒がアクセントとなって飽きのこないようにバランスを取っています。メンマと白髪ネギはスープに押されて脇役に。寸胴から骨を取り除くなど非常に手間がかかっていそうですが、完全にスープが主役の面白いラーメンでした。


※7/14～16の期間限定、数量限定

およそ1ヵ月半ぶりに。

間違っていなければ…ですが、ローテで“味玉塩らぁ麺(850円)”をオーダー。プラスして数量限定の“鶏五目ご飯 おかひじきのせ(150円)”もいただきました。



どの麺をいただいても思うのですが、こちらのお店は来る度に味の厚みが増していく印象。久々の塩も旨味と鶏油の押しが強くなっています。無化調でこのレベルは純粋に凄いです。引き出せるだけ引き出そうという思いが伝わりますが、凝りすぎにならないよう営業面も身体面も無理なさらなければ良いのですが(笑)。

この日の麺の茹で時間は1分25秒。僅かに太くなったのでしょうか、むっちり感よりもコシが強調された気がします。



ご飯は煮詰めたものではなく、あっさりと上品なもの。はらりとほぐれる食感で、おかひじきのコリコリが心地よいアクセントになっています。



店主と雑談する中で、開店当初から気になっていたつけ麺の話題に。試作を繰り返していらっしゃる様子で、あとは形や柄などを指定して発注した器が窯から焼き上がってくれば…という段階のようです。オペレーションが心配になりますが、つけ麺好きとしては楽しみに待ちたいと思います。

2012年オープンの「らーめん屋 きまはち商店＠松本市村井」が６/30に閉店・移転し、「きまはち家たすろう商店」と統合、昨日7/10から新たに営業が始まったのでお邪魔してきました。なお、移転理由は「諸般の事情」とのこと。







店内は「たすろう商店」のレイアウトそのまま。メニューは2年ほどのブランクがあるため不確かですが「きまはち商店」を踏襲という感じでしょうか。何を選ぶか悩みましたが、「きまはち」系列で一番食べ慣れた“つけ麺 並(840円)”を頼んでみました。14時過ぎでしたがなかなかの混み具合で、オーダーから提供まで約20分。



麺は硬めに締まった太麺。1本が30cmほどと短いのが気になりましたが仕様でしょうか。つけ汁は本店と同様、豚骨臭と酸味のあるもの。ただ、その濃度は「きまぐれ八兵衞」の前身である「ニューラーメンショップ 百瀬（閉店）」を知っている身としてはやや物足りない…そしてしょっぱい。とはいえ1.5玉はスルッと完食。



スープ割りをしてみましたが、それでもまだしょっぱさが勝るのでスープ割りのおかわりが欲しくなります(笑)。



駐車場が広いのと、昼の部が15時までなのは助かります。なお、7/10～12にラーメンを食べた人には、“カラアゲ3個無料”や“トッピング200円分無料”など、今年いっぱい使える5種6枚のクーポンチケットがプレゼントされます。




塩尻市広丘吉田３３７−１７
11:30～15:00、17:30～22:00（21:45LO）
火曜日・第1水曜日定休