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小川村の小川小学校向かいにある素朴な食堂ですが、かなり評価の高いお店。読み方は「やまと」です。ちなみにレシートには「食事処 大和屋」と表記されていました。



店内はテーブル4卓と小上がり2卓。ロケで訪れた有名人のサインや、懐かしさを感じるポスターがあちこちに。





壁に貼られたメニュー表は税込み表記に一新。以前と比べ若干の値上げとなりましたが、それでも全体的に安いですね。この中から“チャーシューラーメン(620円)”を注文してみました。



香の物とセットで提供。目を引くのは大きく厚みのある4枚のバラロールチャーシュー。しっかりとした歯応えがあり、脂身まで美味しい。厚みもあって満足度はかなり高いです。



豚ガラベースのあっさりスープにチャーシューのお肉の油が移ってコクはしっかり。全体的には店舗同様素朴な味。ただ「何か入れ忘れた？」というくらい塩分濃度は低めで薄味に感じました。濃い味に慣れてしまった私には優しい味と捉えた方が良いのかも(笑)。テーブルコショウと七味唐辛子がラーメンと一緒に出されたのでコショウを少々。



厚めのナルトが2枚、三角に切られた海苔などビジュアルは独特。麺は中太縮れ麺。オーソドックスな「中華そば」のイメージ通りで、何の違和感もなく万人に受け入れられるタイプ。



通し営業なのは嬉しい。アイドルタイムには隣のお店や奥で休んでいらっしゃる場合があります。


小川村高府９０１７
平日11:00～18:00、日曜日11:00～14:00（スープ切れ終了）
不定休（ほぼ休みなし）

日本一標高の高い場所にある「信州まつもと空港」。そのターミナルビルにある飲食店です。



1980年4月に開店し、ジェット化による滑走路の拡張工事期間と先般の新型コロナによる定期便運休期間を除いた営業期間ということで、この7月で開業40周年となりました。これまでの歩みは長野放送のニュースで取り上げられています。驚くことにこの2つの休業期間以外は1日も休んでいないのだとか！



こちらの名物は手打ち蕎麦とトンカツが乗ったラーメン。





その“とんかつラーメン”狙いだったのですが、ピークタイムを終えた13時過ぎになるとフライヤーを止めてしまうため、揚げ物の提供はできないとのこと。この時は既に14時を過ぎていたため“ラーメン(750円)”をオーダー。





昔ながらの食堂の味。
甘じょっぱく懐かしさを感じます。喉越しの良い軟らかな麺。



店内には飛行機好きのご主人が撮影された数多くの写真が飾られています。コレクションのほんの一部だとか。以前就航していたYS-11や、県の消防防災ヘリ「アルプス」が訓練している雄姿も。

奥さまは優しくおしゃべり好き。私が「10数年ぶりに来ました」と話すと、「覚えてるかもしれないからマスク取って顔見せて」など、とても気さく。こちらが恐縮するほど来店に感謝して「またお越しください」と何度も頭を下げてくださいました。



ライトと笛が付いたペンを40周年の記念品としていただきました。
“とんかつラーメン”をリベンジしにまた訪れてみたいと思います。


松本市空港東8909
10:00～16:00
定休日なし

以前は相当通いましたが、今回は数年ぶり。



店内に入るとフロアのお姉さんが金髪＆地雷メイクで虚を衝かれましたが、意外と言っては失礼ですが接客は丁寧(笑)。



一番よく食べていたであろう“魚介しょうゆラーメン 鯵W 背脂なし(880円)”を。2005年に巾上から宮田に移転。Wの設定ができるようになったのは「ヌプチェ」オープン後の2012年と意外にも最近。当時は税込み800円だったのでほぼ維持されています。



やや塩気が高めの印象ですが、ほぼ記憶通りの以前と変わらない味。底に沈んだ節をかき混ぜ、馴染ませながら味わいます。



薄切りながらホロッと柔らかく旨みの強いチャーシュー。しなやかながら存在感のある枕木メンマなど、久々に食べると懐かしい気持ちがよみがえります。



現在はこんなメニューも…気になります。

懐かしい雰囲気に浸りましたが、厨房の様子を見ていてマスクをせずに談笑しながら調理しているのはコロナ関係なく気になるところ。とはいえ、さすがの人気店とあってピークタイム過ぎでも入れ替わり来客がありますね。


松本市宮田4-13
11:30～15:00、18:00～23:00（LO各30分前）
木曜日定休

昨年末の3種の煮干し以来。田村店主から「久々じゃないですか」と(笑)。





今回のお目当ては先週7/11から提供が始まった限定の“鮫節醤油中華そば(850円)”です。サメです、サメ！



鮫節でピンとくる方もいらっしゃると思いますが、山梨県の「鮫麺房さのすけ」から鮫節提供の打診があり、限定として登場したというもの。とにかくレアな素材で、キロ●千円…という裏話もうかがいました。赤字覚悟の一杯。

いただいてみるとアゴでもサワラでもない、けれども大型の魚らしさを感じるスープ。燻製感はありながらクセがなく、上品かつワイルドと、なんとも例えづらい。でもグイグイ飲める美味しいスープ。返しは大久保醸造の「紫大尽」のみ。塩分はやや高めの印象ながら、互いの良さをシンプルに引き立てあっている印象。



麺は京都「棣鄂」製の中太平打ち麺。こちらの限定ではよく使われているものですが、鮫節との相性もバッチリ。「棣鄂」の麺は個人的にもとても気に入っています。レアチャーシューをアスパラガスに巻くというトッピングは見た目も食感も楽しい。「さのすけ」では針生姜だった薬味は刻み茗荷で爽やかさを演出。単調にならないよう、黒胡椒で引き締め感をプラスしています。どちらも作り手の個性が出ていて非常に面白い。

このままつけ麺にしたらもっと面白そう…と思ったら、店主から鮫節を使った塩つけ麺を出す予定だと聞きました。麺を同じ物か細麺か、はたまた合い盛りか…と悩んでいらっしゃいました。お店のTwitterで発表されるそうなので期待したいと思います。

昨日7/15にオープンしたばかりの新しいお店。



かつて「麺心 やす葉」や「まるみつ中華そば」が営業していた居抜きです。



駐車場はお店の前に5台分。3・4番は駐車テクニックが求められそうです(笑)。





看板は「ラーメン 白」、扉は「らーめんびゃく」、先ほどの駐車場の案内には「ラーメンびゃく」と表記がバラバラで、店名にこだわりがないようですが、タイトルは一応看板に合わせました。そして「WHITE SOUP RAMEN」の文字も。店名と関係あるのでしょうか。





店内に入った正面に券売機が置かれています。初回なので一番左上の“醤油とんこつラーメン(750円)”を選択しました。食券を渡すと好みを聞かれますが、今回は全て普通で。店内はカウンター6席と、4人＆2人掛けテーブル。雰囲気は「まるみつ」と大きく変わっていない様子。店主は厨房にいてお顔は拝見できませんでしたが、聞くと東京都内のラーメン店で働いていたのだとか。