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2021/10/26、「諏訪ステーションパーク」内にオープン。「営業中」の看板が「営魚中」になっているのはユーモアでしょうか。



公式サイトの一部で店名が「白鶏湯ラーメン屋」という表記もありますが、こちらはおそらく誤記だと思われます。



チラシなどでは『兵庫神戸ミシュラン受賞プロデュース店』と謳っているものの、それがどのくらい権威のあるものかは私の勉強不足のため不明。



明るく開放的な店内は、カウンター4席、5人掛けテーブル1卓、小上がり4卓（お店ではカウンター5席、テーブル5卓と喧伝）。14時近い訪店でしたがスタッフは厨房とフロアに6人と潤沢。席に案内されると、水、箸、おしぼりが。





各席にオーダー表があります。「これに印をつければいいですか？」と聞くと、「こちらは初めてですか？『正』の字で記入してください」と…それ、先に言われなければ分かりません(笑)





まずは看板メニュー“鶏白湯ラーメン(880円)”を。



ラーメンの提供と共に食べ方の指南書が出されました。『20秒以内に写真を』『体感せよ』『最後の1滴まで』など、個人的にはいろいろちょっと鼻につきます。



ラーメンは1杯ずつブレンダーで泡立てるため口当たりはとてもクリーミィ。鶏白湯と豚骨のハイブリッドという感じで臭みは一切感じず。鶏推しのようですが、豚骨の方がわずかに主張強めに感じます。



麺は多加水でモッチリ。鶏胸肉のレアチャーシュー4枚に、トロトロの味玉が半分。レアチャーシューのささみのたたきのような食感はとても好みで、思わずビールに合わせたくなります。水菜や紫玉葱のシャキッとした瑞々しさが良い存在。卓上には煮干し酢、オレンジ酢、エキゾチック酢などの味変アイテムも豊富。煮干し酢を後半に少し入れてみましたが、さっぱりとしてかなり好きな味に変化。



ウェブサイトなどで前述の店名や「強制乳化」・「矯正乳化」といった表記ゆれも目につき、オープンにあたっての詰めの甘さが散見され、“意識高い系”な雰囲気も相まって落ち着きませんでしたが、味は独創的で好みなので今後の改善に期待したいところ。


諏訪市沖田町5-32
11:00～15:00、17:00～20:00（土日祝の昼営業は16:00まで）
火曜日定休

2021/10/16、岡谷市にプレオープン。店主は「狼煙＠諏訪市」出身だとか。



店内の暖簾には「唯識」という漢字表記も。



名前に掲げている通り“塩そば”のみ。出身店と大きく異なる意外性。筆頭の“塩そば(780円)”を。注文後にスタッフから「ご自由にキムチを」と。



無添加キムチがセルフサービスで置かれています。その横には紅生姜とにんにくも…繊細そうな塩そばににんにく!?



待っている間に小皿にキムチを。このまま食べるのが良いのか、ラーメンに入れるのが良いのか、悩みながら眺めていると…



7～8分で提供。濁りのあるスープに焦がしネギがたっぷり浮きます。無化調なので繊細な感じかと思いきや、スープ自体が結構どっしりとしたダイナミックで特色ある旨み。それに合わさるふくよかで円みのある塩ダレ。焦がしネギ、それに柚子皮がアクセント。品がありながら押しの強い、独創的な味わいで楽しく食べ進められます。



細めでモチッとした麺。はじめの外観写真をよく見るとベンチの下に「盛谷製麺＠諏訪市」の麺箱が置かれていましたね。後半、悪戯心でおろしニンニクを少しいただいて入れてみましたが、バランスが崩れるどころか意外にもマッチして良い味変アイテム。

会計時、キムチの食べ方について「そのまま食べるか？麺に入れるのが良いか？」と店主に尋ねると、どちらでも良いそうですが最終的な狙いはグランドオープン後に提供する“豚めし”に照準を合わせているのだとか。それは間違いなく美味しそう…グランドオープンは11/12です。



岡谷市湊５丁目１３−７
11:30～15:00、17:00～21:00（各15分前L.O.）
月曜日定休（日曜日は昼営業のみ）

先々週明らかになった衝撃的な告知を耳にして訪れてきました。



2007年のオープン時から提供してきたレギュラーメニューを来年3/27で終売というお知らせ。店主曰く、年齢的・体力的に仕込みの量を減らすためだとか。



お店のオススメで、私も大好きな“醤油麺コクにごり”狙いで食べる気満々したが…



限定の貼り紙を見た瞬間、惹かれてオーダー(笑)。



“煮干し中華そば(880円)”。

厚めの煮干し油に甘めのタレ。エグミは一切なく、煮干しの旨みのみを打ち出しています。見た目以上に重厚感のあるスープですが、シャキッとした爽やかな青梗菜が良い仕事ぶりを発揮。



シルキーで滑らかな食感の麺。バラロールチャーシューは厚みがあり食感はホロホロ。

来年4月からのテスト的な意味合いもあるのかと思いましたが、タレから違うものを考えているとのこと。楽しみではありますが、しばらくはレギュラーメニューの食べ納めに通わねば…。

2021/10/13オープン。読みは「きみのとりこ」。



とはいえ全くの新規店ではなく、今年2月にオープンしたばかりの「とり鶏商店」が名前もメニューも一新させたリニューアル店。店内の雰囲気はそのまま。席に着くとまずスタッフからお水とともに「極太麺なので10分〜15分掛かりますが大丈夫ですか？」と確認があります。





メニューは“つけ蕎麦”、“中華蕎麦”、“まぜそば”の3本柱。まぜそばだけ平仮名なんですね。初回なので筆頭の“極濃つけ蕎麦（並）(850円)”を選んでみました。今回はオーダーから提供までおよそ16分。混んでいると20分ほどかかりそうですので、余裕をもって訪れた方が良さそう。



つけ汁の色が少し緑がかった、カニ味噌のような独特な色合い。



鶏をベースとしていて魚介が強め。中には繊維質なメンマが2本。色の印象ほどドロドロという感じはないものの味は濃厚です。カエシに寒ブリの魚醤「鰤醤」を合わせ、生臭さはありませんが独特な磯感としっかりとした塩気があります。鶏のペタペタ感はしっかりあり、途中ティッシュで口を拭くと唇に張り付いてしまうくらい。



茹で時間の長い極太麺はカッチリとした歯応え。分厚い角煮はそのままだと硬めですが、熱々のつけ汁にしばらく浸すと軟らかになり食べやすいです。



夜の営業はありませんが、16:30までの営業は混雑を避けられて嬉しいかも（スープがあればですが…）。


【2022/2閉店】
松本市筑摩２丁目７−３　※駐車場はリンク先参照
11:30～16:30
不定休

10月末までの限定は鯛。





“濃厚鯛らぁめん(1,320円)”。



圧力釜で炊いた鯛を骨ごとスムージーミキサーで撹拌させた濃厚スープ。豚骨ならぬ「鯛骨」という雰囲気の骨粉でザラリとした舌触り。鶏と豚のスープで割り、飲みやすい濃度に調整されています。



チャーシューの鯛のコンフィは香草の風味とホロリ食感で絶品。鶏チャーシューもただの低温調理ではなく、スープに隠れない味付けがなされていて食感もしっとり。



餅性のある小麦「もち姫」を配合した麺は独特な弾力。そこまで太い麺ではありませんが、普通の小麦とは段違いのモチモチ感が面白いです。



店主から“芝平なんばん”のサービス。



伊那市高遠町で栽培されている、県の「信州の伝統野菜」です。強い辛みと爽やかな風味。スープに入れると豚骨ラーメンの高菜を思わせる、面白い味変アイテム。これを使ったまぜそばも考案中なのだとか。