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鴨の流れで2軒目は「ひづき」へ。



2007年1月のオープンということで開店13周年記念ラーメンが登場していました。それが“鴨と地鶏の醤油そば(1,000円)”。



香り立つ風味は完全に和。スープは甘露醤油に加えて味醂やザラメの効果で甘みが強く割下っぽい雰囲気も感じられます。スープ自体は鴨が主役ではなく鶏が中心。ふくよかで丸みがあり、優しくありながら力強さも。このさじ加減はさすが。



麺はしなやかで繊細。滑らかな喉越し。2枚の鴨肉は臭みが一切なく旨味をしっかりと堪能でき、火の通り具合も含めて特筆もの。もちろん地鶏、メンマ的存在の蓮根も良い存在。ネギ・青菜も最小限で最大限の効果を発揮。税込み1,000円でこのクオリティ…至極の一杯。

提供は残り200杯ほどで、来週いっぱいは出せるのではないかということです。

今月22日から登場した新メニュー“釜玉鴨油そば(900円)”狙いでお邪魔してきました。



サイズは並のみ。今回は“鴨ロースト増し(250円)”を追加。



見た目がとても賑やかです。鴨はスライスと角切りの2種類でたっぷり。麺は200gとのこと。つけ麺と同じ麺でしょうか、少し硬めの茹で加減で食感しっかり。



全体をしっかり混ぜてからいただきます。底の油に鴨の旨みが移り見た目以上にジャンクな味ですが、ギトギトした感じはなし。鴨肉はつけ麺のつけ汁や中華そばでは熱で少し火が入りますが、この油そばの場合は見た目通りのまま。美味しいのですが若干クセが目立ってしまいますね。海苔の風味は効果的。卓上の山椒もよく合います。

全体的にビールの良いおつまみになりそうな、面白い一品です(笑)。「黒七味」も合いそうな和風油そばといった趣。提供期間は「しばらくの間」とのこと。

1/18にオープンしたばかりのこちらへ。「鬼やん」から「らぅめん大玖未」になった居抜きです。武蔵野市にある横浜家系ラーメン店「吉祥寺武蔵家」は、去年「かっぱ寿司」の“家系ラーメン”を監修。また、おととしの「信越麺戦記」にも出店しています。ちなみに今回オープンしたお店は「凌駕」によるFCとの情報。この時の縁がきっかけでしょうか？



店舗前には錚々たる有名店からのお祝いの花がずらり。



お店に入って右手に食券機が置かれています。店内はカウンター4席、テーブル3卓、小上がり2卓。厨房と客席の仕切りが無くなり、熱気が店内を覆ってこの季節にもかかわらず蒸し暑いくらいでカメラのレンズが一瞬で曇るほど(笑)。そして、立ち込める豚骨臭に期待感が高まります。

オーダーはこちらの基本であろう“ラーメン(730円)”に“ホウレンソウ(100円)”をトッピングしてみました。麺の硬さ・味の濃さ・油の量を調整できますが今回は全部“普通”で。



混雑していましたが8分ほどで提供。見た目、味とも「ザ・家系」という雰囲気。好みは“普通”でしたが、油分が多く塩分やや高め。少しとんがった印象ですが嫌味はなく、むしろご飯との相性は抜群ではないかと。オープンから10日程経ったからでしょうか、開店当初言われたスープの若さはそれほど感じません。ただ、残った骨粉の量からもう少しイケる印象。



麺は平たい太麺で茹で時間は3分30秒。軟らかめでモッチリとした独特な食感です。ゴワゴワ感があるのもいいんですけど、個人的にはこちらも好印象。



ホウレンソウは別皿で出されました。途中で乗せると見事な緑の山で、100円なら申し分ないボリューム。しょっぱめのスープがここでマッチ。今後も必須のトッピングになりそうです。



更に食べ進めて卓上の調味料で味変。一通り揃っていますが、私の定番はニンニクとお酢。パンチが生まれて箸が止まりません(笑)。

駐車場が5台というのがネックですが、通し営業ということで時間をずらして行けるのが大きなメリット。もう１つの“あご塩ラーメン”、そして平日限定というライス（1杯）・味玉・キャベチャーがセットになった“ランチセット(180円)”も魅力的ですね。「みそ膳」、「かとむら」に挟まれた激戦区ですが、しばらくは混雑が続きそうです。

【2020.6.26追記】
“あご塩ラーメン”の記事はこちら。


松本市大字南浅間６４５−７
11:00～22:30L.O.（通し営業）
定休日なし

本日2軒目は2年ぶりの「晴」へ。前回の訪店時と異なり、通し営業になりました。看板は黒いテープで古い営業時間が消されています。



狙いは限定。



ボタンは1つですが今日現在2種類の限定があります。食券提示時にどちらか告げるスタイル。今日の狙いは“晴式担々麺(900円)”です。



辛さ抑えめとのことですが、ビビッドでなかなか鮮烈な辛さに汗をかきながらいただきました。ほぼ胡麻ペーストといっていいほど濃厚。



極細のストレート麺は茹で時間が50秒ほどでしっかりとしたポクポク食感。青梗菜が良い箸休めに。煮干し酢で味変させながら完食。濃厚なので替え玉orご飯投入も良さそうな印象です。


※営業時間修正
11:30〜21:30（材料切れ、臨休等はツイッターでお知らせ）
火曜日定休

去年7月以来、2度目の訪店。きっかけはお店のツイッターでアップされた、今日から提供開始という新限定の情報を見て。堪らずシャッター。開店前でしたが既に行列ができていて、私で10人目。2巡目の先頭でした。



当初の目的通り限定を。“北国の中華蕎麦”の帆立増しとなる“北国の中華蕎麦 特製（帆立増し）限定(1,400円)”をチョイス。



メニュー名の“北国”は北海道をイメージ。鶏をベースに知床産の鮭で取ったという、あっさりとした丸みのある塩スープです。



同じく北海道産の小麦「春よ恋」を使った麺はカチッと小気味良い歯応え。お刺身用という炙った大振りの帆立にウニの塩味が加わって幸福感は抜群です。別添のペーストを入れると白濁したスープに様変わり。クリーミーで洋風のクラムチャウダー風にガラリと味変。1,400円と高価ですが納得の一杯。



先に席を立った常連さんらしき方が同じ限定を食べたようで、「やっぱ天才だわ」と大声で絶賛されていたのが印象的でした。材料終了までの数量限定です。