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去年10月のオープン以来となる訪店。きっかけは限定メニューで牛肉を使ったラーメンがあるという情報を得て。店内に入ると食券機が新たに設置されており、お店は店主1人のみで回していらっしゃいました。







食券購入前に「限定はまだありますか？」と確認し、大丈夫とのことでオーダーしたのが1日10杯限定の“黒毛和牛あんかけ拉麺(800円)”。「和牛切り落としを贅沢に160g使用」とあり、食券には「和牛煮込」と書かれています。ラーメンとは別に小鍋で牛肉あんかけを仕上げ、最後に麺の上にたっぷりかけていました。



あんかけとありますがとろみはそれほどありません。サイコロ状に刻まれた牛肉は系列の焼き肉店で余った部分を利用しているとのこと。オスは脂のクセが強いため和牛のメスしか使っていないそうです。確かに牛脂が前面に出たすき焼きっぽい味ではなく、とても上品。そしてお肉がとても軟らかい。餡にはニラや韓国唐辛子が入りますが、辛味よりも全体を引き締める役割。そして胡椒も程よく効いています。辛味を足したい場合は卓上の唐辛子を入れれば良さそう。





優しい味のスープに適度なコシのある麺。ですが、完全に主役は牛肉ですね(笑)。麺を食べ終えても底からゴロゴロ出てくるくらい贅沢に入っていて、ご飯に乗せて食べたい衝動にかられました。店主が「普通のお店なら1200～1300円は取らないと…」と仰っていましたが、それも納得のボリューム。杯数限定ではありますが、当面提供は続けていくようです。

【2020/12/3追記】
メニューの価格と定休日が変更されていました。詳しくはこちら。


ふと食べたくなり訪店。元々は「ラーメンショップ塩尻峠店」でしたが、「牛若丸」と名前を変えたあと現在の名前になりました。「牛若丸」時代は訪れたことがなかったため、10数年ぶりでしょうか。外観などはほぼ変わらず、店内のレイアウトもそのままの雰囲気。



かつての「ラーメンショップ」、通称ラーショは思い入れのあるお店で、特に三才山から丸子方面に向かう途中にあったお店は、学生時代に「こんな美味しいラーメンがあるのか」と衝撃を受けたお店の1つです。当時は濃厚醤油豚骨にニンニクをたっぷり入れて食べるジャンキーな味と、ご飯のおひつが客席に置かれて自分で好きなだけ食べられるという夢のようなお店でした。仲間と夜中にドライブがてら食べに行き、ラーメン食べ歩きの原点となってといっても過言ではない場所。その後「壱豚」という名前に変わりましたが、現在は草に覆われて寂しい姿になっています。


【資料画像】

閑話休題。



メニューを見ると基本の雰囲気は当時と変わりませんが、塩や和風など新メニューが増えています。久々なので当時を懐かしみ“ネギラーメン(750円)”を。



家系のルーツとも言われる背脂多めの豚骨醤油スープは健在ながらデフォでは薄味に感じました。ゴマ油ベースのタレで和えた白髪ネギが特長。これお全体に混ぜると一気に「ザ・ラーショ」の味（個人の感想）に変化。独特のタレが絡まったシャキシャキのネギが豚骨醤油のスープととてもよく合います。



少し食べたところでおろしニンニクをスプーン2杯投入。家系とは異なる、ジャンクなコッテリ感がストレートに来ます。そうそう、この味。HNの「コテ」はこのコッテリが由来だったかもしれないくらい、この味は当時衝撃的でした。硬めの味の濃いチャーシュー、ワカメも邪魔になりません。



麺は柔らかめの印象でしたが一口目はやや硬め。ただ、それも気にならないくらい主役はスープ。

トラックドライバーが英気を養う、ワイルドな味が継承されていることがとても嬉しく思えました。当時一番食べていたのは“ネギ味噌チャーシュー・大”。思い出補正もあるかもしれませんが、その味が恋しくなりました。直系？は長和まで行く必要がありますが、敬遠気味だった派生店？にお邪魔してみて、訪店頻度を上げてみようかと思わされました。




塩尻市柿沢３４９
平日　11:20～20:30
土日祝　11:00～20:30
無休

地元以外の人はまず知らないであろう、そして地元でも「見たことあるけど入ったことはない」という人がほとんどではないかと思う、秘店ともいえる謎多き店。小さい頃に行ったような記憶は何となくあるものの印象は全く残っていません。今日のお昼に狙っていた別のお店の駐車場が満車だったため、課題にしていたこちらへ。



駐車場はありませんが、目の前の道路がちょうど広くなっているのでそこに駐車。他にも車があり先客がいるようです。歴史を感じさせる佇まいの建物に、大きく「うどん」と書かれた暖簾。その暖簾をくぐるとノスタルジーというか、何十年も時が止まっているかのような昔の大衆食堂が現れます。食堂というより「めし屋」という感じでしょうか(笑)。6席あるカウンターの一番奥では常連さんが店主と談笑中。



壁には40余のメニューが貼り出されています。うどんがメインかと思いきや上段はほとんどがラーメンメニュー。今回はその中で1番シンプルな“ラーメン(550円)”をオーダー。ちなみに外壁にあるメニューには“中華そば”と書かれています。



お昼時でしたがラーメンはあまり出ないのか「ちょっと時間かかるけど…」と慌てて準備されています。10分ほどで提供。ラーメンの見た目も昔ながらのシンプルで王道的な中華そば。レンゲはありません。鶏ガラに野菜の皮などを入れて炊いたような、少しクセのあるスープ。刻んだネギの苦みが程よくアクセントになっています。



麺は軟らかな食感の細縮れ麺。トッピングにワカメが乗るのも食堂ライクですね。呑みの〆っぽいラーメン。

後客も常連さんで、焼酎を頼みつつ「ミョウガいるかい？」などと店主と雑談しながらくつろいでいました。やはり普段から常連ばかりなのか、会計後に店主から「観光で遊びに来た人？地元？」と気さくに声をかけてくださいました。キムチやニンニク、天ぷらラーメンを思わせる揚げ玉入りなど面白そうなメニューもあるので、機会があればチェックしてみたいと思います。


大町市大町幸町5306
10:00～23:00、無休（Googleマップ情報）

通り沿いのコンビニ居抜きという目立つ立地に加え、早くからオープンを告知する看板が出ていたことで注目されていたお店が本日9/21オープンしました。自分は仕事帰りの20:15ころ到着。駐車スペースは20台分ほどありますが満車で行列も外まで伸びていました。10分ほど近くを回ってから再度訪れるとスペースが空いていたので駐車。この時点で10人ほどのウェイト。



玄関横には地元「山崎製麺」からの開店祝いの花が飾られています。

待っている間に店内を見回すと、L字のカウンター席が15～16席とテーブル2卓、小上がりが４卓と全部で50人近く座れそうな広さです。スタッフも5～6人と大勢います。ただ初日とあってホールは下膳や誘導が中途半端だったり、片づけたあとの席のウォーターポットやグラスが無いままだったりとバタバタしていました。





お店に着いてから20分ほどで席に着きメニューを見ます。ラーメンは醤油･味噌･辛味噌の3種。裏面には餃子や唐揚げなどが付くセットメニューや、一品ものも。しばらくは混雑して来づらいと思い、欲張って“チャーハン定食(918円)”をオーダー。醤油ラーメンに単品だと432円のチャーハンが付いてこのお値段は嬉しい。10分ほどで提供。



鶏ガラベースに背脂が浮いているもので、見た目の割にあっさりしていますが醤油が立ち味は濃い目。薄切りチャーシューやネギの雰囲気も含め、確かに「来来亭」に似ています。写真では隠れていますがメンマも入っています。チャーシューもメンマも醤油味濃い目。



麺は前述の通り「山崎製麺」のもの。細麺でしなやかですが後半は若干やわやわに。チャーハンは胡椒が効いたタイプで、チャーシューの細切れがたっぷり入っています。単品だともう少し量が多いのでしょうか？

周りのお客さんはスタッフと顔見知りが多いのか、「来たよ！」と声をかける場面を何度か見かけました。会計時に「系列のお店とかはあるんですか？」と尋ねてみましたが「ここだけ」とのこと。長時間営業でスタッフも多く、個人経営の規模ではないように思いましたがいろいろと謎です…知ってる方情報下さい(笑)。



１つ気になったのが外の灰皿が置かれたスペース。灰皿から1～2mの場所にプロパンガスのボンベが6本並んでいます。大丈夫だとは思いますが精神的にはちょっと…（汗）

【2018.10.5追記】
上記の灰皿がガスボンベから離れた場所に移設されているのを確認いたしました。



長野県安曇野市豊科５９８−３
10:00～24:00（通し営業）
年中無休

中秋の名月が近いから…というわけではないですが、時期的にマッチする店名のこちらで先月27日から始まった限定メニュー“濃厚白みそとんこつ(900円)”を。そういえば一昨年の秋にも白味噌を使った限定を出していましたね。



白味噌特有の甘みと喉に引っかかるほどの濃厚さで一口目からインパクトがあります。西京味噌は好きなので私はあまり気になりませんでしたが好みは割れそうな印象。スタッフA氏曰く「女性で気に入る方が多い」とか。画像では見えづらいですが、添えられたバターを溶かすとコクがプラスされてクリーミーな印象に変化します。それと葱油を少し入れてラーメンっぽさを演出していますが、その存在はかなり控えめ。マー油くらいガツンと強調しても面白そうです。



麺はレギュラーと同じもののちょっと硬めに感じました。

新潟風に割りスープがあっても面白そう(笑)。提供は中秋の名月前日の23日(日)まで。レギュラーの味噌は一度も食べていないので比べてみたくなりました。