この間外したキャブをオーバーホールしてきました。
全バラして内も外も可能な限り綺麗にしました!
通路の詰まりまでは無いにしてもかなり汚かった・・・・
で、89年後期のセッティングに変更されていたキャブですが、今回はKEYSTERのリペアキットで90年のセッティングに再変更としました。
ただKEYSTERのパーツの精度には正直疑問があるというか、自分は信用してません・・・
基本的にはジェット類は1/1000ミリ単位の超精密パーツなので、可能な限りはメーカー純正品が使いたいところですが、純正はもちろん廃番になっており、そんな中でもKEYSTERはあらゆる車種でリペアパーツをフルセットでお安く売っているというのは非常にありがたい存在ではあります。
と言う事で今回は信じて組み込む事にしました。
そんでもメインジェットとスロージェットくらいはミクニ純正を買うかな。
にしてもこのキャブはフロート周りの構造がちょっと特殊です。
旧車だと面白い構造のキャブはいくつかありますが、3MAってそんなに古くもないのに特殊なんだよな~
まあもちろんその当時メーカーもいろいろと考えて作った構造なのでしょう。
フロートを貫通するガイドピンがありますが、その先端に透明なプラスチックのキャップが付きます。
このキャップがフロートチャンバ側の穴にハマり込む事によってガイドピンの位置が確定するわけですが、まあピンが真っすぐにさえなっていれば正直キャップが無くても使う事はできるはずです。
で、このキャップヤマハからまだ新品が出ます!
ただし1個が1000円超します!!(1台で4個必要)
なんか知らんがクソ高い!!!
エアスクリューはKEYSTER付属の物をパッと見て、あれ90年は形状が違って使えないのか~なんて思っていましたが、よく見ると先端形状は同じです。
なるほど3MAのキャブはエアスクリューが穴の中に入り込んでしまっていて、右バンクのキャブにマイナスドライバーが向かわせられず調整しにくいという欠点を補うためにこういう形状に変更されているようです。
これだとマイナスの頭がキャブから露出するようになるし、溝のところにOリングが付く事によって水の侵入も防ぐようになっているようです。
燃料コックのノブが劣化して白くなっちゃってます・・・
これを綺麗に洗ってからワコーズのスーパーハードでコーティングすると・・・
ここまで色が戻りました!!
さすがスーパーハード!!
むっちゃ高いけどな!!
でもシリコンスプレーみたいに一時的な物ではないので十分価値があります。
そうそうコックのレンコンパッキンは純正品では手に入りません。
負圧ダイヤフラムも手に入りません。
レンコンパッキンは別車種だったら注文できるので、サイズさえ合えばどれかの車種の物が流用できるんじゃないかと。
負圧ダイヤフラムに関してはどの車種でも注文できないようです。
なのでダイヤフラムがダメになっていたら基本的にはコックアッセンブリでの交換となるわけです。
まあNAPCOとかの社外品で手に入れられるのでまた今度買う事にします。
Posted at 2023/11/30 01:51:39 | |
トラックバック(0) |
TZR250 | 日記