昨日、スプロケットを交換したクロスカブのテストランツーリングに行って来ました。
行く先は蔵王エコーライン。
急坂をどれだけのペースで走れて、ギア比がどう出るか…
お付き合いいただいたのは北海道同行のY氏。
彼のクロスカブはフロントスプロケを14から15Tにしただけのノーマルなんで、比較が出来るはず。
8時に迎えに行ったらすでに準備して待っていてくれました。
最高気温が25℃の予報でしたが、朝の空気が冷たくてメッシュジャケットでは少し寒い。
インカムで「結構寒いよね」などと話しながら釜房ダム湖の北湖岸を抜けて早速休憩。
蔵王方面に行くと、このお店の前でいつも休憩します。
木のベンチがあって、自販機に今時期でも暖かい缶コーヒーがあります。
Y氏と今日のコースなどを大雑把に話し合い出発。
川崎町を抜けて青根温泉でまた休憩。
オジサン達はトイレが近いのですよ。
向こうに見えるのは青根温泉の公衆浴場「じゃっぽの湯」。
帰りにこのコースだと入るのですが、今回は朝なんでパス。
青根のワインディングを走りエコーラインへ。
入り口のT字路で対向車が3台先行したのですが、ワンボックス2台とレンタカーの乗用車が1台。
まぁペースはそれなり。
ここまでのギアの感じは中々良い感じ。
特に2速3速の使い勝手が良くなってます。
1速で20、2速は60までは余裕で引っ張れます。
(大きな声では言えませんが、2速で70まで引っ張れ、75でサージング気味で止めました)
タケガワのアップマフラーと、22Φのスロットルボディが効いているのでしょう。
Y氏のリクエストで駒草平で休憩。
エンジンも冷やします。
空気が澄んでいて山もハッキリ見えました。
真ん中の黒っぽい山は下から見る「お釜」の火口の縁です。
一時は無くなるんじゃないかと思われた駒草。
近年少しずつですが増えてきているようです。
このまま増えて、見に来る人の目を楽しませてくれると良いのですが。
そこそこのペースで登り、せっかくなので蔵王の「お釜」も見て行こうと。
料金所手前からプチ渋滞でしたが、こういう時に遠心クラッチは有難いです。
2台分まとめて払って(バイク1台380円)お釜を目指します。
早い時間ですが、結構車もバイクも来てました。
関東ナンバーのバイクも多く、晴天の中のツーリングを楽しめているようでした。
お釜の左手の山は熊野岳。
結構多くの人が山頂にあり社に向かって歩いていましたが、オジサン達は…
「若い頃はあそこまで走って行こうと思ったもんだ」とか「何度も行こうと思った」だの。
結局1度も行ってないんじゃないか(笑)。
レストハウスに行って、熱い玉コンに辛子を付けてハフハフ言って食べました。
山形側に下り、蔵王温泉で暖まろうと走って行ったら温泉手前のコーナー抜けたら目の前に警官が。
何もしてないけどドキッ!
検問?
と思ったら右コーナーで道路脇のガードレールにMR2が突っ込んでました。
路面には真っ黒なスリップ痕が。
あの年式はABS無かったんだなぁ・・・
若い人が車の近くに居たけれど、怪我は無いようでした。
多摩ナンバーでしたが、観光で来て事故ったらダメでしょう。
お昼近かったので、お腹も空いたし先に腹ごしらえで蔵王に来たら自分はここ。
きくち食堂で肉蕎麦を食べます。
蕎麦も蕎麦つゆも鶏肉も美味しい。
Y氏も美味い美味いと蕎麦つゆまで完食(笑)。
お腹が満たされて、さて温泉へと急坂を登ります。
タイトターンで道幅が狭い所もクロスカブならスイスイ走ります。
駐車場の端っこに停めて行ったのは蔵王大露天風呂。
写真撮影禁止なんで画像は無しですが…
温泉で暖まった後はガソリンを補給してまたエコーラインに戻って上山市へ下ります。
R113を南下して県道268を走って、一旦高畠の道の駅に寄りました。
お茶を買って、トイレにも寄ってから七ヶ宿を目指します。
高畠から長い登りが続きますが、ここでノーマルクロスカブとの差がハッキリ出ました。
各ギアの伸びが全く違ってどんどん差が開きました。
自分のクロスカブの排気カスタムとギア比のマッチングは正解だったようです。
ここで大人しく帰らずにY氏にインカムで「鳩峰峠って行ったことある?」
「行った事ないよ」
って事で稲子集落を目指してR399を鳩峰峠へ。
ここは宮城から福島に入り山形に抜けるのですが3県が絡み合ってる所。
西方を望むと南陽の街が見えました。
峠で山形ナンバーのオジサン3人組と談笑。
クロスカブに興味があるようで、色々と質問を受けました。
質素なトイレがあったので入ったら大きな蛇の抜け殻が!
ビビリながらオシッコしました(笑)。
同じ道を引き返しましたが思ったより距離があり結局1時間くらいの寄り道でしたが、Y氏がいいね~って言ってくれたので良しとしましょう。
七ヶ宿の物産館で小休止して蔵王の麓を走りスズラン峠を抜けて市内へ。
Y氏の「膀胱が破裂しそうだ~」の叫びで途中の施設へピットイン。
ここで惨事が・・・
(Y氏がお漏らしした訳じゃありませんよ)
待ってる間にオイルのチェックでもしておこうとオイルスティックを抜いて・・・
うん、OKとねじ込もうとしたら途中で引っかかり。
何度やっても入らず・・・
ネジ山に傷が付いてしまったのでカッターで修正してもダメ。
暗くなる前にとねじ込めるところまで入れて、ウェスを切ってひも状にして巻いてタイラップで縛りました。
オイルが染み出して来る前に帰宅出来ればとソロソロと走って。
結局全く染み出しもせず帰宅出来ました。
パーツ頼まないとね。
このネジ山、どうも最初から調子悪くて、途中で渋くなったりしていたのですが…
Y氏のクロスカブも途中で引っかかる感じがあるって言ってました。
中華製の特徴?
結局280km走って燃費は64.5km/Lでした。
フロントスプロケを16Tにすると燃費が落ちるという意見が多い中、自分のは良くなってます。
16-37と15-35の減速比の違いは0.02。
この違いが燃費に出るとは思えないんですが、小排気量故に燃費に違いが?
今回のギア比は気に入ったので、交換までこれで走る事にしました。