ねぇ、スバル乗りでしょ?なんでジャスティ選ばなかったの?
スズキ車なんて買ったこと無いんだよね?なんで買ったの?
そんな質問をされる機会が多々あるので、この際ブログにしてみました。
もっとも言いたいことは前にレビューでも挙げている通りなので、特にダイハツ好きで悪く言われるのが気に入らない方は静かにご退席いただきたく存じます。
さて、なぜ選んだのか。正直申し上げて
・ハイルーフコンパクトカーは大嫌いです
・スライドドア車は大嫌いです
・センターメーターなんて絶対に買わない
・ディスプレイオーディオ車なんて冗談だろマジでオーディオレス選べるなら選べよ
・3気筒エンジンなんてもう最悪
・トーションビームのサスが許せない
と、挙げれば挙げるほど、あれ?ソリオまさに該当しない?っていうお話になるのですが、そうなんですよ。全部に該当するしなんならジャスティのほうが無難では?と思うほど。
で、これらを押しのけてなぜジャスティを選ばずソリオを選んだのか・・・
ひょんなことから、同じ白黒ツートンカラーのジャスティを借りることが出来たので、比較しながらお話したいと思いますww
■ポイント1
シートの座面長がぜんぜん違う
これ意外と知らない人が多いのですが、ソリオとジャスティを比べたときにまずシートの質感が全く違うんですね。
・こちらはジャスティ

サイドサポートを除いてふくらはぎに触れる部分、ようは腰掛けて足が折れる部分がどの程度幅があるのか。大体概算で36cmほど。
・こちらはソリオ

なんと、概算で43cm〜44cmほどあります。
それにサイドサポートは早々に打ち切って、太もも裏から足の関節にかけて扇形に広げる形にされているので、実際に44cmフルに使う訳では無いにせよ、シートのあんこ部分が太くなるので、自ずとしっかりとホールドしてくれます。
まだまだこれでは収まらず
■ポイント2
シートのサイドサポートまでもが違う
・こちらはジャスティ

背もたれのサイドサポート部分も含めた横幅部分はだいたい49cmといったところでしょうか。
・こちらはソリオ

こちらは50cm超の長さ。
そう、こうやって計測するとすぐに分かるのですが、
言わずもがなジャスティはダイハツ車のOEMとなります。
ダイハツ車というのは昔から、シートを小さくして室内空間を出すのがお得意な会社なので、もう見ての通りどころか計測すれば一発でわかります。
■ポイント3
体型に合わせたサポートが無い
これは意外と知らない方も多いかもしれませんが、現行のFITでも途中のマイナーチェンジでシートベルトアジャスターが廃止されるなど、運転で一番必要なシートベルトの調整機構を何故か各メーカーで廃止する動きを取っています。
個人的に、シートベルトアジャスターがついている車両=普通車、そうでない車両=軽自動車基準と現在考えているのですが、確かヴィヴィオはついてたよなと・・・なんならTTサンバーとかもあったよなと・・・
この辺の考え方はまさにスズキも同じようで、ソリオに関してはしっかりと付いています。
なので、シートベルトが首にかかるから、致し方なくシートポジションを上に上げる必要がある などの処置は必要なく、ご自身の目線の高さ、好みのポジションにシートを合わせてからシートベルトを適切な高さに調整できるという機構が備わっています。
アタリマエのことなのですが、コストカットで廃止される運命にあるのはどうなのかなと思います。
■ポイント4
ワイパースイッチに間欠調整がない
・こちらはジャスティ
・こちらはソリオ
まず、ソリオに関してから触れますが、1点残念な点としてスズキ車の大半なのかと思いますが、リヤワイパーの間欠がないのですね。
あくまでも連続作動またはOFFのどちらかを選ぶしか無いのですが、リアワイパーを間欠で使うときって実際にどうなのかなというお話ですね。
確かにシビックのときのように、リアガラスが思いっきり寝ていてかつ、ドラレコがついているので・・・という場合ならいざ知らず。
街乗り程度の乗り方でほぼ垂直に立っているリアガラスが果たしてそもそも濡れて視界が悪くなるか?というの正直微妙。
であれば、間欠はいらないのかなと思ったり、でもあったほうが無難かなというレベル。
ただ、フロントワイパーの間欠調整は必要ですね!
速度連動型ではありませんが、フロントワイパーの間欠調整があるのと無いのでは全く異なります。
雨天時に乗ってみればわかりますが、連続作動させる必要がないのに間欠では物足りない、または間欠では早すぎるというケースでは、そっと手が出てしまうもの。
そういう意味では、リアワイパー間欠よりもフロントワイパーの間欠調整を入れるべきだろうと思うのです。
■ポイント5
ライトスイッチでスモールだけ点けられない
・こちらはジャスティ
・こちらはソリオ
車業界で一番頭にくるのがこのオートライトの義務化ですが、どうもメーカー的な考え方が色々とあるようで、調べた感じ以下の通りでした。
・ダイハツ
基本的に日中のスモールのみの点灯は無理
Loビーム点灯か完全OFFしか出来ず。
夜間に関しては停車時にOFF可能だが30秒ほどで勝手にLoが点灯
・スズキ
基本的に日中のスモール点灯のみも可能
夜間はPレンジに入れた状態であればスモールも可能
Dレンジに入れた直後にLoが自動点灯
・スバル BT/SK/VN/GU(A型まで)
完全AUTO、スモールAUTOの2段構え、日中時間帯にスモールAUTOにしておくとトンネル通過時はLo点灯、トンネル通過後はスモールになる
夜間は完全AUTOからレンジに関係なく停車時にスモールAUTOにするとLo消灯
スモールAUTOのまま走り出すとLo自動点灯+ADB無効
・スバル GU(B型から)/SL
基本的に前述の通り、ただし夜間は速度センサー方式ではなくパーキング信号またはPレンジ時のみスモール可に変更
→ 車速信号線での扱いができない理由が発生したんですかねw
・ホンダ(アコード他)
FKシビックのときから変わらず、上からOFF、スモール、AUTO、Lo点灯のパターン。
一見するとわけわからないが、分析してみると
こちらのブログに記載の通りの人間工学?に基づいた仕組みを未だに採用
正直、ホンダ型のライトスイッチが過去イチで違和感がなくて一番使いやすい仕様
で、色々と回り道しましたが、松竹梅で表すとなると自由度的にはホンダ、スバルのGU-B、SL以外が松とすれば、GU-B、SLとスズキが竹、ダイハツが梅という感じですかねw
棘のある言い方をすれば、ライトスイッチも満足に操作ができないやつが乗るにはダイハツ型のほうが無難なのかもしれません
さてさてさて
ここまで書いておきながらですが、一般的な〇〇評論家のような方々があまり見ない部分ばかりだと思うのですが、なぜに日中の乾燥路やらいきなり車に乗り込んで走り出して感想ばかり言うのか正直疑問です。
あまり言うと、自称スバリスト?のご近所の市議さんから警告を喰らいそうなのでアレですが、色々と見ていきますと日常使いで考えたときにこれはおかしいだろ、これはどうなのよ?という観点ってものすごく多いのですね。
少なからず乗ってみて感じるのは、ダイハツ車は雨天時にメッチャうるさい!
とにかく多少の水たまりに突っ込もうものなら、水ハネがサイドシル付近にぶつかって、まぁ会話もできないレベル。
それでいて、アクセルペダルには謎の振動が常に伝わるなど、これで車と言って良いのか?というレベルで乗ればわかりますがあまりにも酷い状況。
そういった基本中の基本がすべてクリアされているのがスズキ車なのかなと。
走る、曲がる、止まるとよく言いますがこの基本の3原則が自然にできて、どんな天候でも左右されずに運転できるという姿勢がスズキにはあります。
逆を言えばダイハツ車には無いんですね。これはもうパッソのときからとにかく感じていましたが、犠牲にするものが多すぎる。
冒頭に記載したソリオにも共通する嫌な部分に関しては、正直乗り比べるとわかりますが”ああ、スズキってマシな車作っているんだな”という気持ちのほうが勝ってしまい、結果的に購入したという感じになりますw
相当昔のブログの何処かにも書きましたが、かゆいところに手が届くのが個人的に好きなタイプなので、買ってから気がつく便利な機能とか実際に乗っていて気がついたときに、”やっぱりそうだよね”と、つい架空の開発陣の感想を投げかけてしまいそうになるクルマってやっぱりおもしろいなと思います。
そんなわけで、意外とぱっと選んだわけではなく、色々と考えて初スズキ車であえてスバルからダイハツ車を選ばずという選択した理由をご紹介させていただきました。