書き始めて気が付きましたが、今年最初のブログみたいですね・・・
それもPCネタが1発というお話でww
前にもアップした気がしますが、ウチのPC環境でWindows機はすべてWSUS管理にしています。
背景としては、意図しないタイミングでのWindows Updateによる更新を避けるためと、自動更新においての不具合を避けるために少なくとも毎月のパッチチューズデーからある程度時間経過を経てから全台に配信しています。
で
そろそろ世間的にも、Windows10のPCをWindows11にしていく必要があると思っています。
で、調べてみるとWindows10とWindows11の更新に関しては少し異なるようでした。
■ Windows10
・Feature Update(FU、機能アップデート)
これは従来通り大型アップデートです。ISOイメージとか数GBのインストーラーで更新するやつ。 最近は年1下期で出ている。(2004までは半期ごとだった)
・Quality Update(QU、品質更新アップデート)
これは毎月出ている更新プログラム。
・Enablement Package
これは、毎月出ているQUに内包されている更新プログラムのうち、実は不可視化されている新機能を眠らせている。
つまり、ユーザーには見せない戦法で端末に仕組ませている(ウイルスかよw)
で、頃合いが来て毎年のFU適用の際に、「実はすでにPCに入ってましたー」という感じで、ファイルサイズは数KBほどだが、FUをそのまま入れるのと比べて瞬間で更新が終わる。見せないものを見せた。バージョン表記を変える。という感じ。
キューピー3分クッキングのように、あらかじめ出来上がった料理を盛り付けて完成。
というもの。
■ Windows11
FU、QUは基本的にWindows10と同じ。
ただし、Enablement Packageが変わっている。
https://jpmem.github.io/blog/mecm/20230530_01/
・Unified Update Platform(UUP)
文献を読んだ上での流れですが、どうやら毎月リリースのQUに対して、
QU+Enablement Packageの合計したパッケージを毎月リリースするという仕組み?っぽいです。
なので、WSUSカタログで
「Windows 11,Version 22H2 x64 2024-02B」などのような表記がUpgradesで出てくると思いますが、まさにこれに該当すると思われます。
UUPの特徴としては内部的にファイルの関連性を持っているようです。
例えば、2023-12Bというのを過去にWSUSで承認し、10GBほどのファイルをダウンロードした場合は、翌月の2024-01Bに関しては2023年12月~2024年1月までの差分のみを追加ダウンロードする。
もちろん、2024年2月に関し手は、2023-12B(全部)、2024-01B(差分)、2024-02B(差分)
となるようです。(実ファイルを見ていないので知らんけどw)
ということで、実際にUUPをダウンロードしてみようということで着手したところ、
展開の際に罠にはまった状況になりましたので、その一部始終と対策について紹介したいと思います。
■ ダウンロードが途中で失敗する
まず、該当端末はWindows10の22H2でしたが、たぶん一旦Windows11に上げてからでないと適用できない可能性も考えられたので、一旦Windows11のベースバージョンを突っ込みました。
なお、2024年2月現在で
「Windows11(コンシューマー エディション)ja-jpx64 にアップグレード」を入れると、
「Windows 11 21H2 22000.2777」が適用されます。
Windows11 Proの場合は、22000の更新プログラムがない認識(EducationとかEnterpriseならある)だが、なぜか2024年2月のQUが適用されたものが入りますw
そのうえで、画像2段目の
「Windows 11,Version 22H2 x64 2024-02B」を適用すると、エラーが発生しました。
エラーの詳細を見てみると・・・
(リソースが見つかりません:) ReportingEvent.Client.167; パラメーター: Windows 11, version 22H2 x64 2024-02B
となっていました。
これがエラーコードを探しても古い情報しか出てこず、2日ハマった・・・・
■ MIMETypeが怪しいと気づき始める
Windows10のFUを適用する際にも、確か何か設定したよな・・・と思い出し、調べてみると確かにありました。
WSUSは簡単にいえば、リソース自体はMMCにスナップインして機能として使用するが、クライアント要求に対してファイルの提供はIISで連携しています。
なので、ローカルイントラを介さずにお外に出たい企業様などは、HTTPSにして通信しているんですかね?
ということは、ほかの更新プログラムは問題ないが、通信できないとなるならばIISとの連携に問題があるのでは?という結論に至りました。
前回、「.esd」という拡張子を登録して事なきを得たのですが、UUPは多分もっといろんな拡張子が入っているのでしょう。
探ってみると下記のサイトが見つかりました。
https://www.ajtek.ca/guides/how-to-prepare-for-on-prem-wsus-uup-updates/
┃
┃ How to Manually Add the Required MIME Types for UUP
┃
┃ If you opted to manually add the MIME types, here’s how to do it.
┃
┃ First, there are two file types that are required for the on-premises update man┃ agement with UUP:
┃
┃ ・ .msu
┃ ・ .wim
.esdはとっくの昔の話なのでともかく、msuとwimを明示的に指定しないとダメな模様です。
ということでエラーが出ている状態、PC側はダウンロードが刺さったままフリーズしていますが、
この状態でMIMETypeを追加したところ、
IISの再起動云々なしにOKボタン押した瞬間にダウンロードが始まりましたw
■結果その後と考察
この文面を書いている間にダウンロード、インストールが完了した模様です。
先行で古いVostroに対してやっていますが、残り数台は直接UUPでWindows10から行けるのか試してみたいと思います。
※一応WSUS上では対象としてマークされている
もしかしたら、自分が記載したような内容は企業のIT担当者などではごく当たり前の話で、前提条件として何か情報がまとまっているのかもしれませんが、
完全なプライベーターでやっている身としては肩身が狭いですねw
もっとも、サポート切れしたWindows Server 2012R2なんてまだ使っているのも相当おかしなことなので、文句言える立場じゃないですけども・・・
基本的にMicrosoftとしか通信しない、外部には出ないサーバなのでしばらくはこのままだとは思いますが、Essentialsでもいいから、2019あるいは2022など
最新のWindows Serverを買おうかどうか悩んでますw
(IIS周りは正直あまり変わらないと思いますが・・・)
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Posted at
2024/02/18 00:12:31