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Ryo L.W.S.enthusiastのブログ一覧

2017年08月14日 イイね!

車で学んだこと~地頭トレーニングRYO-STYLE~

というわけで地頭つけるなら車に乗れ!てんで。
いやいや、乗ってて頭が良くなるならみんな良くなってるだろ、と思うでしょ。



違うんだな。
ただ乗るだけじゃ駄目。


まあ車に乗るってことは二つの技術がまず要求されるので、一気にハードルが高くなるのも事実。
一つは自分と車の間の技術であり、もう一つは自分と他人の間の技術な訳ですよ。
だのでこれらはいったん切り離す事がベストです。

私が最初にナビを導入し、壊れて以降買い足さなかった(新車購入時ですらレスオプションで落とした)理由は、『ナビの言葉にしたがって、車の運転に集中する』ためでした。

要するにコースを考えない。コースに対する車の動きだけを理想的に追う。
これが普段の運転で、人気のない夜の山でじっくり車との会話を行ってきた訳ですね。
1年も必要なかったかと思います。車の動きやらが判るようになると、ナビが邪魔になるんで、壊れてからは地図を使っていました。

で、最終的にはこんなヒトになってたんですけどね。

練習する時もただ走ればいいってものじゃない。
自分で理解できてるところ、できてないところで疑問を一つの目標にして走り込むのです。

何故今前輪が鳴いたのか?ステアリングをもっと切り込むのか?もっと速度を落とすべきなのか?タイヤが駄目なのか?
何故タイヤはショルダーが灼けているのか?コレで正しいことなのか?
何かにおいがするが、何の匂いなのか?
オイルは適量なのか?もっと入れて良いのか?少ない方が性能は良いのか?
スタッドレスタイヤはドライ路面で使えるのか?
このステアリングの感触はどこからくるのか?
右足前ぐらいから音がする。何の音なのか?

疑問一つ一つを仮説へ変えて、原因を追及し、試して確認し、飲み込む。
繰り返し経験を貯めていくと、具体的な部分が自分の中で十二分に蓄積され、仮説の精度が上がっていきます。

何の音?→くぐもっているから外、堅い音だけど何かに吸音されてる感じがするからブッシュの向こうの音、多分足かな?

何の音?→金属的な音?→近いな、この音はマグネチックの音だからリレー?

のような感じでしょうか。
出来た仮説は追求し、仮説=真理になるまで繰り返すのです。

そのうち入力から仮説≒真理になり、きっちり判ってくるようになります。
私のドライビングの理想は何も考えずに、まるで体のように車を操ること。
入力されてくる情報を無意識で処理するために、条件反射を鍛えるという繰り返しを行います。
そのためどうしても、上記のような『音』や『現象』を判断しなければならなかったのです。
で、特定の危険な因子に対してだけ頭で判断するようにしようとしたわけです。

それは故障の兆候だし、車が限界を超える瞬間でもあるわけです。
そしてそれらがほぼ無意識で処理できる中でようやく他者との間の技術に入ろうとしました。

たとえばとある音が自分の経験した事のない初の音だとします。
それはどこから来ているかはすぐに判ります。
なので、自分の車かどうかを判断し『他からの音』と仮説が立てられた瞬間、方向と自車の位置関係を確認します。
見えていなくても聞こえていれば、それを「避けられる」かどうか判断し、避けようとするか否かを考察すればいいのです。
だので車が無意識レベルで自在に動く必要が有るんですね、ソコに至るまでに。

行き着いた時には、時速60km以下の世界であれば何が起きても何も起きないと自負できました。
そのくらい車を仕立てて掌握できていたということに他ならないのですが。
当然、自分の目と耳に入力され、ステアリングからの感触と腰に伝わる感覚が何者かを理解できていたということになります。

そこまでいけば、オイル交換の効果やタイヤのインプレッションもできるだろうと。

というのがビートに乗る前までの私です。
もちろんそれらはビートにも応用は出来ますが、まあ如何せん違いすぎる車故に、1年じゃ理解に及ばず、2年でどうにか見えたところもあるんですが……まあまだ限界を試していないのでどうにも。


こうすることで、『何』という事実に対して『何か』の解答をほぼ得ることができるようになるという考え方や手法というのは単に普通の化学実験と同じです。
それが事実である、という根拠は私はモノに頼っていますが。
これが誰もに揺るがない真実ですよ。
見て触れて判る。
言葉以外の全てで理解できる、これが私の求めるものなんです。

そして確実ですよね。少なくとも見ている瞬間は。
だので、たとえば車に乗っている時に入力されてくる情報は2秒以下しか有効期限がありません。
それ以上は有効ではない、既に過去の古い情報となります。

能動防衛運転とは、有る瞬間の時間安全を確保することが概念的に定まっていると言うことです。

ソレを理解した上で運動性能の高い、整備済みの車にのれば事故はない。

当たり前ですが……期限切れの情報を元に走ることをしない、ということもあげられるでしょう。

その根拠は?『見れば判る』モノに預けましょう。

どう見たって誰もいない隣の車線。
2秒後にはソコに割り込んでこようとする車がいるかもしれない。
2秒以内には後ろから追いつかれるかも知れない。
2秒すれば合流車線が現れるかも知れない。
あと数秒もしないうちに消失する路線かも知れない。

そしていきなり隕石が降ってきたとして、それは何秒の猶予があるか?
突然地面から壊れることが有ったとしても、前兆がないならば2秒は大丈夫と私は踏んでいるのです。

このように、車を運転するということは私にとってはリアルに頭を鍛える活動に他ならない、と言えるわけです。

最近は自己位置をスマホで入手して、様々な判断材料に対する解答を用意できるのでより『安心』を得られますけど……それをナビとして使うと逆に安心できませんね。
ナビをほしがるヒトの頭が私には理解できない、と言うべきでしょうか。


まあそれでも迷子からの脱出はナビでいきますけどね。
それが最短になることが多いので。


というわけで、車に乗り、ドライブし、自分で整備すれば地頭は必ず鍛えられる。
そう信じているのです。


そうそう、蛇足ですが『地頭力』っておかしな単語ですね。
頭が頭痛みたいな意味がある気がします。まあ、地頭って謎の単語なんでこういう言葉を生んでも仕方がないのかも知れませんね。
Posted at 2017/08/14 09:37:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | いつもの日記 | 日記
2017年08月14日 イイね!

地頭力?

ええ。実家や親戚の家に電車で移動中に見かけた宣伝ですが
「まんがでわかる 地頭力を鍛える」
つーのを見たんですよ。

初めは「じとうりょく」と読んでて何が今更荘園の管理人「地頭」になろうとしてるのよと思ってました。
時々ある何かしら勘違いした本かなと。

私が勘違いしていたようです。なので調べてみたら三種類も読みがあるんですよ(汗)

じとう、だと私の知ってる通りですが、じかしらだと能楽関連。
これはじあたまと言うそうです。

じあたまって、辞書に載ってない。現代語か元業界用語ですね。
良くあるトリセツなんかも略し方が本来業界用語。
他にも科学技術用語(英称からターム)なんかも本来日本語の枠ではないのですが、一部日常的に取り込まれてますね。

知らんわいって思って調べてみたところ、判りやすかったのが次のリンク先。
http://design-career.com/jiatama1

どうやら既存の範疇に収まって臨機応変に対応できない人間を「普通」とし、それら既存の範疇内で枠を広げる事の出来る「応用力」がある人間を指しているようです。

で、さっきの漫画になるわけですね。





既存の枠の中で、その枠一杯を攻めようと思ったならば、枠の中で最大効率を得ようと思ったら、トライアンドエラーは当たり前です。



まあリンク先にも有りますが、仮説を立ててそれを証明するという「方法」は判っていても理解出来てるヒトは少ないんでしょうね。




多分ですよ。
多分ですが、それって何でだと思いますか?
私は最近思うんですが、テクノロジーによって人類が衰退する、というのは事実だと思っています。

21えもんという藤子不二雄作品がありますが、この最終局面で出てくる『ボタンチラリ星』というのが出てくるんですよ。
最初ボタンポン星というボタンを押せば何でも出来るとこに到着して、田舎者扱いを受けて「こうなったらもっと科学技術が発達した星に行こう!」ってなるんです。

それがボタンチラリ星。ボタンをちらりと見るだけで何でもできる科学力を持った星だそうで。


大体おちは見えたと思います。そう言うことです。
科学技術が発達し、ロボットに全てを任せた人類は……いえ、滅びると少年向けにならないので、原始人になってしまったのです。
この下りが凄いなんというか警鐘的で、忘れられないんですね。

まあ一気にはしょったのでアレですが興味が有れば探してもらっても良いかも知れませんが。
何も機械に限りません。誰かに何かを任せることで思考力を落としていく、そがれていくんだと思うんですよ。


周囲を見たらみんなスマホ見てるでしょ。
何してるんだか知らないけど顔を上げない。なに、それ自体何も言うつもりはないんですよ。
10年以上前に通過したから。B5ノートで携帯通信端末ぶっさしてどこでもいつでもネット環境をぶら下げて。

ただ、その時期に親に言われたんですね。父は定年しても会社に雇われてた技術屋ですが。

「コンピュータは道具に過ぎない。使え、使われるな」

と。まあ流石私が生まれる前からコンピュータを作ったり触ったりしてた黎明期の人間ですよ。
その時点では判ってる、と思ってたんですが。

まあ、この世の中を見てびっくりしましたね。スマホの登場時点から僅か数年で道具に使われている人間が多いこと。
また、調べると先ほどの「地頭力」ってのが足りなくなっていること。

私が世界から雲隠れして、幻想郷で車弄りしてるウチに世界がおかしくなったんじゃないかって思った位。
何を調べものしてるんだか。

自分で考える力が失われています。
何かで聞いた通りにしか動かない・できない人間が増えています。
だから、店員の応対はマニュアル以下なのです。
バイト君がおかしな言動をするんです。

貴方は、今起きている出来事全てを、思いこみで流していませんか?


まあこの辺のテクノロジーへの警鐘ってみんな知ってるはずなんだけど「理解していない」。
もしくは理解したと思いこんでいる。
人間が文字、いや、言語から入手できる情報は8割以下。だからこそ経験し、確かなモノに触れ、言語以上の情報を自分なりに確かにしなければならない。

文字見て、本読んで、ヒトから聞いて何が理解できるモノか。
Posted at 2017/08/14 08:58:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | いつもの日記 | 日記

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