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本日夕方、国道で二代目ソアラの後ろに付いた。
中の様子を伺うと、白髪の「ロマンスグレー」な
おやじさんが運転席に居た。

そこでオレは「イツキ」と名づけた。五木寛之氏が元
ネタである。
この「イツキの駆るソアラ」は、山道へと右折して
いったので、思わず付いていってしまった。

イツキはとんでもない行動に出た。途中で農道へ入る
のである。
「まさかソアラで畑へ？」
そうではない。農道を走る近道があるのである。
英語でいうとショートカット。
「うぉおおおおー！やったろうじゃん！！」
風吹裕矢風に心で叫び、すぐさま追う。

やがて山頂から下りのワインディングへと進む。

オレはプレオの車幅が狭いのを活かし、ガードレール
ギリギリまで寄せ道幅を最大限に利用した。
イツキのソアラもツインターボで速いが、ロールが大
きいようで、思うように走れないみたいだ。
しかし、こちらもスタッドレスなので無理は出来ない。

勝負の幕は唐突に下りた。

オレの目的地が近づいたので、追うのをやめたのである。

「愉しかったぜ、イツキ！また疾走（はし）ろうぜ！」
心の中で勝手につぶやいた。

Ｋを転がしながら、気分だけＲに乗ってる
つもりになってみた。（＾＾）

４月になったら箱根に行こう。