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不人気な政治の話をあえてします。

トランプ大統領が近く誕生しますが、変な期待感から株価が上昇しています。2万円に届きそうな勢い。でもコレはアベノミクスの恩恵ではなく、トランプミクス。

っても、奴はまだ何もしていない。実体の無い、株価上昇。

で、奴は【アメリカ・ファースト】を掲げて、自国民の利益しか考えてない。

マツダや日産はメキシコに工場を造り、そこからアメリカに輸出していますが、そうした車に「高い関税を掛ける」と公約している。「それがイヤならアメリカに工場を造って、アメリカ人の労働者を雇え！」と。

マツダは世界で生産をする車の１０パーセントをメキシコで作ってるんのだとか。

コレがアメリカに持ち込む時に高い関税を掛けられたら、競争力も無くなりますし、マツダの大幅な減益も避けられない。

どうなるやら？

トヨタも’１９年にメキシコ工場を稼働させる計画だそうですが、トランプがあの様な事を言い出したので、かなり慌てているでしょう。

さて、今日の新聞では、トランプの公約が実行された場合、決してアメリカ国民の為にはならないとの見方がされていました。

米国生産にこだわり、国民に職の与えても、賃金はメキシコみたいに安くない。結果、米国製の車は高くなり、低所得層、中産階級にも買いにくい値段になると。
更にメーカーは競争力を維持する為に、価格を下げざろうえず、結果、リストラなどが行われるのでは？と。

あちらの企業の最低賃金が幾らか知りませんけど、『景気が良くなっても、賃金は上がらない』ってな、今の日本の状況みたいになりそう。

企業は貯め込むのに必死ですからね。

数年後のアメリカがどうなっているか？見ものです。