2017年04月07日
年下の従兄弟が来たので、お兄さん的な所を見せようと飯に誘いました。
『ステーキ、食うか?』
「うん、でもハンバーグで良いよ」
『遠慮すんなよ?ご馳走するからー』
「いや、実は三日前に食べたばかりなんで、ステーキはいいんだよ」
『そうか・・・。じゃあ俺はステーキ食うからな~』
従兄弟はハンバーグを。俺はヒレステーキを頼んだ。
従兄弟は250グラムのハンバーグを選んだが、俺は小食なので150グラムのにした。
焼き方はミディアム。
暫くしてステーキが来た。ナイフを入れる。
『ん?なんだコレは?』
肉が固いのである。
『おっかしーなー。ミディアムって言ったのにな-?』
中までしっかり火が通っている。っていうか、肉の断面も固く、肉汁も出ないパッサパサ感。
これはおかしい。
『おい、これ、ミディアムに見える?』
従兄弟に見せた。
「いや、凄い良く火が通ってる様に見えるよ?」
一切れ食わせてみたら、「焼き方を失敗してるね~」と。
そばを通ったウエイトレスに肉を見せたら、すぐさま表情が変わった。
「すみません!作り直します!」
『いやもう半分くらい食べたし、自分の注文ミスでは無いと分かればいいんで。でも気をつけてよ?』
因みにミディアムは真ん中に赤味が残るし、何よりこんな固いはずが無い。
帰り際に金を払う時、店員が大きな袋を渡そうとする。
『何ですか?これは?』
「お詫びの気持ちです」
匂いからして、作り直したステーキだと分かった。
『そういう事をされると、また来れなくなっちゃうから、やめてくださいよ?』
「いえ、また来て下さい!」
うーん、断りきれず貰ってきました。
こんなことをするより、焼いた本人か上の人から一言あれば、それで良かったのだが・・・。
この店は俺がまだ子供の頃、年に1度の俺の誕生日の時だけ、おやじが連れて行ってくれた、思い出深い店である。
開店してから五十年以上経っている老舗だと思うが、こんな初心者みたいなミスを犯すような店に成り下がったのだろうか?
残念だ・・・。
尚、作り直したステーキは、柔らかくて、きちんと【ミディアム】でした。
しかし、ガーリックの臭いが車内に着いてしまい、凹みました。
Posted at 2017/04/10 22:42:13 | |
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ボヤキ&怒り | 日記