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もとじのブログ一覧

2022年10月23日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 4

さてレースはなんとか終了しましたが、行動記録としてはここからが肝心。
家に帰るまでがF1観戦です。



後ろ髪を引かれつつC席を後にしたのが17時半。
大群衆の波にのまれながら出口に向かって移動する。
B席のあたりで東コースウォークの待機列が見えたが、
その余りの長さで断念する。



すっかり雨も上がっていたのでグランドスタンドの軒下で合羽を脱ぎ
散らかった荷物の片付けをする。
ついでに昼前から何も口にしていなかったので行動食で軽く腹を満たす。
この時間になるとグランドスタンドも出入り自由になっていたので
V2席からホームストレートとピットビルディングを眺め余韻を楽しんだ。



その後、再び歩き始め、メインゲートを出たのは18時25分だった。
こういうのを見るとまた来たいという気持ちになる。





今日の帰り道は、稲生駅の混み具合が分からなかったので、
便数が多いであろう白子駅経由とした。
だがメインゲートを出てすぐ、旧ボーリング場の横でパタりと人の流れが止まった。



なんと白子駅のシャトルバスの待機列がここまで延びていたのだ。
ここから列は牛歩の如くゆるりゆるりとしか進まず、
ようやく乗り場が見えたと思ったら今まで見たこともない脇の方へ行列が回され、
逆に乗り場がどんどん遠ざかっていく。一度はやんでいた雨もまた降ってきた。
時計を見ると19時を回っている。
ここでようやく帰りの新幹線の時間が危ういことに気づいた。

予約を取っていたのは名古屋21時39分発のひかり668号。
名古屋駅でコインロッカーから荷物を取り出したり、
乗車券を購入したりする時間を考慮すると
白子駅20時13分発の急行が最終防衛ラインである。
とすると20時には白子駅に着いておきたい。
だが依然としてシャトルバスの姿は近づいてこない。
この辺でプランBを考慮しなければならなくなった。
フェラーリのストラテジスト並みの脳みそをフル回転させて考える。

まずプランBは新幹線最終ののぞみに乗ること。
この場合、本来の小田原で降りることが出来ないので
新横浜まで行かなければならない。
だが新横浜から先の交通手段がないためタクシーを利用せざるをえない。
タクシー料金は2万はするだろう。
それに上手くタクシーが捕まえられるかも不明である。

となるとプランCは当日の帰宅を諦めて名古屋で宿を見つけることだ。
幸い翌日も休暇を取ってあり、新幹線は翌日へ乗車変更すればいい。
ここまで大枠を考え、さあスマホで検索しようと思ったら
なんとドコモのスマホが繋がらない。
この狭いスペースに万人単位の人が密集しているうえ、
このシャトルバス乗り場は鈴鹿サーキットの敷地でも端っこ中の端っこ。
携帯電波が非常に脆弱な地帯だったのだ。
ひたすらトライを繰りかえすも無情にも電波はつながらない。

名古屋駅で野宿する風景が頭の片隅をよぎったとき、
サブスマホを持っていたことに今さら気づいた。
だがこのサブ機は悪名高い楽天モバイルである。
天下のドコモでさえつながらないこの場所で楽天が繋がるわけないだろうと
半ばやけくそで楽天を起動させてみたらあっさり繋がった。。。
というのは、あまりにも電波の弱い地域であったがゆえに
楽天自社エリアでなくau電波をローミングで捕まえたのだ。
F1期間中、auだけは臨時基地局を設定してくれていたので、
かろうじて電波を拾えたのだ。

こうして旅行サイトでまずは今夜の宿探し。
日曜の夜なので通常なら宿はそこそこあるはずだが、
不運にもこの日は3連休の中日。
しかもF1開催中ということでめぼしい宿は空いておらず、
あってもかなり割高な料金設定。
だが背に腹は代えられず、なんとか宿を確保することができた。
(後日、通常料金を調べたら、1万円以上もボられていたことが判明)
次に新幹線の乗車変更。こちらも何とか翌日のひかりを確保することに成功。

こうして一連の手配を終えたころ、ようやくシャトルバスに乗り込むことが出来た。
時間は19時50分。バス待ちはおよそ1時間半に及んだこととなる。
乗ってしまえばバスは順調に進み、20時10分頃、白子駅に到着した。

駅の混雑はそれほどでもなく、ホームまではスムーズに到着。
そこへ間もなくやってきたのは急行名古屋行き。
なんと近鉄のダイヤが5分ほど遅れていて、本来乗れないはずの
20時13分発の電車に乗ることができたのだ。
となると本来予定していた新幹線で今日中に帰れたことになる・・・

だが当日だと宿代はキャンセル料100%発生するので、
これ以上予定を変えることはできない。
まあ後泊することで心にゆとりが出来てむしろ良かったのだと
何度も自分に言い聞かせた。

ちなみに後泊したホテルは素泊まりにも関わらず、
金・土2泊し朝食付きだったホテルの2泊分とほぼ同じ宿代だった。
しかも部屋は荷物を広げるのにも苦労するほど激狭。
まさにフェラーリ級のストラテジーである。

名古屋駅についてコインロッカーから荷物を回収し、
土砂降りのなかを歩いてホテルに到着。
もはや出歩く元気はなく、近くのコンビニで適当に食料を買って夕食を済ます。
濡れた荷物や合羽、ウェアを干してから自分も泥のように眠った。


2022年10月10日(月)
小雨

予期せなかった延長の4日目である。
新幹線は9時31分発なので、荷物を片付け8時半頃ホテルをチェックアウト。
名古屋駅の売店で土産物を買い足す。
この日の宿は素泊まりだったので、名古屋駅構内の住よしのきしめんを朝食とした。
以前、新幹線ホームの住よしを食べたときに、
そこも十分旨いがさらに美味しいのは在来線ホームの住よしだと助言を頂いたので
今日は3,4番線ホームの住よしで頂くこととする。
確かに揚げたての天ぷらが旨かった。



その後は定刻どおりに新幹線に乗り、小田原からは小田急、最寄り駅からはタクシーで
ようやく帰宅することが出来た。まあ長い長い帰路であった。

さてここで帰路の顛末をもう一度振り返ってみたい。
12年前の2010年も同じ21時半頃の新幹線で帰ったのだが
この時は名古屋駅で2時間くらい新幹線を待ったのだ。
その時の経験から新幹線の時間は余裕があると思い込み
その油断で帰りの綿密な乗り継ぎ時間計算を怠っていた。

まずスタート時間、2010年は15時、2022年は14時。
だが今年は途中に赤旗中断があったため、
レース終了し表彰式が終わったのが前述のとおり17時半だった。
ちなみに2010年はドライコンディションのため、表彰式終了は17時だった。

次にメインゲートまでの時間であるが、2010年はホームストレート入口に
位置するS席だったので、ゲート退出まではさほど時間が掛かっていない。
対して今年2022年はC席だったのでもともと距離が長いうえに、
途中で道草を食ったため退出まで1時間近く余計に掛かっている。
加えて2010年はシャトルバスの待機時間は、列こそ長かったものの
スムーズに行ったと記録されているが(逆算すると30分未満)
2022年は1時間半ほどかかった。

結果的に2010年は17時50分頃にはもう白子駅に着いていたのに対し
2022年の白子駅着は20時10分と2時間20分も遅くなった。
これにより(結果的には間に合うのだが)帰りの新幹線に乗ることが
出来なくなったわけだ。

今年に関してはマックスの戴冠シーンを見ることができたので、
後泊の宿代はその対価と考えよう。
だが来年以降の観戦に向けてはどうしようか?
観客席をグランドスタンド寄りにするか?
しかし今年見たC席は1~2コーナーの攻防からS字まで見渡せ、
応援席であるがゆえに雰囲気もよく
価格設定もお手頃で正直コストパフォーマンスの高い席だったと思う。
なので次回もC席で見るとすれば、名残惜しくはあるがチェッカーと同時に席を立ち、
途中脇目もふらずバス乗り場まで直行することが必須となるだろう。
もちろんレースが赤旗等なくスムーズに進行すれば16時は終わるだろうから
であれば時間的な余裕はさらに増すこととなる。

また稲生駅から伊勢鉄道で帰るというプランも選択肢にあがるだろう。
ただ伊勢鉄道は混み具合が予想できないので、
ギャンブル性が高いものとなる危惧が残る。
となると一番確実なのは白子駅まで5km歩くことかな。
それに向けて今から体力づくりを始める必要がありそうだ。

Posted at 2022/10/23 15:06:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ
2022年10月23日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 3

2022年10月9日(日)
曇り→雨→大雨→小雨→雨

いよいよ決勝日の朝。空模様は曇りだが昼過ぎから雨の予報がほぼ確定。
心して掛からねばならない。
昨日は遅めの出発だったが、今日は6時半に朝食を摂りに行く。
朝食会場はウェアを纏ったF1客でいっぱいだった。
おそらく昨日は我々の出足が遅かったせいで彼らと遭遇しなかったのだろう。

朝食を終え荷物を整えて7時20分にホテルチェックアウト。
名古屋駅に向かいコインロッカーへ荷物を預ける。
この日も大型、中型は全滅だったが小型はまだ空きがあった。
しかし金曜に比べると小型でさえ空きが少なくなっていた。

今日は過去2日と違い、近鉄特急を予約してあるので近鉄で鈴鹿へ向かう。
というか本当はJRの臨時特急鈴鹿グランプリに乗りたかったのだが
予約争奪戦に敗れた(開始数分で無くなった)ため
プランBで近鉄を予約したのだった。
また、一日くらいはメインゲートから入場し、
鈴鹿F1の雰囲気を思いっきり感じたいという気持ちもあった。



8時10分発の特急アーバンライナーの車内はやはりF1客が多かった。
だがホーム向かいの先発の特急ひのとりを見ると、
そちらの車内にもF1客がちらほら見られた。
ひのとりは白子に止まらないのにどうしてと思ったが
後で聞くと津まで行って伊勢鉄道で折り返して稲生駅を目指すのだそうだ。
確かにこのルートだと楽だし、シャトルバスが無いから時間も読めるので
ありかもしれない。



ひのとりに続き我々のアーバンライナーも出発し、定刻で白子に到着。
シャトルバス待機はそれなりに覚悟していたものの、
さすがに決勝日は三重交通の用意も万全で
列こそ長いものの滞りなくスムーズに進み、15分程度の待ちでバスに乗れた。





また待機中にレッドブルのお姉さんがレッドブルを無料で配っていたので
それを頂いたり、やはり無料配布していた中日スポーツの特別紙面を
頂いたりして過ごせた。



この日は中勢バイパスをバス専用道路として通行止めにしていることもあり、
20分ほどで鈴鹿サーキットに到着した。



バス乗り場からメインゲートは徒歩で10~15分ほどの道のりであるが
途中の場内道路沿いに非常に大勢の人が群がっていた。
噂には聞いていたが、ホテルからサーキットに向かう選手の入り待ちが
どうもこれらしい。
シャトルバスが予想よりも大幅にスムーズに乗れて時間に余裕が出来たこともあり
自分も30分ほどであったがこの入り待ちの集団に加わってみた。
遭遇できた選手、関係者は以下の通り。

 フェリペ・マッサ
 周冠宇
 クリスチャン・ホーナー
 バルテリ・ボッタス
 ピエール・ガスリー
 ケビン・マグヌッセン
 セルジオ・ぺレス
 ニック・デ・フリース



再び歩き始めいよいよメインゲートに到着。
この日は岸田首相が視察に来るということで、
各ゲートでは手荷物検査と金属探知機での身体検査が実施された。
数ヶ月前にショッキングな事件があったので手荷物検査は厳重で
リュックの中身は全部取り出さされ、ポケットも全てファスナーを開けて
中身をチェックされた。
ただレーンによって対応は変わるようで、別のレーンの人は軽く中をチラ見されただけであっという間に終わったそうだ。
見た目でなにか差別しているのであろうか・・・?



メインゲートから入場する鈴鹿サーキットの雰囲気はやはり格別である。
意味もなく写真を撮ったり、買いもしないのに売店を冷やかしたりながら
GPスクエアへ。











昨日までにも増して今日は外国人客が多いように見受けられた。



この時点では雨はまだ降ってきていないので、目いっぱいF1の雰囲気を
楽しみつつ移動し、11時過ぎにC席裏に到着。





まだ売店の列が短かったので、少し早いがこのタイミングで昼食を済ます。
トイレも既に列は出来始めていたのでこのタイミングで済ます。
そして雨雲レーダーを見るとどうやら15分後に雨が降り始める
とのことだったので、合羽上下もこの段階で着用。
準備万端整えてから自席に到着した。



着座するやいなや荷物もビニール袋に入れて雨から保護する。

2コーナーからS字までのコースマーシャルさん達が一堂に集まり、
C席の観客へ満員御礼のご挨拶。



またドラパレの後にウェーブをしたいとのことで、
マーシャルさんの合図に合わせ何度か練習をした。
この方々がいらっしゃるおかげでレースは成り立ちます。
それに加えて観客へもおもてなしの心を持ってくださり、
本当に頭が下がります。



そして12時からドライバーズパレード開始。





ここC席はレッドブル、アルファタウリ(要はホンダ)応援席なので
在籍する4人のドライバー達はC席の前で一度降車して観客に挨拶した。
その後、観客席からはウェーブ。上手くいったかどうかは・・・?



ドラパレの列がスプーンカーブに達した頃、とうとう雨が降り始めてきてしまった。
13時20分のスタート進行開始まであと50分ほど。
ここでもう一度トイレに行っておく。
だがみな考えることは同じでこの時のトイレは長蛇の列。
用を済ませて自席に戻れたのは、ピットオープン10分前だった。



降りしきる雨はやむ気配をみせるどころかむしろ段々強くなってきる気がするが
予定通り13時20分にコースオープン、スタート進行開始。
岸田首相の挨拶には特段の感想も持たなかったが、
水樹奈々さんによる国家独唱は圧巻で感銘を受けた。
そして14時フォーメーションラップ開始で、続けてレーススタート!
ですがみなさんご存じの通り、オープニングラップにアクシデント続発で
SC導入、続いて赤旗レース中断。

ここからの待ち時間が長く辛かった。
雨はやむどころかますます勢いを増し、気温も段々下がってきて
いくら合羽を着ているとはいえ体が冷えてきて本当に辛い時間だった。
自分は2007富士のF1を経験しているが、あれと比べても同じくらい辛かった。
むしろ15歳年を取った分、より厳しさが増していたかもしれない。
この頃は本当にキツかったので、後でスマホを見返したが
写真は1枚も撮っていなかった。

天気予報を見ても、2021年ベルギーGPのようにこのまま再開されず
レース開始から3時間を以て終了になるんだろうなと思ってた。
実際、辛さに耐えきれず帰路についた人も少なくなかった。
自分も帰りの辛さを考えると今のうちに席を立とうかなとも考えたが
どのみち17時まで待ってれば結論が出るのだからと思いひたすら耐えた。

ただ途中であまりの寒さに耐えかね、スタンド席を出て軒下の雨をしのげる所を探し
持ち合わせの衣類を全部着込んで体制を整え直した。
さらに相変わらず長蛇の列が出来ていたトイレも済ませた。
赤旗中に場内MCのピエール北川さんが、コース視察中のメディカルカーに合わせて
ウェーブを起こそうと盛り上げたことが報じられていたが
自分はトイレ待ちに並んでる最中だったため、これに加わることは出来なかった。

やっとの思いでトイレから席へ戻ると何だか周りの雰囲気が変わってる感じ。
いつの間にか16時15分にレース再開する旨がアナウンスされていたのだ。
そういえば全く気付いていなかったけど、雨もいつの間にか随分小降りになっていた。
こうして長い長い2時間以上の赤旗中断の末、ようやくレース再開。
SC先導で各車が目の前を通過したとき、観客席からは大拍手が沸き起こった。

その後いろいろあり、17時を以てレース終了。
優勝はマックス・フェルスタッペン。
チェッカーと同時に席を立つ人もいたが、せっかくホンダPU搭載車の優勝に
立ち会えたので、表彰式までひととおり見ていくことにする。
ジョニー・ハーバートによるインタビューの最中に審査委員会からの裁定がくだり
ぺレスの2位繰り上げとマックスの2年連続チャンピオンがなんとこの瞬間に決定!

ホンダエンジン車が鈴鹿で勝利するのが1991年のベルガー以来、
ホンダエンジン車の鈴鹿1-2も同年のベルガー-セナ以来、
さらにホンダエンジン車の鈴鹿でのチャンピオン決定も同年のセナ以来、
いずれも31年ぶりの快挙。

当時テレビでしか見られなかった光景を、
いま生でその場に立ち会えていることが嬉しくてかつ呆然としていて、
ただ観客席から大型ビジョンに映し出されている光景をひたすら眺めて
いつまでも感激と余韻に浸っていた。



Race Highlights | 2022 Japanese Grand Prix
Posted at 2022/10/23 10:06:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ

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レガシィ乗り継いで3台目になりました。 WRC、全日本ラリー等の観戦記を色々書いています。 ブログ→リンクに掲載してあります。 横向き隊会員NO.00...
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