
カート推進委員会 会長 澤圭太です。
レンタルカートを始めたけどあと1秒・2秒が詰まらない。
自分のカートを持ったけど壁に当たってしまっている。
そういう方にちょっとしたヒントを伝授しましょう。
まず、いきつけのコースに行って
ライン取りは合っていますか?
タイヤ1個分ぐらいはしょうがないとしても
皆が走っているところと違うところを走っていては
いけません。大丈夫?
まずは
速い人の走りを観察しましょう。
後ろ1LAPだけでもついて行くと新しい発見があります。
コーナー進入のスピードは案外自分の方が良くて
立ち上がりでグ~ッと離される・・・これよくある症状です。
そして
コースの脇でも見てみましょう。
自分の不得意のコーナーに行って
カートに乗る目線で見ていると
速い人のペダルワークが判るはずです。
特にラインは出口で外まで孕めない・・・という人が多いです。
出口でハンドル切ってしまったり
(これは大きな抵抗でタイムロスの大きな原因)
入り口のブレーキングがうまく行かずに
コーナーのクリップ付近でいきなりタイヤが食って
出口に向けてスピードが鈍って
アクセルを開けて立ち上がっても外まで孕めるスピードが
既に無い・・・という状態もあります。
コーナーリング中にギョギョッという音が出ると思いますが
ハンドルを切ってコーナーのクリップ付近で出ていませんか?
これは突っ込みすぎの症状です。
ブレーキングの90%は直線で終わらせ
ハンドルを切り込み始めた時にブレーキは10%だけ残して
ターンインの荷重用に取っておく
ギョギョッと音がするのはブレーキング時から
このハンドルきりはじめの部分より先ではダメですよ!
クリップに近づいていくときには
既に加速が10~30%始まっていて
クリップを通過したらハンドルは理想を言えば
真っ直ぐか?ちょっと内側に切っているぐらいで
加速ができるとバッチリです。
ハンドル操作はこぶし一個分です。
次にペダル操作。
アクセルからブレーキの踏み換えの時間
損してませんか?
ブレーキを踏んでから実際に効くまでの時間
アクセルを踏んでいないのはもったいない。
だから踏み変えはすばやく、ロス無くが基本です。
うまい人は両方踏んでいる時間があるぐらいです。
(下手にやるとブレーキが痛みますからオススメしません)
戻るようですが
運転姿勢も大事ですよ。
ついついコーナーリング時はハンドル操作に気を取られて
背中からシートが離れてしまう。
そうするとリアの荷重が抜けてしまいます。
ブレーキング時はしっかり背中を押し付ける
コーナーリング時は頭はしっかり進む方向に向ける
腕はハンドルを押すというよりは引くイメージで
腰は外側にグッと押し付ける
そして加速が始まったら
背中をちょっとだけ前傾にして
加速しやすいようにしてあげる。
これだけでカートの姿勢は安定します。
練習方法について
ダラダラと沢山走っても最初の頃は良いですが
タイムをあと1秒2秒詰めようとしたら
有効では在りません。
10LAPを1セットとして
混んでいるところを避けて走りましょう。
そしてタイヤが温まるように最初から
一生懸命走りましょう。
前につっかえてしまって抜けない時は
スローダウンするか?ショートカットして
空いているスペースで走ること。
抜くならさっさと抜いて
抜けないならさっさと違うところを走る。
無駄を省きましょう。
ライバルを見つけてその人の後ろに入るのも有効。
走りながらどこが空いているか?
誰が走っているか?
タイム表示はどうか?見れるぐらいの
視界の余裕が欲しいですね。
長い時間走っても思考回路と体力が衰えるだけなので
集中して考えながら走れる限度は5分前後。
短期集中を何セットもこなす・・・というスタイルが
オススメです。
この辺まで来ると
自分のタイムが表示される前にコンマ1秒単位で
予想出来る様になるでしょう。
失敗するとこのぐらいのロスだな~と言うのも判るはず。
ここまで出来て多分速い人の1秒以内ぐらいまで来れるはず。
ここからがセットアップの話やタイヤ一個分のラインの話、
縁石の使い方等の領域です。
速い人に自分のカートに乗ってもらうというのも有効です。
自分の走行シーンをビデオに撮影してみるのも良いでしょう。
どうでしょうか?
是非実践して見てください。
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Posted at
2006/03/29 11:28:57